*今日やること
-蚕の餌やり(朝の分は終わり)
-花やら野菜やらに水をやる(やった)
-桑をとりにいく(やった)
-厚紙を買う(蔟づくりに使う)やった
-ホッチキスを買う(蔟づくりに使う)やった
-すだれを買う(カエルの日よけ)やった
-蔟をつくる(やったけどまだ足りない)
-カエル水槽の掃除(やった)
桑をとりにいこうとしたら突然雨がふってきて中止。雨は一瞬であがったみたいだけど雷が鳴っているので様子を見ています。あ、また降ってきた。しばらく出られないなあ。
*衣装ケース飼育はイイ
蚕の飼育は、小さい頃に見た養蚕をやってみたいという意図があったので、できるだけ昔おぼえたようなやり方でやってみたかったのですが、蚕の食欲に負けて衣装ケースにつっこんだのは昨日のメモに書いたとおり。
笊にひろげて買う方法だと、桑がしおれたり、乾燥したりして無駄になります。すこしでも長持ちするように、あらかじめ水につけてパリッとさせてから与えたり、たまに霧吹きで保水したりもしましたが(Sariさんありがとう)、それで保たせるのは限界があるので、少ない量をこまめにあげなきゃいけません。
▲空気が通るように、少しずらして蓋をする。しまった。流れからいってここでは中に桑がどっさり入っていなきゃいけなかったのに(笑)
問題は桑の乾燥なので、乾燥を防げればいいはずです。蚕を衣装ケースに入れて、桑を枝ごとのせてやりました。あまり大量に入れると身動きがとれなくなるのではないかと思い、最初は遠慮がちにやっていたのですが、枝ごとだったら良い具合に隙間が出来るので、かなり大量にのせても大丈夫そうでした。
一メートルほどの桑の枝を六本くらい、衣装ケースに入るサイズに切って入れてみたところ、八時間後に「まだ余裕だけど、そろそろ餌をやらなきゃね」という感じになりました。八時間保つとかなり楽です。可能ならば明日は出かけようと思うので、桑の枝を八本に増やして実験中です。半日くらい保つといいんですが。
▲一晩(だいたい八時間)たつと、あれだけ入れた桑がすっかりなくなってる。おそるべし、五齢幼虫の食欲。
衣装ケース飼育は楽です。昔の養蚕に思い入れがないなら、最初からこうやって育てるのが良さそうです。一齢から三齢までは大して餌を食べないので、一日に一度桑を交換すれば済みそうだし、四齢以降もこの方法ならば朝夕の給餌で足りるでしょう。これなら学校や仕事で家を空けても大丈夫。
蚕の五齢時代がもし一カ月も続いたら、養蚕農家のおばちゃんたちは過労で死んでしまうと思いますが、幸いなことに六日くらいで「ずー」になって餌を食べなくなります。そして上蔟(じょうぞく)して繭を作るのです。うちの蚕は十六日中に脱皮したので、予定通りなら二十三日か二十四日には「ずー」になりそうです。
群馬では、五齢蚕が繭作りの準備に入り、体の色が飴色になった状態のことを「ずー」と言ってました。「この蚕はハァずーになる」なんてことを言ってたと思いますが、これまたなぜそいう言い方をするのかサッパリわかりません。上蔟の「じょう」か「ぞく」が変化したのか、あるいは熟蚕(じゅくさん)の「じゅ」が変化したのかな、と想像しています。ずーになった蚕を、蔟(ぞく、まぶし)にくっつけてやることを上蔟(じょうぞく)と言います。蔟についてはあとで説明します。
雷が遠くなってきたので、とりあえず買い物に出てみます。厚紙とホッチキスと簾ね。メモメモ。