パルミジャーニ・フルリエの最高峰モデル、レ・ローズ・カレ コレクション・グラン・フー「ロサ・セレステ」が発表
2021年、パルミジャーニ・フルリエは創立25周年を記念して、その歴史の中で最もハイレベルなプロジェクトのひとつとなる「ラ・ローズ・カレ」という約3億円の懐中時計を発表した。
パルミジャーニ・フルリエスーパーコピー時計 激安 代引きのアトリエで完全に修復されたルイ=エリゼ・ピゲ作のグランソヌリ搭載キャリバーをベースに、13人の専門家が協力し合って完成させたこの懐中時計は、貴重なウォッチメイキングの遺産を継承したものだった。
そして2022年、ラ・ローズ・カレ(La Rose Carrée)は、5本のミニッツリピーターからなるシリーズ「レ・ローズ・カレ(Les Roses Carrées)」へと進化を遂げた。
2022年12月2日、創業者ミシェル・パルミジャーニの誕生日に、このコレクションの第1作目となる「ロサ・セレステ」が発表された。ロサ・セレステは、ミシェル・パルミジャーニにとっての特別な色であるブルーを、グラン・フー エナメルで彩る特別な作品である。42mmのホワイトゴールド製ケースには、ローズ・カレ(四角い薔薇)モチーフが手彫りされている。ハンターケースバックのカバーと荒く削られたダイアルは、ブルーのグラン・フー エナメルで贅沢に覆われている。
ロサ・セレステは、懐中時計「ラ・ローズ・カレ」の特徴をすべて受け継いでいる。ハンターケースであることを示すケースバックの2時位置にある蝶番。カバーには大きな四角い薔薇が手彫りで描かれており、何層ものエナメルで覆われている。直径42mmのケースは、ホワイトゴールドのブロックから切り出される。
ベゼル、ラグ、ケースサイドには、ローズ・カレと同じ黄金比を数学的に導き出した、螺旋状のモチーフが職人の手で刻まれる。これらの彫りは金属の硬い表面にノミで刻み込まれ、アルゴリズミックな進行で次々と彫られていく。この作業には、極めて高い精度と膨大な時間、そして長年の経験に裏打ちされた確かな手腕が要求される。
ケース、ダイアル、カバーのいずれにも、グラン・フー エナメルの技法が用いられている。ゴールドの各要素は、まず砕いたガラスからつくられるエナメルで覆われる。ガラスは、一層塗布するたびにさらに細かく研磨され、金属酸化物で着色し、地金と同じ色でグラデーションを作る。焼成は800℃の高温で、一層塗布するたびに行われ、それを6層にわたり繰り返し行われる。焼成するとエナメルが溶けて艶が出るが、すでに艶が出ている下の層が再焼成されるリスクもある。これを防ぐためには、温度、時間、材料、塗料における精度が重要な役割を果たす。
音を奏でるカテドラルゴング。ムーブメントを1周半する並外れた長さは、より深く豊な音、より持続的な振動、より感知しやすい強い響きをもたらす。ムーブメントはケースの中に吊られていて、ゴングのヒール部分はダブルスクリューでケースと物理的に接続している。ケースバックとミドルケースのデザインを見直し、共鳴ポケットをつくり出し、ホワイトゴールドの質量を軽くした。このふたつのポイントは、鳴り響く音の質と音域を高める効果がある。
そして、最後の品質基準としたのは、鳴動シーケンスが自動的にデッドタイムをスキップすることで、例えば3時19分には3回の時報の後、直ちに2回の15分鐘が鳴り、さらに無音になる隙なく最大4回の分鐘が鳴りわたる。
ブリッジの形状、ブリッジの輪郭のくり抜き、オープンワークの大きさと範囲は芸術的な特徴であり、仕上げとディテールに細心の注意が払われていることを示す指標でもある。キャリバーPF 355のスケルトン化は、2016 年に当時パルミジャーニ・フルリエの最高峰モデルに搭載された「クロノール」と呼ばれるキャリバーPF 361を想起させる。曲線と反曲線、調和のとれた湾曲、面取りの深さ、114箇所ある内角と外角などから見られるように、ロサ・セレステは職人の偉業が結集した作品である。面取り、研磨、表面加工はすべて手作業で行われる。このように、美しさ、希少性、実質が、茎、花びら、香りとして一体となり手首に咲く薔薇をつくりだしている。
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