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おカイコさんの卵が来た

 小さい頃、群馬にある母方の祖母の家で養蚕をしていたので、わたしはお蚕さんをわしづかみにして育ちました。そして今も、芋虫をわしづかみにするオトナになったので、三つ子の魂というのは本当に百まで続くようです。

 そんなわたくしは、前から蚕を飼いたくて仕方がなかったのですね。でも、どうやって手に入れていいかわからない。いや、そもそも餌にする桑はどうするんだ、ということで、長いこと手をだせずにいました。

 去年だったか、一昨年だったか、もう忘れましたが、とにかく桑から育てようと思い、そこらの園芸店で桑の苗を買いました。桑のみがかわいらしいし、美味しいというので、マルベリーなんて名前で売られていたりするようです。

 それが今年、ずいぶん大きくなり、桑の実も沢山成りました。そろそろ飼えるんじゃないかな? 肝心のお蚕さんはどこで分けてもらえばいいでしょう。祖母の家ではとっくの大昔に養蚕をやめてしまい、今となっては飼い方を知ってる人すらいません。

 そんなことを、チラッと日記に書いたら、シバケンくんが、ある大学の研究室に問い合わせるといいよって教えてくれたので、早速メールを書きました。

 ところがですね、先方から音沙汰がないんです。あれーっと思ってスパムフィルタの履歴を見たら、大学のアドレスなのにスパム扱いされて削除されてしまいやがっていたのです。うわーん!

 でも、履歴にメールの本文も残っていたので、なんとか内容は確認できました。「何頭くらい必要ですか? どういう目的で飼いたいか、どのくらいの桑を用意できるのかで数が決まると思いますよ」と丁寧なお返事でした。

 そう、数なんです。そこがわからないポイント。飼い方は昔バラックで大量に飼ってるのを見て育ったし、若齢の時だけ気をつければなんとかなると思うのですが、果たして、どれくらいのスペースで、何頭くらい飼えるのかは大問題です。桑は庭にあるので足りなければ公園や河原でも調達できるし、様子を見て足りそうもなければ人工飼料も買えるから大丈夫だと思うんです。しかし、飼育スペースはそう簡単には増やせないのです。祖母の家は家業で養蚕をしていたので、広いバラック全体に養蚕用の大きなザルを広げて飼っていて、それが何千匹、何万匹いたのかちょっと想像もつきません。

 そこで「目的は単純に飼いたいからで、可能ならば糸も引いてみたいし、蛹は食べます。どのくらいから飼ってみるといいでしょう」というようなお返事を慌てて書いたのですが、それっきり先方からはメールが来なくなってしまいました。もしかすると、このド素人に渡すと飼いきれないと思われたのかもしれません。実際ド素人なので致し方がありません。あるいは、わたしのところでスパムフォルダ行きになっていたように、あちらでもなんらかのアクシデントがあったのかもしれません。

 しかし、このままでは勢いよく成長を続けている桑がもったいない。桑は他の虫にとっても美味しいはずです。このまま放置しておくと別の虫がやってきて食い荒らすでしょう。そうなる前に蚕にやりたい。

 仕方がないので別のところで通販することにしました。最近はほんと便利ですね。蚕の卵や人工飼料まで簡単に通販できてしまう。

◎蚕(カイコ)、繭、セリシンの高原社
http://www.kougensha.com/

ここで、白い繭を作る普通蚕種を、200個ほど購入しました。送料込みの 1500円 でした。500個までは何個でも1500円なのです。200という数は、おもいっきり適当に決めました。全部育ったら多すぎるような気がします。でも、全部は育たないだろうと想像したんです。想像なので実際どうなるかは乞うご期待。

 その卵がついさきほど普通郵便で届きました。普通の封筒で郵便受けに入っているのです。封筒に第四種蚕種と書いてありました。

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▲四角いプラスティックケースに入っているのが卵。孵化までの注意事項と振替用紙が同封されていました。さっそく料金を払いに行きました。

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▲プラケースを開けると、こんな白い紙袋が入っています。

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▲中には黒いツブツブが。これが卵です。わりとしっかりした粒でそっと振るとザラザラいいます。知らないと植物の種だと思うでしょう。

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▲水を含ませたティッシュと一緒に飼育箱に入れました。

 同封の注意事項に、孵化まで25度くらいを保って、湿度も必要だと書いてありました。とりあえず100円均一で買った飼育容器に入れて、水をふくませたティッシュも一緒に入れておこうと思います。25度を保つのが意外と難しいような気がします。ひょっとしてなんらかの方法で保温したほうがいいのかしら。明日100均一で温度計を買ってこようと思います。

 実は、蚕の卵なんて見たことがありません。あ、いや、ひょっとすると学校で教材として見たかもしれません。テレビなどでも見たことがありますが、実物は初めてです。

 祖母の家では卵を扱っていなかったような気がします。いきなり、二齢くらいの小さな蚕を飼っている感じです。幼児期の記憶なのであやふやだけど、農協のようなところで卵から孵化させて、たやすく飼える二齢幼虫を農家に卸すようなことを聞いた気がします。気がするだけなので違ってたらごめん。そのような状況なので毛蚕(けご:一齢幼虫)も見たことがないのです。

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▲本体の上にガーゼをかぶせてから蓋を閉めると、虫が小さくても隙間から逃げることがありません。蚕なので、タイミングよく餌さえやれば逃げないと思いますけどね。無事に孵化したら菓子箱にでも移します。

 飼育開始日を7月2日に指定したので、たぶん孵化はそのくらいになるんだと思います。蚕の孵化日は、なんらかの方法でコントロールできるらしいんです。どんな方法かはよく知りません。シバケンくんがものすごく詳しそうな気がします。ほんとに指定日に孵化するかどうか、ワクワクドキドキです。

タグ: カイコ

ウシ2号

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 ウシ2号です。水槽の掃除をしたので捕まえて写してみました。ウシなんとか氏はもっと大きくて、捕まえようとすると暴れるので簡単にはいきません。

 日曜に天気が良かったら捕食シーンを動画で撮影してみようかな、と思ってます。雨だったら中止。天気が悪いと何を写しても黒っぽくなってダメです。

タグ:カエル

センナリビョウタン

センナリビョウタンの雌花

 センナリビョウタンは雌花ばっかり次々に開花してます。ヘチマなどは雄花から咲き始めるのに不思議なことだと思って検索してみると、
http://www.osaka-c.ed.jp/ed/h19/techno01/hyoutann.html
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ヒョウタンには雄花と雌花があり、親づるには雄花しかつかない。そのため、親づるを早めに摘心して、子づる(孫づる)を伸ばす。
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 なんと、雄花は子づる以下にしか付かないのですかっ!
 親づるの摘芯はもうしてあるんですが、まだ子づるの成長が足りないんでしょうね。

タグ:植物 園芸 瓢箪