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とうとう流通在庫が切れました

 蒟蒻畑が好きなんです。

 マンナンライフが蒟蒻ゼリーの製造を中止してからも、そこらのドラッグストアにはまだ流通在庫が並んでいました。わたしはそういうのを買っていたのですが、今日見に行ったら、蒟蒻畑があった場所に、他社の類似品が山と積まれているじゃありませんか。

 同様の品がすべて消えていくんなら、安全対策ができるまで我慢しましょうねと思うけれど、この仕打ちはあんまりなんじゃないのかなあ。


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▲左:蒟蒻のおかげ|右:ぷるんと蒟蒻ゼリー
 両方とも群馬の会社だし悪くはいいたくないです。でもパッケージのデザインからしてマンナンライフのマネだしあからさまな類似品にしか見えないのがかなしい。

 どちらにもお年寄りには食べさせてはいけないという警告文がしっかりある。このあたりは業界全体で共通の警告を入れる決まりになっているんだと思う。

 ちなみに、袋の口が開いているのは買ったそばから開けて味見をしたから。

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▲蒟蒻のおかげ
「オリゴ糖を使用したフルーツ味のこんにゃくゼリーです」
株式会社下仁田物産(群馬県下仁田市)
熱量 100gあたり94kcal
糖質 100gあたり32.6g
22g*9個入り
購入価格 99円

 食感は、蒟蒻畑と同じとは言えないけれど、さほど悪くない。ただ、とにかくめちゃくちゃ甘くて二個目に手が出ない。

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▲ぷるんと蒟蒻ゼリー
「プチサイズでおいしい食感の蒟蒻ゼリーです」
オリヒロプランデュ株式会社(群馬県高崎市)
熱量 22gあたり30kcal(100gあたり約136kcal)
糖質(炭水化物) 22gあたり7.4g(100gあたり約33g)
22g*12個入り
購入価格 199円

 カップではなく袋入りなのは誤嚥下防止の工夫かもしれないけれど、そのせいか水気が少なく食感がイマイチ。そしてこちらにも言えることは、とてつもなく甘いんです。


 近所のドラッグストアを端から見てまわったけれど、蒟蒻畑はどこにもなかったので比較用のデータはサイトから。

http://www.mannanlife.co.jp/lineup/index.html
蒟蒻畑りんご味
25g×12個入
熱量 25gあたり26kcal(100gあたり104kcal)
糖質 25gあたり6.3g(100gあたり25.2g)


蒟蒻畑ライトりんご味  # いつもはこれを買ってた
24g×8個入 +2個増量!!
熱量 24gあたり8kcal(100gあたり約33kcal)
糖質 24gあたり3.2g(100gあたり約13g)

 ぷるんとした食感も重要だけれど、何より蒟蒻畑ライトは甘さがさっぱりしている点がすぐれていて、他社のでは代替がきかないんです。


 わたしはアレルギー体質ではないので、食べ物に興味があるわりに食品の安全に対しては鈍感なほうだと思う。味的に同等ならば安いほうがいいだろうと思ってしまうタイプ。

 今回の騒動とは無関係に、100円均一のこんにゃくゼリーをいくつか買ってみたことがありますが、どれも食感が悪く、何より強烈に甘くて「不味い!!」と放り出したものばかり。半年くらい冷蔵庫の肥やしになってました。

 そのような粗悪品にくらべたら上に紹介した二品なんか、むしろ美味しい方の部類だと思う。でも求めてるものとは違うのです。怒りにまかせて買ってしまったけど、どうしようか悩んでます。

 別の記事のコメント欄にも書いたけれど、マンナンライフは10年くらい前にも誤嚥下の事故を経験していて、その際にさまざまな工夫をしています。ゼリーを大きくして一口では飲めないようにしたり、カップの形を変えて、すすらなくてもつまめば出てくるようにしたり。

 それでも事故は起こっているでしょうが、すべての事故が蒟蒻畑によるものではないはずだし、餅やあめ玉の被害と比べれば、特別に多くもないはずです。

 それでも蒟蒻畑が危険だというなら、他社製品も同様に危険なはずだから、一社ずつすべての責任者を呼び出して改善の指導をしてほしいと思います。

 ついでに「不味いよ」って言っておいてください(号泣)

変な写真

 ローゼン閣下が全世帯に三万円ずつ配るつもりだと朝の番組で報じていたんだけれど、そんな話を聞いたら余計に脱力してしまった。

 世帯って何さ。きちんと籍を入れた夫婦に子供が五人いたら七人だけど一世帯だよね。じゃあ、同棲はしているけど書類上は結婚しておらず、子供もいないという家は二人だけど二世帯だよ。みなさん、閣下がお金をめぐんでくださる前に離婚したほうがいいですよ?

 っていうか、そんな金あるんだったら、お年寄りから健康保険料をとるのをやめてみたらいいのでは。少なくとも向こう二年くらい先送りにして、その間に財源を見直してみるとかさ。

 それはともかく、ブチ壊れたハードディスクの整理中にみつけた変な写真です。


*カエルくん、それはやばいよ
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▲カエルの形をした水飲み場です。ぱかっと開いた口から水が出てくるのはいいとして、下の蛇口は……いや、微妙に位置が上だから……でも、その手つきは……むにゃむにゃ。

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▲ほら上からみるとやっぱりヤバイってカエルくん!!

@西水元のとある公園にて

*カータン……君、女だったのか……orz
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▲戸ヶ崎交差点にある石屋さんの作品。

参考>
カータンの画像検索結果
緑色のカッパがカータンです。

 この手の石屋さんの作品は、かなりくるものがあって、面白いのをみつけるとコッソリ写してたのですが、先日のゲイツの呪いで、どこへ行ったのかよくわからなくなりました。たぶん全部は消えてないんじゃないかと思うんだけど。

 まあ、消えて困るものでもありません(笑)


*「糞は持ち帰れ」を意味する象形文字
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▲犬の糞は持ち帰れという看板。犬がそーとー逝っちゃってる感じに見えるのはさびてるせいかもしれないけれど、左上の謎の紋章は一体??

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▲シャベルらしき図形の上に東京都のマークを黒塗りしたみたいなこれは、やっぱりアレ?

 きれいに意匠化(?)されており、犬のイラストとはなんらマッチしていないこのマークは、「犬の糞は持ち帰れ」を意味する象形文字なのでしょうか。

@西水元、中川土手のフェンス

タグ:変な写真

すごい雷だー

 やっと晴れたと思ったのに、午後から急に雨が降り出して、雷さんが盛大にやってます。地面が乾く暇もないですよ。今年は台風も来ないのによく雨が降るなあ。

*今日のプチ事件
 27日。西水元の肉のふじもりの近くにあるガソリンスタンドの前に、救急車と消防車が止まってました。爆発かっ、と思って近づいて行ったら(行くなよ危ないから)、車かバイクが学生の自転車と接触した事故でした。

 学生は首を固定されて鼻血を拭いてました。ぶつけた人はどうなったのかよくわかりません。救急車が二台来てたので、両者倒れたのかもしれないです。どこも燃えてなかったので消防車は念のために来てみただけなんでしょうね。

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*アイスの箱から防虫剤
 何かと文句たらたらの生協日記。今度はコープとうきょうのアイスの箱から防虫剤成分が出たってニュースになっている。まあ、個人的にはこういうのはそんなに腹がたたない。

 出たといっても箱からみたいだし。異常を感じた時点できもちよく返品に応じてくれて、原因をつきとめて再発防止の工夫をしてくれるんなら、まあそれでいいかなって思う。

 でも、異臭がするほどの防虫成分ってのはすごい。だってアイスなんですよ? どうやって防虫剤とならべて保管するんでしょう。並べて置いたのは空箱かもしれないけれど、どうも状況がわかりませんねえ。

◎生協アイスの箱、防虫剤成分検出 今年1月
2008年10月27日0時34分 asahi.com
http://www.asahi.com/national/updat/1027/TKY200810260182.html
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 コープとうきょう(東京都)が氷川台駅前店(東京都練馬区)で販売したアイスクリーム「CO・OPミニチョコバー生チョコタイプ」の箱から今年1月、防虫剤成分パラジクロロベンゼンが検出されていたことが26日わかった。被害報告はないという。

 商品を卸した日本生活協同組合連合会(日本生協連)によると、昨年12月、アイスを買った女性から「異臭がする」と苦情があり、検査で箱の外側からパラジクロロベンゼンが確認された。アイス本体からは検出されなかった。「輸送や保管の過程で、近くにあった防虫剤の成分が移ったのではないか」とみて、店を通じて客に伝えたという。このアイスは今春で製造が中止されている。
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 ってなことを書こうとして、コープとうきょうのページを見に行ったら、カップ麺からも防虫剤が出たらしいですよ。そういえばどこぞの生協の品から防虫剤というニュースは聞いてたけれど、同じグループ(?)のコープかながわだったのか。
http://www.coopnet.jp/touroku/zyuuyouview.php?mode=ki&n=10206

 これは中身から出たってことなのかしらね。なんでまたそんなものが。テロ行為? いや、いくら不満があるからってわたしゃやってませんよ(笑)


*サイゼリヤのピザからメラミンだし、乾燥卵や鶏肉からもメラミンだし
 先日、冷凍インゲンから毒物が出た事件で、加工品なんか食べなきゃいいんじゃないのとか言ってたわたしですが、このところ連続して発覚しているメラミン入りには怒りが湧いてきましたぞ。サイゼリヤのピザ生地からもメラミンが出てるっていうじゃないですか。

 乳製品からメラミンが出たというのは、水増しした牛乳のタンパク質含有量をごまかすためだったはず。タンパク質含有量を検査する機械は、タンパク質を構成する窒素原子の数を数えて判断している。メラミンは窒素と水素でできているので混ぜると機械をだませるらしい。

 じゃあ、なんでピザ生地なんかからメラミンが出るんだろう。サイゼリヤは乳製品を使わない生地に換えてピザの販売をつづけるそうだけど、ピザ生地に乳製品なんて使うっけ?

◎サイゼリヤ:メラミン検出受けピザ販売を一時中止
毎日新聞 2008年10月22日 0時36分
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081022k0000m040145000c.html
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 イタリアンレストランチェーン大手のサイゼリヤは21日、中国から輸入したピザ生地から有害物質「メラミン」が検出されたことを受け、北海道から静岡県までの東日本地域(15都道県)の542店で、すべてのピザの販売を一時中止すると発表した。

 同社はメラミン混入の疑いのある粉乳を除いたピザ生地を使い、ピザを提供し続ける方針だった。しかし、中国の工場で生産したピザ生地の再検査を最優先することにし、安全が確認できるまでピザの販売は中止することを決めた。
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 そういえば、ちょっと前のニュースだけれど、冷凍のフライドチキンからもメラミンが出たと聞いた。あれはなんでなの? 鶏肉の何をごまかすためにメラミンを添加しなきゃいけないんだろうと思い、改めてニュース記事を探してびっくりした。

◎乾燥卵とフライドチキンからメラミン検出、中国から輸入
2008年10月17日 12:24 
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2529565/3438488
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【10月17日 AFP】三井物産(Mitsui & Co)は16日、中国から輸入した粉末状の乾燥全卵から有害物質メラミンが検出されたと発表した。

 三井物産によると、同社は9月に乾燥全卵20トンを輸入し、大半を食品大手キューピー(Q.P.)の子会社、キユーピータマゴ(Q.P. Egg)に売却した。約0.4トンがすでに消費されたとみられるが、今のところ健康被害は報告されていないという。

 製造元の中国の食品会社「大連韓偉食品有限公司(Dalian Hanovo Foods)」が、三井物産に乾燥全卵とニワトリのえさからメラミンが検出されたと報告、三井側が自主検査を行った結果、メラミンが検出された。
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 飼料か!! 食べたものが体に蓄積したまま肉になって出荷されてるということなのか。肉だけじゃなく卵もヤバイそうだ。もちろん生卵は来ないけれど、パンやお菓子の原料にする乾燥卵として輸入されてるらしい。

 こうなると、本当に加工品のすべてがヤバイ。原料を中国から輸入していても、その後の加工を日本の工場でやってたら国産と書かれそうな気がする。中国産を避ければいいって問題でもなくなるんじゃなかろうか。

 ニュース記事の三井物産は自主検査したんだろうけど、そうじゃない小さい企業は大丈夫なのかなあ。


*西水元から中川の向こう岸をながめると
 西水元から中川越しに足立区を見ると、うっそうとした森が見えるので前から気になってる。神社でもあるのかなあと思って、ちょっと覗きに行ったら、佐野いこいの森という公園で、もとはどなたかの屋敷林だったのを保存しているものだそうです。

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◎佐野いこいの森(足立区)
http://adachi-machi.net/index.php?%A4%A4%A4%B3%A4%A4%A4%CE%BF%B9
http://www.city.adachi.tokyo.jp/031/d15600002.html

 このページにある通り、公開日は水曜と日曜なので、がっつり門が閉まっていて入れませんでした。川のすぐ向こうに見えてるのに上流にも下流にも橋が遠いんです。ああ、この川を渡って帰れれば半分の距離なのにって思いながらダラダラ歩いて帰宅。


大きな地図で見る

 西水元側からのストリートビュー。写真だとそうでもないけど、肉眼で見るとそこだけ異質に思えるくらい鬱蒼とした森なんです。


*ストリートビューはけっこう好き
 googleのストリートビューは、個人宅のプライバシーを侵害するといっていろいろ問題視されているけれど、こうやって使うと便利なので、もっと正しく運用してほしいと思う。

 実はうちもストリートビューに写っているんだけれど、その位置から写そうとすると、住民ですら通り抜けるのを嫌がるような細い道に車を乗り入れなきゃならないはず。通りに店などの公共物がないので意味がない。

 そのくせ金町駅前公団近くの商店街はほとんど店しかないのにスルーされている。やるなら徹底的にやってほしいんだけど。


*祝・有料橋の無料化
 高速道路はいつまでたっても無料化されないわけですが、県道なんかだと減価償却でちゃんと無料化されたりするのですよね。わたしが子供の頃、渋川方面から榛名に登る道が有料道路だったと思うのですが、ある日無料になって料金所が撤去された時はちょっと感動したのを覚えてます。

 昨日、10月26日に、松戸三郷有料道路が無料化されました。江戸川にかかる橋部分だけなのですが渡るのにお金をとられたのです。借金が予定より早く返せたので二年前倒しの無料化だそうです。

 路線バスも通っていたのでその運賃も少しだけ安くなりました。近くにあるセレクションというスーパーマーケットが無料化を記念して大安売りでした。

 いろんな人が無料化を記念して用もないのに橋を渡ったようです。普段見ないような珍しい車が、橋を往復しているのを見ました。

 こんな時こそストリートビューで料金所の様子を……と思ったら、ありませんでしたよ。埼玉や千葉でも東京周辺の幹線道路はビューできるのに、ここは有料だからスルーされているのですね。せっかく無料化したのでさっさと追加してほしいと思います。

◎松戸三郷有料道路 2年前倒し無料化
産経新聞 2008.10.27 02:30
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/081027/chb0810270230001-n1.htm
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 江戸川を渡る千葉県松戸市古ケ崎と埼玉県三郷市鷹野を結ぶ「松戸三郷有料道路(通称・松戸有料橋)」の通行が26日から無料になった。

 千葉県道路公社の建設・運営で昭和55年4月開通。距離は約2キロだが両県を直結する幹線。平成22年3月まで30年間有料の予定だったが、料金収入が順調で建設費償還を終えたため、2年前倒して無料化することになった。
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タグ:地元(葛飾周辺)

マゴベーが潰れてた

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 西水元のマゴベーというスーパーが20日で閉店してました。ショック!! ライフより遠いのでたまにしか行けなかったけど、ライフとはまた別のものがあって好きだったのに。生モズク箱一杯(でも安い)とかここでしか買えなかった。っていうかここ、ベニーの系列だったのね。いろんな意味で驚きを隠せません。

 おっかしいなあ、ライフがあるといったって少し離れているし、まわりは住宅地じゃないか。なんでやっていけなかったんだろう。

# 雪みたいに写っているのはフラッシュが反射した雨です。

タグ:地元(葛飾周辺) 閉店

カイコのさなぎ、オス・メスの見分け方

 蚕の蛹、雌雄の見分け方。

 夏の蚕は半分以上が病気で死んでしまったので、貴重な繭をそうそう開けてみることができませんでした。汚れた繭だけ選んであけてみたところ「全部同じに見えるっ、どうしよう!」となり、軽くうろたえたりもしました。けれど、羽化したものは全部オスだったのです。それじゃ見分けられなくて正解ですね。

 というわけで、秋の蚕を改めて見分けてみました。
 蛹の雌雄は尻のあたりで見分けられるそうです。

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▲これはオスだと思います。下の写真は拡大写真です。


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▲これは、たぶんメスですね。

 どこで見分けているかというと、尻のあたりにエックス字が見えるのがメスで、ないのがオス、だそうです。

 メスの方が大きく太い蛹になるとも言われますが、大きさには個体差もあるのであまりあてになりません。

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▲これはどっちでしょう。たぶんオスです。


 でも、まだわかりませんぞ。鑑別初心者なので羽化したところを見ないことには、自分でも半信半疑なのです。これはオス、これはメスとタグをつけて箱にいれて羽化を待とうと思います。

[追記]
 見立てはほとんど正解でした(一頭だけまちがってた)。蛹の状態で見分けるのは、さほど難しくはないと思います。

タグ:カイコ

愛の合作?

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 昨日の繭はけば取りをして、こうなりました。大収穫です。夏の大失敗を取り返した気分になりました。今度こそうまく糸を取る方法を模索しなくては。だのになぜ勉強しに群馬に行こうとすると延期になってしまうんだろう。

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 常識はずれに大きな繭が二個あります。右下の小さい繭は標準サイズです。

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 開けてみたら……おおっ、蛹が二個入っているー!!

 同じ場所で繭を作り始めると、合体して大きな繭ができちゃうんですね。でも、こういう繭は糸にはできないんじゃないかな。二頭分の糸だから、糸端が二本あるはずです。同時に引いたらうまくたぐれないでしょうし。片方だけ引いたら途中で絡んで切れてしまいそう。

 蛹を出してみたところ、どちらもオス・メスのセットで丸く収まっているようです。これぞまさしく愛の合作! いや、単なる偶然だとは思いますけど。

 昨日は繭の数を数えました。182個ありました。
 まだ営繭中の育ちの遅いのが 7頭います。
 2頭入りの繭が 2個ありました。
 6頭死んだのは確認しました。
 182 + 6 + 7 + 2 = 197
 200頭注文したので、 3頭が行方不明ですが、卵のまま孵化できずに死んだ分でしょう。

 蛹の雌雄については次の記事で。

*蚕座に使った笊
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 農家ではもっともっと目のあらい笊の上に紙を敷いて蚕を飼います。桑や糞から湿気が出るので、目がつんでいると黴てしまうのです。

 写真はわたしが蚕を飼うのに使った笊ですが、蚕座紙(模造紙を使ってます)を頻繁に換えていても黴がはえてしまうのです。黴が病気の原因になるかもしれないので、ちょっと困りました。

 もっと具合のいいものはないもんでしょうか。梅の土用干しに使う笊は目がつんでいてダメでした。

タグ:カイコ

日記いろいろ

*ファイルの復元
 ゲイツの呪いによってクラッシュしたデータの復元が終わったっぽい。全部ではないけど思ったより復元できている感じだ。ところがたまに、不正なファイル名がついてしまうらしく、コピーしようとするとその都度止まってしまう。ちっともはかどらないので、どのくらい救出できて、どのくらいダメになったのか、未だに把握できない。たぶん、普通の人はあきらめるという最終兵器を使うんだろう。というか、わたしもあきらめようかなって気にすらなっているんだけれど(数ヶ月前のバックアップが残っているからそれほど必死じゃないっていうのもある)、メーラーの設定とFTPの設定くらいは抜けるといいんだけどなあ。


*玄関先のヒキガエルと水槽のウシなんとか
 前に、うちの玄関先にヒキガエルが住み着いているという話を書いたんだけれど、書いたとたんに姿が見えなくなってしまった。そう遠くへはいかないだろうから、家のまわりにいるとは信じていたけれど、もう見えるところには戻ってこないかな、とも思ってた。

 その同じやつが最近になってまた玄関先に戻ってきてる。以前と同じ、ポストの足下に穴掘って住んでるみたい。正確に言うと、前の穴と 30cm くらい離れた場所に新しい穴を掘って住んでいる。姿を消してから何カ月もたっているから、ねぐらに戻ってきたんじゃなく、偶然たどりついたのが前と同じ場所だったのかもしれない。

 そういえば今日は水槽のウシなんとかの餌を取りに行こうと思っていたのに、午後から雨がふりはじめてしまった。そのうち寒くなって動きがにぶってきたらまた写真をとれると思う。餌を少なめに与えているのでビックリするほどには大きくない。あまり大きくなられても手に負えなくなるだけだ。でも、そろそろ涼しくなってきたから冬眠用に栄養をとらせたほうがいいかなあ。

*カニたんのふるさと
 しばらく前に死んでしまったクロベンケイガニは、ライフ水元店の近くにある団地のまわりで拾ったものだ。川からはだいぶ離れているし、土手もあるから誰かがつかまえてきたのが逃げたんだと思ってた。

 ところが最近になって気づいたんだけれど、大場川と小合溜の境目あたりにある公園付近にクロベンケイガニが大量に住んでいて、しかもそのあたりはスロープがなだらかなので雨のあとなんかに上まであがってきてるみたい。というか、ずいぶん上のほうに巣もあるようで、これなら何かのはずみに川と反対側に降りていっちゃっても不思議はないかな、という感じ。やつのふるさとはここか?

 ただ、土手のまわりの家に出るっていうんならともかく、ライフ水元店は川からそうとう離れているんだよねえ。あんなところまで歩いていってしまうものなのかな。

 しかし、ぜんぜん水辺じゃないうちのまわりにヒキガエルが住んでることなんかを考えると、意外と遠くまで歩いて行っちゃうものなのかもしれない。


*生協の翌々週
 なんだかんだと不満の多い生協だけど、送料無料期間中はほしいものは買おうと思ってカタログは必ず見ている。Tで先々週くらいに手芸関係の雑貨を注文した。くらい、というのは日付をよく覚えてないからだ。自分の感覚だと先々週くらいだけれど、もしかすると先週の月曜だったかもしれないし。

 注文したのは前にほしかったものではなく別のもの。しばらく様子を見てるけれど、前と同じものはやっぱりカタログに載らない。たぶん雑貨は一回こっきりなんだろう(何カ月か待ち続ければ出るかもしれないけれど)。

 今回注文したのは縮緬布のはぎれセットと、何かかわいいものができるキットと、普通のミシンにとりつけて、ロックミシンのように端かがりと切り取りができるという謎のグッズを注文してみた。ちなみにインターネット注文で。生協なんだから野菜とか注文しろよと自分でも思うんだけど、食べ物を計画的に買うのは難しいんだもの。

 Tのインターネット注文は、はっきり言ってダメというか、わかりにくい。注文したらその日に確認のメールがほしいのに、なぜか忘れた頃に届く。先々週くらいに注文したものが18日の日付で「ご注文承りました」とメールがとどいている。注文の締め日にとどく仕組みなのかな。しかし、これでは自分がいつ注文をかけたのかさっぱりわからない。メールの隅々を確認してみたけど記載がないし、ログインして履歴を見たけれどやっぱりない。

 注文履歴を見ると10月20日からの配送ってことになっている。うちは木曜配達で今日もカタログが届いた。でも品物は届かなかった。雑貨で「翌々週」と書いてあるので、来週になるのかもしれない。

 翌々週っていつから数えて翌々週なんだろうと思うんだけど、自分が注文した正確な日付を思い出せないので雰囲気がつかめない。もう面倒くさいので考えるのをやめた。いいんだ、Tは今月で送料無料期間が終わるのでやめちゃうから。

 Pの方はネット注文でも即日で確認メールがくる。こういうところはPのほうがこなれている。それが普通だと思うんだけど比較対象物があるのでまともに見えるから不思議だ。

 しかし、やっぱり計画的に食べ物を買うのは難しい。米が終わるのに気がついたけれど、なくなると思ってからでは遅いのである。まだ平気なうちに注文しないと届く前に終わってしまうから、結局そこらの店で買うはめになるのである。なまじ近所に店があるのもよろしくない。思いついて買いに行けちゃうからだ。いちおうPに米を注文したが、届くまでのつなぎをスーパーに買いに行った。何やってるんだろう、わたし。

 TもPも雑貨は翌々週の配達みたいだけど、二週間以上またされると、注文したことすら忘れそうな気がする。やはりきびしいかも、わたしには。


*まっすぐ歩きなさいよ?
 ある日、水元を歩いていたら、前からオバチャンが自転車にのって走ってきた。

 わたしは歩道の端っこを歩いていたんだけれど、沿道の家やら店やらの植え込みをよけながら歩いていたから、決してまっすぐは歩いていなかったと思う。けれど歩道は十分に広く、すれ違うのに不自由があるとは思えない。

 ところがそのオバチャンはすれ違いざまに言うんだよね。

「危ないじゃないの、まっすぐ歩きなさい!!」

そう言われてふりかえって見ると、オバチャンは肩に力が入っていて、どうやらハンドルをきれないようだった。

 それから数年の月日が過ぎて、わたしはまた水元を歩いていたんだけれど、交差点で信号の変わり目だったから、あっちの信号やらこっちの信号やらをキョロキョロ見ながら歩いていたことは確かだと思う。けれど、そこも歩道が広く、すれ違うのに支障があるとはとても思えない、というか交差点なんだから、普通の人は信号を見るでしょう?

 そこへ自転車に乗ったオバチャンが前から走ってきて、すれ違いざまに言うんだよね。

「もう、危ないじゃないの。まっすぐ見て歩きなさい!!」

振り返って見ると、肩をガチガチにしてハンドルを切れないオバチャンだった。たぶんあの時の。……オバチャン、ちっとも上達していないんだね(涙)

 恥ずかしい話だけれど、わたしは自転車に乗れない。いや、高校の頃に練習したら一時期乗れたので、無理したら今でも乗れるかもしれないけれど、安全に走行できそうもないので乗らないわけだ。あのオバチャンとすれ違うたびに、わたしゃ一生乗るまいと思う。危険だし、かなり恥ずかしい。

 ……というのをいつか日記に書こうとおもっていたことを、このニュースを見て思い出した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081023-OYT1T00157.htm
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自転車の96歳書類送検、よけたトラック大破・運転手死亡

 茨城県取手市の国道交差点で4月、自転車を避けようとしたトラックが民家に突っ込んで運転手が死亡する事故があり、取手署は自転車の無職男性(96)(取手市)が赤信号を無視したのが原因として、男性を重過失致死容疑で水戸地検龍ヶ崎支部に書類送検した。(以下略)2008年10月23日03時08分 読売新聞
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 オバチャンの保護者の人は自転車を没収したほうがいいかもしれませんよ?


*オバチャンが正しいこともある
 もうひとつ思い出した。へたくそな自転車は危ないけれど、上手だからって安全というわけでもないんです。

 青信号で歩行者が直進で渡ろうとしているのに、自転車の親子が後ろからやってきて、歩行者の前を横切るようにして道を曲がって行く。そんなのに限って二人も三人も子供を連れてたりするので、一歩歩こうとするたびに目の前すれすれを子供の自転車が通り抜ける。一瞬ブチ切れそうになった。人間の耳は後ろから近づいてくる物音をあまり上手には拾わないんですよ。まわりが騒がしいと自転車の気配を感じられないことがある。

 位置関係を説明しにくいんだけれど、わたしは道の右側を歩いていて、親子連れの自転車が後ろから追い越そうとしてるわけだから、自転車も右側通行しちゃっているわけだよ。自転車は車両なんだから左側を走らなきゃいけないんですぅ。道の事情で右側を走るとしても、歩道を走ってるかぎり歩行者優先なんですってば。

 そこへ自転車のオバチャン登場。前述の人ではなかったけれど、ヨロヨロ走っていてあまり上手ではなかった。正面からやってきたから、オバチャンはちゃんと左側を走ってる。親子連れがわたしの目の前をかすめて行くってことは、向こうからやってきたオバチャンの前をも横切ることになる。そこで一言。

「あんたたち、自転車は左側よ!!」

 ナイスオバチャン。そうだ、そうだー。自転車は左側だぞ!!

タグ:カエル カニ

繭かき

 秋のお蚕さんは最初に上簇したグループが繭を作り始めてから一週間くらいたつので繭かきをしました。今回は成長にばらつきがあり、最後に上がった蚕の繭はちょっと早いかもしれないけれど、羽化が始まってからでは遅いので仕方がありません。少し気を利かせて簇を分ければよかった。そうすれば繭かきの時期をずらせたのに。

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▲今回はたくさんいるのでこんな簇を作りました。区画簇をミカン箱にはめてマンションのようにしたものです。名付けてヒルズ簇(ひるずぞく)。かなり寒い。

 3cm x 5cm の区画を、10段 x 7列作ると、普通のサイズのミカン箱にだいたいはまります。ミカン箱は、蒸れると病気が出るかも知れないので底に穴をあけてありますが、お蚕が脱走するので紙で軽くふさいであります。真夏だったら壁にも穴をあけたほうがいいかもしれません。

 奥の簇からずぅになったお蚕をたけていき、適当な数になったら手前に簇をはめて、また蚕をたけて……と繰り返して箱いっぱいになりました。


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▲ほとんどの蚕が繭になった状態です。どうしても上の方で繭になろうとするので、途中で一度、天地を逆さまにしました。

 きれいに区画に入ってほしかったのですが、簇と簇のあいだや、壁との隙間で繭になったお蚕もたくさんいます。回転簇のようにはうまくいきませんでした。


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▲箱から出してみました。ずぅになってからもしばらくは固形の糞をするので糞まみれですが、けば取りをすればきれいになると思います。農家ではどうしてるんだろう。特に気にしていないのか、あるいは大半の蚕がずぅになるのを待つあいだに、あらかた糞出しされてしまうのでしょうか。わたしの養蚕知識は幼児期に見て覚えた記憶がほとんどなので細かいノウハウはさっぱりわかりません。


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▲簇から抜き取った繭です。まだけばに包まれています。

 簇から繭を抜くことを繭かきといいます。祖母の家では簇を木枠にはめて、木製の櫛のようなもので上からザクッと押し出していました。区画と同じサイズの太い歯のついた櫛です。道具の名前はよくわかりません。何回かやらせてもらった記憶があります。楽しい作業です。またやってみたいなあ。

 わたしの蚕は 200頭しかいないので繭かきは手作業です。繭はけば(粗い糸)で簇にしっかり固定されているのでけっこう大変です。大した力はいらないけれど、糸が絡むわ糞は散らかるわ……晴れていたら写真うつりも考えて外でやろうと思いましたが午後から雨がふりはじめたので部屋の中でやりました。

 このあとけば取りをします。農家で盛大にやる時は機械があるらしいんですけど、わたしは手作業です。

 けば取りをしながら数を数えました。今日かいた繭は 182個です。極端に成長の遅いグループが七頭ばかり営繭中です。全部は繭にならないでしょう。収穫は185個くらいかな。190個は行くと思っていたので、ちょっと少ないですね。目で見て死んだのを確認できた蚕が六頭くらいいたはずです。残りはどこへ行ってしまったんでしょう。

 孵化できずに卵の状態で死んだのがいたかもしれません。それと、もしかすると簇から脱走したのがそこらで繭になってるかもしれませんが……(汗)

 次の課題は、雌雄の見分け。うまく見分けがついたら交尾させて卵を取りたいと思います。明日以降につづく。

タグ: カイコ

蚕の異常

 夏と秋に育てた蚕の異常についてまとめてみました。[夏]は8月に飼育したもの。[秋]は9〜10月のもの(今飼っているのはこれ)。


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1. 赤黒く変色して死ぬ。死体はやわらかい。朝見て異常がなく、夜に死んでいることに気づいた。取り除いて様子を見たが、他の蚕に伝染する様子はなかった。[秋]笊の上にひろげて桑で飼育。


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2. 黒い斑点がところどころにできて死ぬ。死体はガチガチではないけれど、ぐにゃっともしていない。発病してから死ぬまでに時間がかかった。最初は変色もなく、やけに元気がないなと思っていたら、黒い斑点が出始めた。隔離して二日目くらいに死んでしまった。これも他の蚕に伝染しなかった。[秋]笊の上にひろげて桑で飼育。


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3. これはすでに上簇して糸を吐き始めてからの異常。手前のカイコはまだ生きているが、糸を吐く力がなく動きも鈍い。奥の黒くなったのは死んでから数日たっていると思う。もしかすると1と同じ病気かもしれない。[秋]笊の上にひろげて桑で飼育。


カイコの異常
4. こんな感じで七転八倒しはじめる。なんらかの液体にまみれていたりする。餌を食べなくなる。死ぬ前に体が縮んでくる。[夏]笊にひろげて桑で飼育。


カイコの異常
5, 極端に育ちが遅く、途中で死んでしまう。他のカイコが三齢になる頃に毛蚕の状態であることも。それでも脱皮して遅れて成長はするが、異常に小さく、やがて元気もなくなり死んでしまう。死ぬと写真のように体が縮む。[夏][秋]もともと遺伝子かなにかに異常があるのかもしれない。沢山飼うと、かならずこういうのがいる。


蚕の異常
6. 餌の乾燥を防ぐために衣装ケース飼いにした時に発生した病気。発病から死ぬまでが非常に短い。いきなり頭の後ろのふくらんだところが緑色に透けたように変色し、やがて黒くなって数時間後には死んでいる。死体は時間がたつと溶ける。衣装ケースの中で蒸れたせいか、感染力が強く、次々に同じ症状で他の蚕が死んだ。200頭飼って半数以上がこの病気で死んでしまった。繭を作り始めてからも死につづけ、繭の中でも蛹になれずに死んだものが多数あった。詳細このへん[夏]終齢になってから衣装ケースで数日飼育後に発症。

タグ:カイコ

またまた地口行燈

 足立区の図書館に本を返しに行ったので、また地口行燈を写してきました。北千住のは夏に飾ってるようですね。先日は街路にも掲げられてましたが今は取り外すされてました。各店先の行燈がまだ残っているので、お店の邪魔にならないように、開店前の店とかを狙って写してます。

  検索すると元句がわかってしまうようなのばかりなので、まとめて掲載します。


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左:恵比寿大根くう|右:あんずより桃が安い
  恵比寿大黒  |あんずるより産むが易し

 右のは面白いけど、左の「大根くう」はひねりが足りませんよねー。


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左:お狐八寸とび|右:大黒はあったかい
  義経八艘とび|  内国博覧会?

 左はそのまんまだからいいとして、右が謎です。このページ(柏書房)では「内国博覧会」だっていうんですけど、ほんとにそうなのかなって首をひねってしまう。でも他に思いつかないしねえ。


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左:かった兜の緒をしめる|右:大甕もちだ
  勝って兜の緒をしめろ|  大金もちだ

 もはやなんのヒネリもない。左のには「かつて竈の戸をしめろ」「買ったかぼちゃのおおきなの」とかのバリエーションがあるらしいですが見たことはないです。


ファイル 471-4.jpg
左:ふみは小僧のつかい|右:ひょうたんの玉や玉や
  夢は五臓の疲れ  |  評判の玉屋玉屋

 左のは古いことわざ。右のは花火の玉屋ですかねえ。評判をひょうたんにしたのはいいとして、玉屋にもひねりがほしいですよね。たとえば「羊羹の甘や甘や」とか。


ファイル 471-5.jpg
かめにうさぎが数々おざる
鐘に恨みは数々ござる

 元句は娘道成寺らしいです。


 まだ難読地口がいくつか残ってるので後日紹介します。

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