引っ越したので下のバナーから移動してねん。
昨日じゃなくて、先週の日曜日にBugeaterさんの「昆虫食のひるべ2」に出席したんだけど、報告しようとしてるうちに一週間たってしまった……orz
集まりの様子は昆虫料理を楽しむを読んでいただくとして、帰りにカイコの蛹入り納豆をもらったので、その紹介を少し。
これはBugeaterさん自作の納豆です。納豆はゆでた大豆を稲藁で包んで、藁についてる自然の納豆菌で発酵させて作るのが本式です。でも、身近にお米を作ってる人がいないと稲藁が手に入らないんですよねえ。ところがBugeaterさんはオギ藁で納豆を作っちゃった。オギっていうのは川辺に生えてるススキみたいなやつです。こんなものでも納豆ができるんだなーって、目から鱗がポーン!!
これだけでもすごいんですけど、そこはそれ、名前からして「虫食い」さんですから、中身はもっとすごいです(笑) 興味のある方は続きをどうぞ。
このくらい下げておけばいい?
藁苞(わらづと)をあけてみると、中は美味しそうに糸を引いた大豆。それにカイコの蛹です。絹(きぬ)糸はカイコガの繭(まゆ)をほどいて作りますが、糸をとってしまうと、中身の蛹が残るのですね。養蚕をやっていた地方では、カイコの蛹を佃煮なんかにして食べることが良くあります。
ところで、カイコの蛹は蛋白質豊富な食材です。蛋白質豊富といえば、畑の牛肉と言われる大豆なんかもそうですよね。大豆といえば納豆、じゃあ、昆虫で納豆を作ったらどうなるのー?? 普通こんなこと、誰も考えない。考えてもやらないよーって思うんだけど、Bugeater さんはやっちゃうんだよね。発想もやることも常人と違っている(笑)
昆虫納豆の話を聞いたとき「理屈では納豆みたいになるだろうけど、虫には殻があるし、中まで発酵するのかなあ」と、個人的には首をひねっちゃってたんですが、食べてみてビックリ。
「あら? この味面白い。なんだこれ??」
なんかね、面白いの。蛹の殻のなかに大豆で作った納豆が詰まってるみたいな感じ。殻を通してちゃんと菌が入り込んで発酵してる。カイコの蛹は普通に加熱して食べるとアサリに似た旨味があるんですが、納豆菌で発酵させると納豆の味になるのね。カイコ特有のにおいが淡く残っているけれど、そのまま食べるよりもずっとにおわない。こんな食べ方もあるんだって、またまた目から鱗がポーン!
これ面白い。とりあえずオギ藁で納豆を作るところからマネしてみようかな。納豆作りに成功したら次は虫入りで(笑)青虫とか入れてみたいなあ。