いくらなんでもそろそろ餌をたべさせないと。思えば水面から顔を出して息をするようになった頃から生き餌を入れてやるべきだったのかもしれない。
釣具屋で生きた赤虫を買ってきて入れてみた。あまり興味がないようだ。顔を水面に出してることが多いので、赤虫のように沈んでしまうとみつけられないのだろう。
どんどん羽化しているハグロハバチを半殺しにして入れてみた。もがいているのを目の前に置いてやったら一瞬で食いついた。離れたところから体ごと飛びかかってバクッとやる。そうとう空腹だったようだ。面白いので次々に入れてみたところ、まだ距離感をうまくつかめないようで失敗率が高い。一度失敗するとあきらめてしまう。虫も半殺しにしてあるのですぐに水に沈んでしまう。動かなくなるともう興味がなくなるようだ。
バジルに巣くっているベニフキノメイガの幼虫を石の上に置いてみたら、これまた一瞬で食いつく。明るい色をしているので見分けやすいのかもしれない。沢山とってやろうと探してみたが、こんな時に限ってみつからない。
仕方なくダンゴムシを石の上に置いてやったら、これも気に入ったようで一瞬で食いつく。ウシなんとかさんは大きくなるとアメリカザリガニを食べるそうだから、ダンゴムシのような固い殻のあるものでも問題ないのだろう。
ダンゴムシならいくらでも取れる。なかなかいいと思い、次々に放り込んでみたが、彼らは丸くなってしまうのでかなりの確率で水に落ちて死んでしまう。落ちないまでも岩の上でじっと動かなくなってしまい、ウシなんとかさんの興味をひいてくれない。
川でテナガエビの幼体だか、スジエビだかを取ってきて入れてみた。まるで興味がないようだ。でも、夕方以降、エビの数が減ってるようにも見える。もしかしたら食いついているかもしれない。石の影に隠れている可能性もあるが。
いつも顔出してる
こうやってずっと水面から顔を出すようになると動くものに興味をもつらしい。水槽越しに手をひらひらさせるだけで何かを狙うように体の向きを変えたりする。オタマ時代は瞬きをしないけれど、カエルになると瞬きをする。三日かそこらでオタマ眼からカエル眼になってしまう。昆虫の変体もおもしろいけど、カエルのそれは脱皮もせず目の前で繰り広げられるんだから驚きにたえない。
オタマジャクシたちは相変わらず変化なし。やはり植物質の餌がすきなようで、ホウレンソウやレタスを茹でたのを食べている。それと、石にくっついているぬるぬる、たぶん藻類なんだと思うけど、そういうのをこそげ取って食べているようだ。
ウシなんとかさんの写真は現在整理中。時系列に並べたらきっと面白いはず。
[翌朝の追記]
朝見ると、エビは4頭ほど死んでおり(低酸素に弱いそうだからそのせいだろう)、残りは元気に水草の掃除をしているみたいだから、ウシなんとかさんはエビをほとんど食べていない。今の大きさだと口に入らないのかもしれない。やはり虫を入れてやるべきだ。