*ついうっかりエヴァンゲリオンを
「エヴァンゲリオン」が十年ぶりに映画化されたという話は聞いていたんだけれど、前の映画がアレだったので、もう誰もだまされないよと鼻先でせせら笑っていたわたくしです。でも、おともだちが見に行くというので、十年目のお祭りだから行ってみようかなーという気持ちになり、でかけてみたんですけど……
うーん、いやその、前のよりはずっと、はるかに、256倍くらい普通の人が見られる感じになってたけど、これテレビでやってたやつの総集編を「新しく作り直した」だけなのね。今回の映画だけならテレビ映像を切り貼りしても作れちゃいそうなんだけど、来年オリジナル設定を含む映画の続編をやるので、新しく作る部分とのギャップが出ないように全部新しくしちゃった感じ、なのかな。もしかしたらコアなファンの人が見ると「ここがこんなふうにすごくなってて、充分に新作として楽しめる」とか言うのかもしれないけど、わたしゃ「あんた馬鹿?」的な感想しか持てんかった(注:今回アスカは出てこなかった)。
どうせなら、昔の映像を切り貼りして作った上で、オリジナル部分を最新技術で「どう見ても10年前のセルアニメにしか見えない」ように作ってつなげて「おい、これどのへんがオリジナルなんだ?」と言わせてほしかったです。
*民族プチ移動の日
お彼岸なので埼玉へ向かう幹線道路が全部渋滞しちゃってる。普段見ないような遠くのナンバーをつけた車がずらーっと。このあたりは埼玉へも千葉へも川を越えなきゃ行けないから、橋のあるところが毎年ものすごい渋滞になってしまう。お彼岸には死んだ人があの世からかえってくるというけれど、ここでは生きた人異国へ向かうために狭き橋に殺到するイベントと化してます。年に二回とはいえ、どうにかならんのかなあ。
*イナゴを取りに行ってみたんだけど
そろそろイナゴの季節なんじゃないかと思い、毎年イナゴやトノサマバッタを取りに行っている江戸川沿いのポイントに行ってみたんだけれど、今年はぜーんぜんいないんでやんの。去年も「少ないなあ」とかいいながらけっこう捕まえたのに、ほんとにぜんぜんみつからなかったわ。
いつも松戸市でコスモスの種をまいてるあたりなんだけれど、今年は台風9号のせいで「全部流れちゃいましたー」みたいな看板がたってた。どうやら河川敷ぜんたいが浸水して、虫もいっぺん流されちゃったんじゃないかという感じ。コオロギの鳴き声はしてたから、バッタもまったくいないわけじゃなさそうだけど。
浸水の残りらしい水たまりにタナゴだのオタマジャクシだの、ハゼっぽいものだのがビチャビチャ跳ねてたから、イナゴのかわりに袋詰めにしてお持ち帰りしてみたよ。どうせ明日には死んじゃうだろうなと、適当に水槽に放り込んでみたんだけど、今朝も元気に泳いでる。あちゃー、また新しい生き物をしょいこんでしまった。
カエルもカニも元気だし、密かにヤゴも飼ってたりするんだけどねー。
*慎吾ちゃんの映画「西遊記」
エヴァなんか見ちゃったので、ついでだから「西遊記」も見たんですよ。もちろんマチャアキの西遊記を越えられるものなんかないんだけれど、あくまで頼りなくまったくカリスマっていない深津ちゃんの三蔵法師や、ほんとうにただのサルなんじゃないかと思えるほどレベルの低い慎吾ちゃんの悟空も、テレビで見てる分にはそれなりに嫌いじゃなかったので。
ただねー、映画はダメ。急に話がきまってあわてて作りましたみたいな退屈なストーリーに前半ずっと眠かった。慎吾ちゃん版のテーマになってる「ナマカ」についても、ストーリーでなく安い演説で説明しようとするからまるで説得力ないし(^^;
ただ、アクションはそれなりによかったかなあ。あ、よかったというのは役者が上手に演じてたという意味ではなく、アクション監督が偉いという意味で。でも、あっちこっちCG処理してあった感じがする。蹴りなんか、あの役者がこんなに高くてなめらかな蹴りを出せるわけないよねー的な部分が大量に……まあ、しょうがないか。でも、レギュラー陣のアクション演技はテレビの時よりずっとレベルがあがってる。テレビでは、下で受け止めるかっこをしてから上から武器が落ちてきてたけど、映画ではその手のお遊戯的な演技は目立たなかったと思うから。
敵キャラの西洋ファンタジー的なデザインは、個人的にはあまり好みじゃないんだけれど、最後の最後で鹿賀丈史(金角大王)が出てきてちょっとだけ演技すると、いきなり全体が重くなってかっこよく見えるのはスゴイというか、そこまで来ると「ああ……今まで気づかなかったけど、加賀意外全員ダイコン大安売り」と脱力するというのもあるんだけれど、まあ、しょーがない。
道化役ではない仙人的な役柄を小林稔侍がやっていたんだけれど、どうしてもタダの道化役に見えるのはシナリオのせいかもしれない。どうせ道化てみえちゃうんなら大穴ねらいで岸部シローとか起用してたら友情出演的で面白かったかも(そしたら西田敏行やマチャアキまで呼ばないといけなくなるかもしれないけど)。
そういえば、ラストで慎吾ちゃんが如意棒をくるくるっと操ってたけれど、あれはCG処理じゃなく本当にやったの? だとしたら偉いなあ。勉強してる。テレビドラマでは棒術のぼの字もできてなくて、最終回にマチャアキがお釈迦様役ででてきて「ほい、ほいほいほいのほい」という感じで如意棒をあやつって見せたとき「マチャアキすげえ。あんた、やっぱりすごすぎる!!」と思ったけれど、映画ラストの慎吾ちゃんは、そのくらいには見えてたよ。でも、よく考えたらそこだけだったかも。つまり、アクションのあちこちでやってみせられるほどにはできてないんだろうね。もしくはCG?
*midomiに軽くはまったかも
midomiは、メロディー検索系SNSというか、あれなんだっけと思った歌を鼻歌でふふふーんとやって検索すると似たメロディーをひっかけてきてくれる便利なツールなんだけど、噂をきいてなんとなくはじめてみたら、軽くはまったかもしれない。
だってね、これ、検索でヒットするメロディーってのがMIDI音源とかじゃなく、会員が自分で歌った肉声がひっかかるのよ。うまい人もいれば、そうでない人もいるけど、どっちかっていうとヘタ目の人が面白い。完成しちゃってるプロの歌を聴きたいならCD聞くしねー。
著作権その他の心配はサービスを提供してる会社が心配してくれるらしいので、今のところ何も考えず、いろんな歌を歌って登録してしまえる。わたしは昔、レコミュニがこうならないかなーと夢想してた時代があるんだけれど、あそこはレベル高くて素人が参入できるような感じじゃないし、これからはmidomiだなー、なんてことを言いながらへたくそな歌を二十曲くらい登録してしまった。
◎chinjuhのマイページ
http://www.midomi.co.jp/index.php?action=main.profile&username=chinjuh
自分で歌ったり、検索したりするのにマイク(安いので大丈夫)がいるんだけど、そういうの持ってなくても文字で検索もできます。もちろんすべて無料。検索だけなら会員登録はいらないんだけど、よかったら登録して、珍獣様をお気に入りに入れてください(笑)
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