引っ越したので下のバナーから移動してねん。
『グスコーブドリの伝記』に出てくる「てぐす」はこれだよね。ヤママユガの幼虫。天蚕。名前に「蚕」って字がついてるけど、いわゆるお蚕さんとは科の違う別の虫です。
こないだの虫食いの会で、bugeater さんのところからヤママユガの幼虫を二頭もらってきたのですが、一頭はもらってきたその日に繭になってしまい、二頭目も先ほどから糸を吐いてるみたいです。
幼虫のうちに写真をとっておこうと思ってたのに、光の加減のせいか可愛く写らないのが不満です。部屋の外へ持ち出して写せばよかったかな。繭を作る過程もとりたいけど、蛍光灯の明かりだとこれまたうまく写らないし、タイミング悪いなあ。
で、これ、どうしましょう。このあたりで取ったものじゃないから羽化しても放せないし。蛹のうちに食べちゃおうかなーとも思ったんだけど、でっかい蛾になるところも見たいのよね。オス・メスだったら交配させたりしてみたいし。餌は街路樹からサクラの葉をかっぱらってくれば(おい)なんとかなりそうじゃない? たくさん繭になったら糸とったりしてみたいしねー。蛹は食べちゃってもいいしね(中国で食べてる柞蚕と近縁だから美味しいと思うの)。
でも、両方ともオスだったりメスだったりしたらもてあましそう。標本でも作ってみる? 殺虫薬のエーテルって薬局で買えるのか??
その前にオス・メスってどうやって見分けるんだっけって話もあるんだけど。カイコみたいに触角の形が違うのかなあ。
二頭目も完全に繭になりました。糸を吐き始めてから完成まで丸一日かかりますね。
最初に繭になった一頭目が、昨日くらいから繭の中で激しく動いてるの。ガサゴソすごい音たててるから、最初はネズミかゴキブリでもいるのかと思ってびっくりしたくらい。触ったりゆすったりしなくても、ときおりガサガサ動いてます。かなり寝相が悪いです。元気な証拠といえるでしょう。
どのくらいで成虫になるのかなあ。
柴田さんこんにちは。前にメールくれた人ですよね。サイトのほうも拝見しました。子供の蚕の実験室なら前に何度か検索で訪れたことがあるので「あー、この柴田さんだったのかー」ってちょっとビックリしてるところです。いろんなもの飼ってますねー。わたしはすごく久しぶりに虫飼いです。
ヤママユガは Bugeater さんが長野でとった成虫が産んだ卵が孵化したものだそうです。孵化した時期が早かったらしいですよ。
やっぱりすぐに繭つくりましたか。じつはあの二頭は前日から冷蔵庫に入れていたんです。糸を吐きたくて吐きたくてたまらなそうな顔でしたから。
それにしてもあのガサゴソにはびっくりします。活きがいいさなぎです。
雌二頭だったら、卵がおいしいとおもうので、一頭は空揚げにし、残り一頭はゆでて卵の食感を楽しむ。
雄二頭だったら、一頭は空揚げにし、残り一頭は標本にする。
雄雌だったら採卵し、ぼろ蛾なので、両方空揚げにする。
というのはどうでしょうか。
でもそれより両方ともさなぎを食べてみるという手もあります。卵は家のがきっとあまるので差し上げます。
成虫を見たい反面、実は食べてみたい気もするんですよねー。卵……またそんな素敵な誘惑を(笑)