蟹退治、前回までのあらすじ。
土曜日に駅前のD病院で「腹水がたまっている。女性でこの症状なら、最初に疑うのは婦人科の病気」と言われ、J大学付属病院に紹介状を書いてもらい、それまでのつなぎとして利尿剤(ラシックス)をもらった。腹水による腹満の緩和が目的。
*利尿剤の副作用?
日曜日。利尿剤を飲み始めて二日目。尿量が少し増えた気がする。お腹の張りも少し楽になってる。その代わりと言ってはなんだけど、軽く動悸がする。血圧が下がってるのかも。
わたしは水を多く飲むタイプで、一日に1.5リットルくらい飲んでしまうことがある。もっとも、それは健康な時の話で、お腹が出っ張ってきて息苦しくなってからは、500ミリリットル飲めば多いくらいだったかもしれない。なんせ食事ですらろくに食べられないくらいだったから。
水分の摂取量が減っていて、しかも飲んだ水はお腹にたまってしまう。そこへ利尿剤を飲んで尿として水が出てしまうので、血液量に水分がまわらない→血液量が減る→低血圧でドキドキハァハァ。絵に描いたような状況だ。予想の範囲内だし明日までのつなぎだから別にいいんだけど。
*J大学付属病院へ~問診票でドキドキハァハァ
月曜日。予定通りJ大学付属病院へ。
検査でたらい回しにされることは想定の範囲内なので家を早く出なきゃならない。ゆっくり朝食をとる暇がないのでヨーグルトで軽くすませて利尿剤を飲んでから家を出た。病院についたのは8:45ごろ。こんな朝早くから大勢人がいてげんなりする。
婦人科でD病院から借りてきたX線とCTの画像を渡して受付をすると、問診票を書いてと言われた。年齢・体重・病歴・飲んでる薬・アレルギーの有無・どんな症状が出ているかなど、ありがちな内容の他に、女性の場合だと内科や外科の問診でも妊娠の可能性があるかを聞かれる。病気の症状ではなく妊娠が原因ということもあるし、妊娠中に飲まないほうがいい薬や、しないほうがいい検査もあるから聞かれるのは当然。
婦人科の問診票は、基本の質問に加えて性経験があるかどうかなんて項目があるのだね。ああ、そこの殿方、お茶吹き出さないように。ビックリするのは殿方だけじゃないかもね。婦人科を受診したことのない女の子も、そんな質問されたらイヤだって驚きそう。
性の経験がなくたって婦人科の病気にはかかることがあるでしょう。ところが、婦人科の検査というのは、経験がなくとも経験上必要な部分に器具を挿入して色々とナニなことをするわけで……ってぼかして書くとよけいにドキドキするからヤメレ。まあ、平たく言うと、経験のない人は、女性器の入り口も小さくすぼまっているから、検査用の器具も小さいのを選ぶ必要があるかもしれないので、恥ずかしがらずに正直に答えておくべきかと。他にも理由があると思われますが、わたくしは専門家じゃないのでわっかりません。
他に初潮がいつか、生理周期は何日くらいか、最終生理日がいつだったか、なんて質問もあったような気がします。これも女性の体調を知るには必要な情報です。
どう? すこしはドキドキした?
進行が遅くて退屈させてそうな気がするので男性読者にもサービスで(いらんことすんな?)。
どんどん先に進めたいんだけど、長文が続くのもアレなのでいっぺん切ります。続きはまた明日にでも。ちょっとペースを上げなきゃねえ。