記事一覧

雨降って、病院へ行き、ガス値上げ

*夕立? 集中豪雨?
 昨日は一日ぐーすか寝てしまった。夜起きたら雨がざんざか降り出して、雷さんも大暴れ。田端に落雷して電車が止まったってニュースで言ってる。 気温はおもいきり下がって25度くらい。ただし湿度はそうとう高かった。

 先日「夕立が減ってる」と書いたばかりなんだけど、ある意味正しく夕立が来てる状態、なのか? 西のほうでは駅に水が流れ込むようなひどい雨だったらしく、正常というには激しすぎるような気がする。ろくに夕立もこないのに、来ると洪水になるほどざんざん降っちゃう感じ。


*親指スライス事件の続き
 タイトルが恐い(笑) 実際は親指の皮を厚めに削いでしまっただけなんだけど、「スライサーで切りました」って言うと、指先がなくなったみたいに聞こえるので言ってる本人がたじろいでしまう。

 今朝もお爺ちゃん先生のところに包帯を変えてもらいに行きました。待合室がわりの廊下では、どう見ても30年ものの背の高い扇風機がまわっている。あのテイストは平成のデザイナーには絶対に出せないダサさだ。建物は昔の洋館でエアコンなんてものはなさそうだった。窓がたくさんあって明かりをつけなくても昼間は明るく、広い玄関をあけはなって扇風機を回すと、やけに過ごしやすい。

 用具室みたいな部屋の戸がいつも開いているんだけれど、中には昔の病院にあったような茶色いガラスの容器やら理科の実験でしか使ったことのないような天秤が置いてあってドキドキワクワク。やばい、ここ本当に面白いよ!!

 傷の手当てもしてもらわなきゃね。看護婦さんにぐるぐる巻きをほどいてもらったら、油紙の下は血染めのガーゼですよ。こんな流血事件は久々だなあって感心するくらい。もう血は止まってるけどうっかりひっぺがすとまた流血するかもしれないので、血染めのガーゼはそのままにして外側だけかえてもらった。明日は休診だから明後日また来てくださいと言われた。面白いからもちろん行くつもり。

 昨日は消毒して軟膏を付けてもらい、包帯を巻いて、痛み止めを二回分もらって 1000円ちょっと。今日は包帯のまきなおしだけで380円。薬局で薬を買ってもこのくらいかかるだろうから、町のお医者さんがあるなら活用すべきなんだよね。あんまりないんだけどさ。


*プロパンガスも値上げされた
 つい先日プロパンガスが値上げされたような気がするのに、また立方m/40円も値上げになると言ってる。うちの場合だと一カ月に6立方mちょっと使っているので、250円くらい上がる計算になるんだけれど、単純に12ヶ月分だと今までよりも3000円余計にかかるってことだよね。これは夏の使用量で計算しているから、冬までこの状態だったらどうなっちゃうんだろう。

 っていうか、もうダメ。ちと苦しい。またゲームでも作って小金をかせいで叩かれてみようかな。親指の包帯がとれないと絵が描けないんだけどね。フラッシュゲームのあがりでパソコンを新調したり、本を買ったりさせてもらったんだけれど、このままだと次は純粋に生活費に消えそうな悪寒。

指をスライサーでザックリと(流血)

 右手の親指の皮をそいじゃっただけなんですが、ちと分厚くやってしまったので血がなかなか止まりません。とりあえず医者に行っとこうと思うんですが、かかりつけの青戸病院じゃ遠いし混んでるしで、そんなに待っていられるんなら家で寝てても治るだろうと思い、近所の医院に行きました。

 でも、一軒目はネット情報では外科を掲げているのに出かけてみると内科・小児科のみ。しかも翌日休みで消毒に来てもらえないからということで別の病院をすすめられてしまう。この辺だと第一病院だと言われたけど、正直ものすごーーーーーくイヤなんですけど、そこ。

 二軒目は少し離れているけど、確実に外科をやってることはわかっているのですたこら歩いて行ったら、げげっ、入り口に廃院のはり紙が!!

 え、じゃあ第一病院なの? メチャクチャ嫌だ。だってあそこあきらかに患者を取り違えてるんですもん(わたしの診察券、年齢も誕生日もこれっぽっちも合ってない。その状態で名前があってるのがはげしく恐いぞ。どう考えても同姓同名の別人ととりちがえられとるがな)。

 いちおうバスに乗って病院の前まで行ってみたけど、受付で診察券出して、たぶん取り違えられてて間違ってると言ったら、そうですか、では作り直しますので問診票を……って機械的に言われたところでキレて「やだ、帰る」って診察券ひったくって出てしまった。悪いけど鉛筆をまともに持てたら病院来ないんだよ。どうせ何事もなく診察券を作り直して、これ新しいのですからとか言われて証拠隠滅だし。っていうか、この手の大病院に来るならかかりつけの青戸病院に行くし。

 もう帰ろうかなーと思ったけれど、近くの薬局で外科医はありませんかと聞いたら、電話帳のようなもので調べてくれて、ここらだと中央病院……ってそれ6号の向こうじゃないですか(涙) そういうところへ行くなら最初からかかりつけの青戸病院に(以下ry

 ほかに、外科の先生が非常勤でいるかどうかわからないけど、という小さな診療所を教えてもらって出かけたら、やっぱり外科の先生がいなかった。傷が軽かったら診られるんだけど、様子を見るのに包帯とらなきゃいけないし、せっかく圧迫して止血してあるからこのまま別の病院に行ったほうがいいですよって、すぐ近くにある聖心診療所ってところを教えてもらいました。

 聖心診療所は何度か前を通ったことがあったけど、すっごく古い医院だから、もう廃院しちゃってるんじゃないかなと思ってたらまだやってました。でも先生がお爺ちゃんなので、なんとなく時間の問題かもしれないんだけど。お陰で患者さんもほとんどいなくて、あまり待たずに診てもらえました。看護師さんたちがオバチャンばかりで、30年くらいタイムスリップをしたような感じです。

 薬つけてもらって、包帯でぐるぐる巻きにしてもらって、チルコチルという鎮痛剤をもらいました。院内処方で30年くらい前にはよく見かけた薬袋にいれてくれました。うっ、ココいちいち面白い。ツボにはまったかも。

 そんなこんなで、ちゃんと医者には行けたのですが、これなら最初から青戸へ行けばよかったかな、という感じ。レントゲンを撮るような大けがじゃないので町のお医者さんで用が済むと思ったのが間違いのもとでした。こんな経験をすると、ささいなことで救急車を呼んだり、真夜中に救急診療の病院に飛びこんだりする人の気持ちがちょっとわかるかも。だって昼間ちゃんとやってる時間に捜しても病院ないんだもんね?

 というわけで、親指がぐるぐる巻きなんです。どうぐるぐる巻きなのか記念撮影をしたいところだけれど、左手でカメラを持てませ~ん。キーボードは打てるけど、ほかは大したことができないのでとりあえず昼寝でもしますよ。


*コメントで話題になってる怪無池に注いだ水はここからとってたらしいですよ
ファイル 408-1.jpg
ファイル 408-2.jpg
ファイル 408-3.jpg
ファイル 408-4.jpg
ファイル 408-5.jpg
▲群馬県の榛名神社の万年泉

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=342
>>
 榛名湖のまわりには観光地がいくつかあって、渋川方面に抜けると伊香保温泉、高崎方面へ抜けると榛名神社があります。榛名神社は岩山にはりつくように作られた神社で、日光東照宮に匹敵すると言われるほど見事な彫刻で飾られています。遠く江戸からの参拝者も多かったたと言われています。群馬に住んでいたときは、その話を聞いても「ふーん、そうなの」くらいの感慨しかありませんでしたが、逆に東京側から聞くとさらに深い味わいがあります。葛飾区に青龍様という小さな神社があるのですが、この神社ではかつて毎年のお祭りで榛名神社から御神水をいただいて、神社のそばにある怪無池(けなしいけ)に注いでいました。水を運ぶ間はオシッコをしてはいけない決まりになっており、氏子さんたちがリレーで持ち帰ったと言い伝えられています。
<<

タグ:地元(葛飾周辺) 群馬

その後の梅干しと、週末の日記

*その後の梅干し
ファイル 407-1.jpg

 梅干しは土曜にまた味見して、だいたい良さそうなので完成ということにしました。ばんざーい、ばんざーい。

 写真に撮ったらよくわかんなくなっちゃったけど、手前が完璧で、左はシワが多くて見てくれが悪いもの、奥は梅自体に傷があったもので、見た目に差はあるけれど、どれも自家用ならば問題ないような出来でした。

【手順のまとめ】
1. 黄熟した梅を用意する。
2. 洗って、ざるに広げて数時間乾かし、水滴が残らないように一個ずつ布巾で拭く。
3. 梅のヘタを竹串で取る。
4. 梅の重量の二割の塩を用意して、梅・塩・梅・塩と重ねる。
5. 梅の重量の二倍の重石を4に乗せて三日もすると梅酢が上がってくる。
6. 赤紫蘇を塩で揉み、よく搾って絞り汁は捨ててしまう。赤紫蘇を5に加え、重石を半分くらいに減らす。
7. 梅雨明けを待って土用干しにする。天気の良い日にざるにひろげて干す。夜は取り込んで梅酢に戻す。皮や果肉が良い具合にやわらかくなるまで繰り返す。雨に濡らさないように注意。
8. 梅酢も容器のまま日なたにおいて日光消毒。梅が干しあがったらペットボトルかなにかに詰め替えて保存。浅漬けなどに使う。

 ポイントは「重石は梅の重量の二倍」です。軽いと不思議なくらい梅酢が上がってきません。

これまでの梅干し関連記事


*消えた亀有駅北口行きの謎

 九時台のバスは、「車庫・亀有・車庫・三郷・亀有・車庫・亀有」の順で運行していて、数分から十数分ほど間隔がある、はず。

 さっき道を歩いていたら車庫行きのバスが来たので「橋を越えないバスなんかいらんわカスが!!」と心の中で思ったけれど口には出さなかった。

 が、そのすぐ後ろに、もう一台来たバスが「車庫行き」だったのにはさすがに驚いて「えー、二台とも車庫行き? なんだよそれ」と、歩道のどまんなかで口走ってしまった。コンビニの前にたむろってた夏休み中の若者に注目されたけど、驚いたんだもんしょうがない。

 でも、そのまたすぐ後ろに来た三台目のバスが、やっぱり車庫行きだったのには、開いた口がふさがらなかった。

> 9時台のバスは、「車庫・亀有・車庫・三郷・亀有・車庫・亀有」の順で運行していて、数分から十数分ほど間隔がある、はず。

 亀有駅北口行きと三郷中央駅行きはバミューダトライアングルに飲まれたんだと思います。

# 今朝は道が異常に渋滞していたので、車庫行きを亀有行きに変更して時間を調整し、遅れて来た亀有行きを車庫行きに変えたことで車庫行きのダンゴ三兄弟が完成したのではないかと想像するんですが、それにしたって三台連続で観光バスのようにつらなって車庫行きが来るなんて一体どういうことなのかと。「数分から十数分の間隔」もサルガッソーにでも絡め取られたんでしょうか。


*最近まともな夕立が減ってるような気がする
 日曜日は久しぶりに夕立らしい夕立だったけれど、最近なぜか夕立が来ないと思いませんか?

 金曜の記事にも書いたけど、夕方になると空が異様に暗くなるほど雲が出るのに雨は降らないのです。遠くで雷がひらめくのも見えるのに。降ってもぱらつくだけ。こんなの夕立じゃない。土曜も同じで空は暗いのにまとまった雨にはなりませんでした。

 湿気が足りないとも思いにくいのですが、やっぱり足りないのでしょうか? それとも、雨になるほど上空が冷えないとか??


*白いツユクサ
シロバナツユクサ

 道ばたでみつけました。普通のツユクサと同種なんですが、白い花を咲かせるようになった変種です。和名は、シロバナツユクサと呼ばれてることが多いようです。

うちの関連コンテンツ
◎珍獣様の博物誌「白いツユクサ」
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/plantoj/tuyu01_1.htm


*ストロベリートマト(食用ホオズキ)がずいぶん大きくなりました
ファイル 407-2.jpg

 花や実はまだです。美味しく育つかなあ。


*近ごろ夕立が減ってませんか?
 金曜も土曜も、夕方には空が黒くなるような雲がわいてて変な風まで吹いていたのに、結局まとまった雨は降りませんでした。日曜は洪水注意報が出るような夕立がきましたが、東京方面ではすごかったのは一瞬。あっという間にあがって夕焼けが見えてました。雲はできるのに雨にならないのはなぜなんでしょう。上空が充分に冷えないとか?

# あっ、見直したら同じネタで二度も書いてる。暑さで参ってるね。

*日曜の夜は38でハワイアンライブ

 前日がものすごい人のライブだったそうで、たぶんそっちに集中しちゃったんですね。日曜日はお客さんが少なくてマッタリ気分でした。詳しくはこちら

タグ:手料理 梅干し 園芸 野草 花の色変わり

改めて書くJAZZ38(旧レモンハート・まんぼう)のこと

 昨日は亀有のJAZZ38(旧レモンハート・まんぼう)でハワイアンライブを見ながら夕食を食べました。今回はお客さんがそれほど多くなかったんですが、ハワイアンが特別大好きなお客さんばかりだったので、バンドの人とお客さんとのやり取りがけっこう楽しかったです。ウクレレの上手なお客さんが、ライブの合間に飛び入りで演奏してたりしました。

 JAZZ38は、8月いっぱいで閉店するかもしれないんです。ライブの後にお店のおばさんと少し話をしたんですが、賃料が高いのが大きな理由で、またそのために良い演奏家を招いてお客さんを集めようとすると、今度はライブチャージのシステムを理解してくれないお客さんがいて「なんで余計にお金を取られるんだ」ってことになる場合もあり、下町でこういう店をやるのは無理なのかもしれないって意気消沈してました。

 たしかに、わたしなんかも金町のまんぼうでカレーを食べてた頃から知ってるので、知らずに入っちゃったらガッカリすると思うんですよ。「食べたいのはカレーだし、ライブはどうでもいいの。それなのにライブチャージも払わなきゃいけないの? 金町のまんぼうにはそんなのなかったのに!」って。

 でも、ライブは毎日あるわけじゃないので、入り口でわかれば問題ないと思うんです。店の前に黒板でも出して「今日はライブの日。演奏家は誰それで、お食事代のほかにライブチャージが△円かかります」って書いてあったら、納得できない人は入らないし、興味のある人は入りやすくなるんじゃないのかな。

 ライブ中にお店の前を通ると、ちょうど演奏してるのが大きな窓から見えるんですが、事情を知らないと「チケットがないと入れないんじゃないか」「チャージがかかると思うけど、何千円も取られたらどうしよう」なんて思うわけですよ。でも、38のライブチャージってよっぽどスペシャルなゲストじゃない限り、300~1000円なんですよね。わかれば入りやすくなるんじゃないのかな。

◎イタリア料理とジャズの店 JAZZ38公式サイト
http://www.yydotto.com/jazz38/
肩書きに「カレーの店」も追加してほしいです(笑)

 場所は、JR亀有駅南口を出て、駅を背にして見回すと、バスターミナルの向こうにマクドナルドがあるはずです。マクドナルドの左手にあるリリオ弐番館というビルの地下です。

 このビル、けっこういろんなお店が入ってるのに、実はあまり知られてないというか、入りにくいのですよね。

 ビルの前を通ると、いろんなお店の看板が掲示されてるんですが、軽く寂れた感じに見えるので、看板があるだけでやってないんじゃないかと思ってたこともあるくらい。金町から撤退しちゃったまんぼうの看板があるのに気が付いて見に行ったのが最初で、そうじゃなかったら一生立ち寄らなかったかもしれないです。

 38の向の店はお洒落なフランス料理店だし、隣はチャングムという韓国料理の店(焼き肉屋ではなく、ビビンバやチヂミなど家庭料理の店です)があるし、中華料理店なんかもあって、ランチタイムから営業してる店も多く、穴場的存在かもしれません。

 38は9月以降も営業を続けられるように頑張ってるそうですが、このままだとどうなっちゃうかわかりません。金町の「まんぼう」や「JAZZ38」をご存じの方は、なくなっちゃう前にお店に足を運んでみてはいかがでしょう。

 ライブは金曜と土曜の夜です。その日は食事代にライブチャージがかかります。

 ライブに興味がない方は、ランチタイム(土日もやってます)か、日曜~木曜までのディナータイムを狙ってください。

*38ってぶっちゃけどんな店?

 本格的なイタリア料理店で、なぜか本格カレーも食べられる店。金曜・土曜の夜にジャズライブをやってる店です。

 マスターは金町駅北口で「まんぼう」というカレー専門店をやっていた人です。

 マスターのお兄さんが金町でJAZZ38というジャズ喫茶をやってました。お兄さんが亡くなられてから店名を引き継いでジャズライブもやるようになりました。

 本格的なレストランなのに、特別に気取った感じじゃないので普段着で入れます。もちろんお洒落して食べに行っても似合う店です。記念日の食事やデートにも最適ですよ。


*イタリア料理じゃなくカレーを食べたいんだけど

 カレーも健在です。ランチと、ライブのない日のディナーだったらカレーもOKです。


*ライブってタダなの?

 お店のサービスで無料だったこともあるようですが、通常は食事代のほかにライブチャージがかかります。金額は出演者によって違うのでお店のサイトで確認してください。
http://www.yydotto.com/jazz38/jazz/index.html

 よっぽどスペシャルな人でないかぎり、300~1000円です。「但し、お一人様あたり1,800円以上のご飲食をお願い致します」とのことなので、予算は3000~4000円/1人くらい。

 こうして書いちゃうと決して安くはないし、わたしも毎月はとても行けないんだけれど、ホテルのディナーショーなんかを考えると、かなり安いし、特別な町へわざわざでかけるんじゃなく、地元亀有で楽しめるのは貴重ですよ。

 ライブは通常三回で、一回のライブチャージで三回とも見ちゃって大丈夫です。同じ事を三回するんじゃなく、その場の雰囲気で演目を変えているので、全部見るとけっこう楽しいです。その月にお誕生日の人は、申し出ると出演者にハッピーバースデーを歌ってもらえたりします。


*ジャズ知らなくてもライブは楽しめる?

 実はわたしも知りません。目の前で演奏してる人が何者なのかよくわかんなかったりするんですけど、そんな状態でも生演奏というのは意外と面白くて楽しめます。

 かぶりつきで見るのも楽しいけど、ステージから離れたところに陣取って、食事とおしゃべりをたのしみながら音楽鑑賞ってのも楽しいですよ。演奏中も食事はできるし、途中で席をたって帰っても大丈夫です(あくまで基本はレストランですから)。


*食事だけしたいんだけど……?

 そういう場合は、ランチタイムか、月~木曜と日曜のディナータイムを狙ってください。ライブは通常、金曜と土曜のディナータイムのみです。

 水曜にジャムセッションをやってます。お客さん飛び入りの演奏会みたいな感じで、演奏したい人は参加料1000円だそうです。食事だけならライブチャージはかかりません。音楽を楽しみながら食事したい人は水曜の夜が意外とお勧めです。

 ランチタイムには、お得なランチメニューがあります。日替わりのカレーやパスタにドリンクバーが付いて900円くらいです。

 ファストフードと違って作り置きじゃないので、ピザの注文が重なったりすると、若干時間がかかることがあるみたいです。生地をのばすところからやってると、お店のおばさんが言ってました。

 わたしはよくランチでカレーを食べますが、カレーだったらそんなに待ったことないですよ。ここのマスターは金町でカレーの専門店をやってた人なのでカレーも本格的です。

今朝の死蚕状況(涙)

ファイル 405-1.jpg

 テトラ蔟に一頭、糸吐き始めで死亡。

 区画蔟で薄い繭になったものが三頭。同時期に糸を吐き始めたものが厚い繭を作っているのにこの繭は透けている。中で蚕が黒くなって動かない。

 厚い繭になってしまったものは、もう中身を確認できない!


 今日はちょっと、さまざまな雑用を済ませてから夜はジャズ38でライブを見ながらイタリア料理の予定。

◎ジャズ38
http://www.yydotto.com/jazz38/

タグ: カイコ

営繭中も死にまくるんですー (T-T)

 昨日は、徘徊する蚕たちを個室に突っ込んで上蔟を終わらせました。まだ寝てる蚕が何頭かいますが、ほとんどが繭を作り始めたようです。

 相変わらず死んでしまう蚕もいます。今朝見ると紙製のテトラ蔟の中で二頭死んでました。昼ごろもう一頭死んで黒くなってました。区画蔟で繭を作ってる蚕も、いくつか中身が黒くなってるのがあります。こんなに早く蛹になるわけがないので、死んで腐りかけてるんだと思います。うわーん!!

ファイル 404-1.jpg
▲これは中で蚕が死んでます。吐いたもので紙が染みになってます。

ファイル 404-2.jpg
▲こっちは正常な糞尿です。生きた蚕がする水っぽい糞は、遠くへ飛ばされるので紙の端っこが染みになってることが多いです。

ファイル 404-3.jpg
▲夜中に抜け出した蚕が外で繭になってしまいました。もうどうしょもないので放置。死ななきゃそれでいいですー。

ファイル 404-4.jpg
▲区画蔟で繭になったもの。この繭は中身が生きてると思います。

 中身が死んで黒くなってる感じのやつは、ほっとくと腐るだけなので明日捨てる前に写真を撮ります。

ファイル 404-5.jpg

 とはいえ、ひとまずは上蔟が済んだので、梅の世話なんかしながら桑の実酒でお祝い。

タグ: カイコ

梅干し、そろそろ完成かなー

 今日は朝から本当にいい天気で土用干し日和でした。たっぷり日に当たって良い具合に干しあがっていると思います。

土用干し初日
▲土用干し初日の梅干し

ファイル 403-1.jpg
▲土用干し三日目の梅干し

 こうして見比べると初日の梅には色むらがあるのに、今日の梅は均一に赤くなってる。さわってみると、初日はやや固かった果肉や皮がやわらかくなってます。土用干しの目的がだんだんわかってきました。水気を飛ばして保存を高めるだけじゃなかったのね。

-初日はお昼前に干して、四時ごろ梅酢に戻しました。
-二日目はお昼頃干して、五時ごろ取り込んで、一部固さの残ってるものは梅酢に戻し、そうでないものはタッパーに収納。
-三日目は朝から干して五時ごろ取り込みました。今日はほとんどの梅がいい具合になっているので梅酢にはもどしませんでした。

 これで完成ってことにして良さそうだけど、塩っ辛いので一度にいくつも味見ができません。明日またつまみ食いをして干すかどうか考えます。

 夕方からセミの幼虫を見に行こうと思っていたのに、出かけようとしたら夕方からいきなり曇って雷が鳴り始めたのでやめました。結局、雨はふらなかったんだけど、変な風がふいてきて、いつ降ってもおかしくないような状況です。西の方から雲が流れてきたとかじゃなくて、急に空が暗くなったような感じです。

↓このへんで衛星画像を見ると、15時まで東京上空は晴れているし、西に雲があるような感じじゃないのに、16時~17時ごろに内陸で突然分厚い雲が湧いてるみたい。暑くなった都市部と上空の温度差のなせる技?
http://www.tenki.jp/him/ni/ni_8.html

 あわてて買い物にだけは行って来ました。新生姜を買おうとしたら索麺南瓜が出てるのに気づいて両方買いました。

タグ:手料理 梅干し

前の記事のつづき

ファイル 402-1.jpg
▲営繭:最初は粗く糸を吐いて足場を固める。

 早朝と言っても、わたしはお寝坊さんなので六時過ぎですが、蚕の様子を見ると惨憺たるありさまで、蔟から落ちて死んでるのや、蚕座(さんざ)の中で死んでるのが合わせて六頭くらい。どれも頭が黒くなる同じ死に方ばかり。もう写真を撮る気にもなれない。

ファイル 402-2.jpg
▲営繭:繭の形になってきた。糸を取るにはいかに厚く繭を作らせるかが重要だけれど、伝染病発生中なので多くは望むまい。

 生きてる蚕はというと、蚕座で桑を食べてるもの、棒っきれみたいにまっすぐになって寝ているもの。蔟の上で繭を作っているものが少し。あとは透けた体で蔟の上を歩きまわっています。しかも、せっかく作っている繭に糞尿をひっかけて歩いている。なんたる破廉恥な天女様であることか。

 どれが保菌者なのかわからないので、できれば糞尿や吐物で汚し合うのはやめてほしいなと思います。仕方ないので集合住宅をやめて一戸建てを用意してやりました。

ファイル 402-3.jpg
▲名付けてテトラ蔟(まぶし)

 作り方はチャンスがあったらそのうち説明するけれど、牛乳のテトラパックと同じ構造のものを作って一頭ずつ入れてしまうのです。

 これが蚕たちには意外と好評で、徘徊を続けていた蚕たちが急に繭を作り始めたりする。たまに脱走をはかる蚕もいるけれど、その場合は口を閉じてしまえばいいのです。空気さえ通ればいいのだから簡単な話。これなら糞尿や吐物で汚し合うこともないし、死んだ蚕は袋ごと捨てられます。

 しかし欠点もあります。第一に場所をとること。大量飼いしている人には向きません。第二に中がどうなってるのかわかりにくいこと。死んでいても気づかずに過ごしてしまうかも。第三に、自分の糞尿で汚れるかもしれないこと。三番目は水を吸う紙を使えばある程度まで防げます。

 ついでなので、まだずーになりきっていない蚕もテトラ蔟に入れてしまいました。寝ている蚕は間もなくずーになるだろうし、そうでないのも餌を切ったら体の変化がはじまるかもしれないので。

 上蔟が済んだらあとは死にませんようにとお祈りするばかり。で果たしていくつ繭がとれるでしょう。


*区画蔟・回転蔟

 蔟は、蚕に綺麗な繭を作らせるための足場なので、どんな形をしていていもよく、昔の人は藁を蛇腹に編んだものを使っていたようです。藁蔟を作る専用の道具なんかもあるらしいのですが、博物館でしか見たことがありません。藁蔟か、折藁蔟で検索すると写真が見られると思います。それと同じ構造で、ワイヤー製のものもあるようですが、これまた実物は見たことがありません。

 祖母の家では紙製の、格子状の蔟を使っていました。区画蔟(くかくまぶし)とか言うらしいです。使わない時は折りたたんでしまえることと、専用の枠を使うと何枚も重ねて天井から下げられるので便利なのです。たぶん、日本中の養蚕農家で愛用されているんじゃないかと思います。

ファイル 402-4.jpg
▲区画蔟

 もう少しちゃんと描こうよと自分でも思うけど、蚕の大量死でやる気が半減してるので勘弁してください。お菓子の箱の中に入ってる仕切りみたいな構造です。祖母の家にあったのは、たぶん農協かどこかで買った専用品だと思うのですが、厚紙に切れ目を入れて組み合わせ、余ったところを折り曲げてホッチキスで止めれば簡単に自作できます。一区画のサイズが 3cm x 5cm 程度になればいいです。区画は蚕の数の二倍くらい必要です。余りがないとうまく繭を作らないのだそうです。

 わたしは後先を考えずに区画蔟だけ作ってしまったので寝かせて使ってますが、何かの空き箱に丁度はいる大きさに作れば立てて使えると思います。次回は立つように工夫してみたいと思います。

 前にも書きましたが、農家では蚕がずーになると庭にたき火をして、区画蔟を一枚ずつ火で炙りながら開いて準備します。養蚕はたいてい女性の仕事ですが、五齢の時期に桑を枝ごと刈ってくる作業と、蔟を炙って広げる作業は祖父もまざってやっていました。上蔟が済むと、あとは繭かきまで養蚕の仕事はおやすみです。誰も喜びを口にするわけじゃないのに浮き立つ空気が子供心にも感じられます。

 農家では、区画蔟を何枚も重ねて木枠に固定して使います。下の図のような形になります。実際の作業ではあまり呼び名を口にしないので、祖母がなんと呼んでたかわかりませんが、一般には回転蔟(かいてんまぶし、かいてんぞく)と言うようです。

ファイル 402-5.jpg
▲回転蔟

 名前のとおり回転する仕組みになっています。これ自体をさらにいくつも連ねて天井から下げて使います。

 回転蔟に蚕をたからせると、蚕がたかっているところが重みで下になります。蚕は上にむかって歩く性質があるのですぐに移動していきます。上が重くなると、ぱたんと回転するので、また蚕は上に向かって歩きはじめます。何度もやっているうちに、気に入った区画をみつけて繭を作り始めるわけです。

 蚕は餌を食べている間はほとんど歩き回りませんが、ずーになると徘徊をはじめます。しかも上を目指すのです。その性質をうまく利用したハイテクです。わたしはこの仕組みが大好きでした。

 仕組みは大好きだったのですが、どうやって蚕をたけるのか、いまひとつ記憶にありません。検索してみると、大量の蚕を回転蔟の上にのせてるみたいなんですが、乗せるというより流し込む感じです。養蚕用語では「振り込む」と言ったりするようです。虫嫌いの人が見たら卒倒するような光景です。

 おそらく、この振り込み作業が「まぶし」の語源だと思います。蚕をまぶす道具だからまぶしです。


 さて、うちのお蚕さんたちはというと……うっ、これを書いてる間にテトラ蔟の中でまた一頭死にました。小便の染みと、吐物の染みは微妙に違って見分けが付きそうです。

タグ: カイコ

上蔟(じょうぞく)

 昨日は夜までお蚕さんとにらめっこで、ずーになったものから蔟(まぶし)に上げました。病気が蔓延しているので少しでも早く繭を作ってほしいのですが、体が変化する前に死んでいく蚕が続出して、さらに数が減ってしまいました。

ファイル 401-1.jpg
▲これは今朝の様子

 蔟はお蚕さんが繭を作る足場なので、どんな形をしていてもいいのですが、祖母の家で使っていた格子状の蔟を再現してみました。傾斜をつけて寝かせて置いてみました。

ファイル 401-2.jpg
▲下に台を作って浮かせてある

 下に隙間ができるように台をかってあるのですが、平らに置いてしまっても問題なく繭は作ります。蚕は繭を作り始めると体の中のいらないものを水っぽい糞にして排出するので、糸が汚れないように下に隙間を作ってみました。

 本当は寝かせるのではなく立てたほうがいいと思うんです。寝かせてあるとほかの蚕が徘徊しながらする糞が繭にからんでしまいます。でも立てる仕組みを作るのがめんどくさかったので妥協しました。

ファイル 401-4.jpg
▲好きな部屋に入って繭を作り始める

 体が透けて糸を吐きはじめた蚕を蔟にくっつけてやると、気に入った部屋をみつけて繭をつくりはじめます。いつまでも歩き回っている蚕もいれば、あっという間に居場所を決めてしまう蚕もいます。

ファイル 401-3.jpg
▲これが水のような便

 蚕の糞は常に固形です。病気でないかぎり固形の糞をします。でも、粗い繭をつくりはじめたところで、こういうのをピュッとするのです。黄色っぽい透明な液体です。

 便ならば正常なのですが、病気で死ぬ蚕が吐いたものと見分けが付きにくいのが悩ましいです。

ファイル 401-5.jpg
▲営繭(えいけん)途中で死んでしまった病気の蚕

 伝染病が発生すると、常に死の危険と隣り合わせです。おそらくほとんどの蚕が菌かウィルスに感染していて、なにかのきっかけで突然発病するのだと思います。左側で頭が黒くなっている蚕は、ついさっきまで順調に繭を作っていたのですが、突然動かなくなって死んでしまいました。こうなったらあわてて取り出して捨てるしかありません。微妙に動いてることもありますが、頭が黒くなったのは時間の問題で確実に死にます。

 こんな調子で、二十頭ばかり上蔟させましたが、夜になっても餌を食べ続けている蚕が多く、食べるのをやめた蚕も棒っきれみたいにまっすぐに伸びたまま動かず、なかなか体が変化しないようです。疲れたので寝ることにしました。

 回転蔟のことなども書きたいのですが、ブログの画像アップロード機能は五枚までなので記事をわけます。

 寝る前に縦揺れと横揺れの時間差がやけに長い地震がありました。距離から考えてたぶん東北のどこか(西では滅多におこらないから)、しかもこれだけハッキリ縦揺れがあるのは大きな地震だろうと思ってテレビをつけたら、各局が臨時ニュースで大騒ぎ。岩手で震度6強とのこと。

タグ: カイコ

「ずー」になるとはどういうことか

ファイル 400-1.jpg
▲桑を食べているお蚕さんは福顔だと思う

 結局、蚕は半分くらいに減ってしまいました。さっき掃除をしたらまた一頭死んでいました。伝染病とは本当に恐ろしいものです。目の前でバタバタ死んで行くのに、発病してしまうとどうしようもありません。

 こういう病気が蔓延しないように、昔は普通の人が蚕を飼ってはいけない法律がありました。どういう手続きで許可をもらうのか聞いたことがないので知りませんが、決まった農家でしか蚕を飼えなかったのです。ナイロンが発明されるまで、養蚕は国家をあげた一大産業でした。

 化学繊維の登場と、中国などの安い労働力に負けて、日本の養蚕はすっかり衰えてしまったので、数年前に法律が変わり、誰でも蚕を飼えるようになりました。おかげで単なる興味で蚕の種を通販で購入できる便利な世の中になったというわけです。

 ところで、うちのお蚕さんたちは、そろそろ「ずー」になります。老熟して繭を作るようになった蚕を養蚕用語で熟蚕(じゅくさん)と言うそうですが、その熟蚕のことを祖母は「ずー」と呼んでました。どんな字をあてるのかも、どういう意味なのかもよくわかりません。

 まるまる太ったお蚕さんを見て、こっちはまだだけど、これは既にずーになった、などと言うのですが、子供の頃はまるで見分けがつかず、なぜわかるんだろうと不思議でした。実はそのことが軽くトラウマになっており、自分で飼っているお蚕さんが「ずー」になっているのを見分けられるのかとても心配でした。

 知識としてはちゃんとあるのです。まず餌を食べなくなり、体が飴色になり透けてきて、いくらか縮んでくるそうです。しかし、うちのお蚕さんたちは、五齢になったら軽く黄ばみが出て、黄色いのと飴色なのと見分けがつくものなのか疑問でした。

 が、そんな心配はまるで無用だったのです。

 うわー、本当に透けてるー!!

ファイル 400-2.jpg
▲どちらが「ずー」か、わかりますか?

 上の写真は、右が「ずー」になった蚕で、左がまだ葉を食べてる蚕です。右のほうが全体に黄色いのはすぐわかると思うんですが、体の節を注目してみると、左は青いけど、右は黄色く透けてます。

 実は動きも違うんです。「ずー」になった蚕は首を8の字に動かして、地面に糸をはきつけながら歩きます。

 わたしゃ何をうろたえているんでしょうね。普段から蛾や蝶の幼虫を飼ってる時は、蛹になる前触れをわりと正確に見分けているんだから、お蚕さんで出来ないわけないんです。あははは。

ファイル 400-3.jpg
▲これは奥が「ずー」です。

ファイル 400-4.jpg
▲蔟(まぶし)に上げてみました。あまりアングルがよくないのですが、体が透けてる感じが伝わるでしょうか。

ファイル 400-5.jpg
▲蔟につかまらせてやると、勝手に歩き回って適当な場所で繭を作ります。

 農家で何万匹も大量に飼う時は、一頭一頭を見分けて上蔟させるわけにはいかないので、全体の様子で頃合いを見計らって一気に蔟に入れてやります。五齢になってからの午前中の気温の通算が摂氏百九十度を越えたら、なんて目安があるらしいのですが、祖母がそんな計算をしてたかどうかはちょっとわかりません。

 祖母の家で使っていた蔟は、回転蔟というもので、その構造がまた面白くて大好きでした。それについては次に書きたいと思います。模型を作るのは大変なので、今度こそイラストがいるかな。

タグ: カイコ