とりいそぎ興味のある人用のメモ。明日9月14日に鹿浜の北野神社だか北野稲荷神社だか言うところで三匹の獅子舞があります。午後三時半ごろからで三十分くらいで終わります。
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地図上に神社名がないけど、この印の場所が「東の北野神社」です。
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この写真で言うと十字路の左に見えてるのが「北野稲荷両社」
このあたりに北野稲荷が二軒あって、この会場は「東の北野稲荷神社」らしいです。わたしも正確なところはよくわかんないけど、場所はここです。
今日は宵宮であすが本宮だそうです。今日見てきましたが八潮の二丁目とも花園とも戸ヶ崎ともまた違って面白かったですよ。葛飾方面からだと、交通の便がかなり悪いんだけど
-東武線の西新井から王子行きの東武バスに乗って鹿浜三丁目交差点で降りて徒歩5~10分くらい。
-日暮里舎人ライナー(モノレール)で「西新井大師西」で降りて1.6kmくらい根性を入れて歩く。
て感じです。
亀有駅から王子行きのバスに乗ってもいいけど日に二往復しかないので不可能です(だからわたしは東武バスが嫌いだ!!)。
*追記:江北鹿浜の獅子舞
三郷市戸ヶ崎の獅子舞には洪水をしずめる意味があり、八潮市のものは雨乞いなどの意味があり、足立区花畑の獅子舞も疫病避けや雨乞い祈願の意味がありますが、鹿浜の獅子舞には、そういった祈願やまじない的な意味はなく、神様に舞を奉納するのが主な目的だそうです(参考>足立区教育委員会発行「史跡と文化1」昭和51年刊の小冊子)。
昭和37年まで行われていたのが一度とだえたのを地元の鹿浜中学校地歴部が復活させ昭和44年にはテレビで紹介されたことがあるそうです。全曲を通して演じると四時間かかるとのことですが、現在は三十分くらいにまとめて演じられています。
▲開始時は獅子が顔を隠している(八潮市二丁目と同じ)。鳥居の前でずいぶん長いこと立ちっぱなしで太鼓を叩き続ける。
▲むしろを敷き詰めた庭までくると草履を脱いで、地下足袋を水で清めてから庭にあがる。介添えをしている人は踊りの指導などもする有識者のようなのですが、宵宮・本宮ともにこんなラフな格好で。獅子は足を清めるのに介添えは土足で庭にあがりこむ。でも、こういう状況はここだけの話ではなく、花畑以外の会場では多かれ少なかれ同じ状況で、獅子とのギャップが激しい。
▲13日宵宮の様子。花笠の子供達はいなかった。この写真はトロロラと言われる演目。トロロラは笛の音をあらわしたものか?
演目
-かぐら:ほかの神社では太刀懸りや剣掛などと言われる剣舞
-トロロラ:三頭が並んで舞う
-ツンツクレ:三頭の獅子が角を突き合わせておどる
-ピローラ(ヒローラ?):ほかの神社では雌獅子隠し、または花廻りなどと呼ばれるものと同じ。ただし、ここのは行方不明になった女獅子を発見する所作がない。
-まきあげ:太鼓を叩きながら場を一回りするだけの短い舞。
-おかざき:顔を前垂れで隠して退場するときに演奏される。獅子は歩きながら太鼓を叩くだけ。
戸ヶ崎・八潮の二丁目・花畑では櫓のようなものを作ってその下で舞うのですが、鹿浜はむしろを敷き詰めるだけ。むしろに上がる前に、獅子は草履をぬいで足を水で清める。介添えは土足(なぜ?)。四隅に座布団をおいて花笠の子供達が座る。
入場する時は顔を布で隠しており、舞う前に介添えに手伝ってもらって顔を出す(八潮市二丁目では舞ながらあるタイミングで顔を出してたと思う)。
ピローラの途中で花笠の子供たちが立ち上がり一カ所に集まる。獅子が三頭つらなって花の中を廻る(花廻り)。何度か廻ったあとに女獅子だけが花の中に残る。ほかの地域の獅子舞では、大獅子と中獅子が女獅子を探し、発見する所作が続くが、鹿浜のは女獅子ぬきで舞うだけで、探したり発見したりの所作はなく、そのまま終わってしまう。