*6月29日、地球に負けた
毎年「旧海の日(7月20日)まではエアコンを使わない。それが地球への挑戦だ」と言い続けて7月頭には負けてしまうわたくしですが、今年も6月29日に負けました。暑さにではなく湿度に負けたのです。雨が降ると風と一緒に窓から吹き込んでくるので窓を開けられません。仕方なくエアコン作動。
*半夏生(はんげしょう)にタコを食べる?
今日は雑節(ざっせつ)の半夏生。太陽黄経が100度に達する時、夏至から数えて10~11日目にあたる日で、新暦でいうと7月2日頃にあたります(年によって違います)。関西方面では半夏生の日にタコを食べるって本当ですか? なんでもタコの足をイネが根を張るようすに見立てているらしいんですけど。しかも、この日にタコを食べるから蛸研究会が7月2日を蛸の日としているとか。
◎蛸研究会
http://www.aa.isas.ne.jp/redwell/
http://www.aa.isas.ne.jp/redwell/takoken/kinenbi.html
# 8月8日をタコの日にした別の団体もあるようです。
タコの方はともかく、半夏というのはカラスビシャクという薬用にする植物のことで、この時期にカラスビシャクが生えてくるから半夏生(半夏が生える)と呼ばれるようになったらしいんです。
この説を聞くたびによくわからないと思うことがいくつか。
・カラスビシャクを半夏と呼び、半夏を薬にするのは中国から渡ってきた知識だと思うんだけど、中国と日本では気候が違うはずなので、同じ時期にカラスビシャクが生えるのかどうか。
・そもそも雑節の半夏生は中国にもあるんだっけ?なかったような気がするんだけれどうろおぼえ(雑節と呼ばれるものの中には日本固有のものもあったはず。八十八夜とか二百十日とか)。
今ちょっと時間ないので調べないけど、調べて教えてくれる人がいたら今日一日くらいは神としてあがめます。まあ、聞いてもないことは教えてくれる人がたくさんいるのに、調べてほしいと言うとスルーされるのが世の常というものですが。
◎珍獣様の博物誌・カラスビシャク
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/plantoj/pinell01.htm
あ、ちなみにですね「はんげしょう」と呼ばれてる植物には二種類ありまして、ひとつはカラスビシャクのことで、もうひとつは「カタシログサ」のことです。カタシログサは葉っぱの半分が白くなるので半化粧という字を当てることがあります。雑節の半夏生の時期に白い葉が目立つようになるので半夏生という字もあてるようです。カラスビシャクとはまったく別の植物です。この話は知ってるので教えてくれても神様扱いはしません(笑)
*先負をなんと読むか
「TA-NA-BA-TA」の中で六曜の先負に「せんまけ」というカナをあてたら「さきまけ」じゃないのって言ってる人がいるみたいなんだけど、「せんまけ」「さきまけ」「せんぶ」「せんぷ」など全部正しいですからー。
まあ、仏滅(ぶつめつ)や大安(たいあん)と違って、先負や赤口なんてほとんど発音しませんもんね。たまたま話題にしたらご近所の人と違う発音で読んでたなんてことはありがちな話かも。
*リアルでも七夕をやろうと思い
ゲーム用にでんぐりを勝ったので、リアルでも七夕をしようと思い笹を用意したとたんに雨。笹はベランダでずぶ濡れになっていて今さら部屋に入れられない。飾りつけする前でよかった。
新暦で七夕をやると、まだ梅雨明け前だったりして雨に降られることが多いんだよね。仙台みたいに月遅れで8月7日にやるのが賢いような気がする。わたしは昔の人みたいに旧暦でやりたいんだけど花屋さんに笹が出回らないのでいつも不発。今年の旧七夕は8月19日です。