図書館でこんな本をみつけて、写真があんまり美味しそうなもので、購入してしまいました。boobleで。朝頼んだら翌日のお昼に到着してぶったまげたよ。在庫有りとは書いてあったけどさー。こりゃ、街の本屋さんはそうとう頑張らないと通販サイトに勝てないねえ。
まあ、それはともかく。ロシアといってもこの本で扱っているのはバルト三国、黒海沿岸、中央アジアといったモスクワから遠く離れた地方の郷土料理で、トルコやモンゴル、インドや中国の影響を受けた料理がたくさん。西のほうのアジアに興味がある人だとよだれが止まらない本なんだよ。
あれもこれも作ってみたいんだけれど、とりあえずこんなのを作ってみました。ウズベキスタンのお菓子で「カトラマ」木のみの渦巻き菓子だって。
カテゴリーとしてはパイなんだと思うのね。作り方が面白いの。強力粉で作った生地にバターを塗ってクルクルっと丸めるでしょ。それを包丁で輪切りにして、切り口を上にして潰すの。こうやると、いわゆるパイみたいに生地が何層にもなる。中国に葱餅(ツォンピン)とか葱花餅(ツォンホワピン)というネギ入りのお焼きがあるけれど、あれと発想はおんなじ。で、作った生地に、メレンゲとクルミ、ドライフルーツで作った甘い具を包んでオーブンでちーんとやればできあがり。わりと簡単でした。
味は、みのもんたが宣伝してるソイジョイに似た感じの、ちょっと重たいクッキーみたいになるの。西洋のパイ生地みたいには軽くないです。広大な大地がはぐくんだお菓子の趣ばっちりで、ロシア風に牛乳をたっぷり入れた紅茶にジャムをそえたりすると、思わすコサックダンスを踊りたくなるかもしれないし、ならないかもしれないし、まあとにかく美味しいのよ。
詳しい作り方は本に載ってるので、興味があったら上のリンク(本の表紙画像をクリック)から通販してくれてもいいし、ご近所の本屋さんで購入してもいいし、とりあえず図書館に飛び込んでリクエストしてみるのもいいしって感じです。
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