昨日の繭はけば取りをして、こうなりました。大収穫です。夏の大失敗を取り返した気分になりました。今度こそうまく糸を取る方法を模索しなくては。だのになぜ勉強しに群馬に行こうとすると延期になってしまうんだろう。
常識はずれに大きな繭が二個あります。右下の小さい繭は標準サイズです。
同じ場所で繭を作り始めると、合体して大きな繭ができちゃうんですね。でも、こういう繭は糸にはできないんじゃないかな。二頭分の糸だから、糸端が二本あるはずです。同時に引いたらうまくたぐれないでしょうし。片方だけ引いたら途中で絡んで切れてしまいそう。
蛹を出してみたところ、どちらもオス・メスのセットで丸く収まっているようです。これぞまさしく愛の合作! いや、単なる偶然だとは思いますけど。
昨日は繭の数を数えました。182個ありました。
まだ営繭中の育ちの遅いのが 7頭います。
2頭入りの繭が 2個ありました。
6頭死んだのは確認しました。
182 + 6 + 7 + 2 = 197
200頭注文したので、 3頭が行方不明ですが、卵のまま孵化できずに死んだ分でしょう。
蛹の雌雄については次の記事で。
農家ではもっともっと目のあらい笊の上に紙を敷いて蚕を飼います。桑や糞から湿気が出るので、目がつんでいると黴てしまうのです。
写真はわたしが蚕を飼うのに使った笊ですが、蚕座紙(模造紙を使ってます)を頻繁に換えていても黴がはえてしまうのです。黴が病気の原因になるかもしれないので、ちょっと困りました。
もっと具合のいいものはないもんでしょうか。梅の土用干しに使う笊は目がつんでいてダメでした。