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和名 クワイ(慈姑)
別名 白クワイ、青クワイ
 皮の色によって上記のように呼び分けるらしい
学名 Sagittaria trifolia(クワイ =オモダカ)
Sagittaria sagittifolia(ヤエオモダカ)
科名 オモダカ科
沖縄口  
アイヌ語  
中国名 野慈姑、中華慈姑
英名  
エスペラント  
その他  
夏〜秋
原産地 中国
 
 
正月に食べるクワイはオモダカ科
 オモダカ科のオモダカ(Sagittaria trifolia)の栽培変種。また、近縁種のヤエオモダカ(S.sagittifolia)も食用にすることがある。原産は中国で日本には奈良時代に伝来したと言われている。食用にするのは塊茎で、太い芽が出ることから出世するという意味に通じ、縁起物とされている。

 なお、缶詰等で輸入されている中国クワイはカヤツリグサ科のオオクログワイ(Eleocharis dulcis =イヌクログワイ)というもので、S.trifolia とはまったくの別種である。こちらのことを中国では慈姑とも言うが、荸薺、馬蹄、烏芋、などと別の呼び方をすることも多い。

クワイにまつわる言葉
Sagittaria trifolia
 オモダカの学名。クワイはオモダカの栽培変種。sagittaria は矢尻型の、という意味で葉の形を表し、trifolia は三枚葉のという意味で、花びらが三枚だから。

Sagittaria sagittifolia
 ヤエオモダカの学名。sagittifolia は矢尻型の葉という意味。

慈姑(くわい)
 芽の出たクワイの形が老婆の頭に似ていることからその名が付いたといわれている。中国では姑の字に「くさかんむり」をつけ「菇」と書くことも。

慈姑頭(くわいあたま)
 時代劇に出てくる医者がよくやってる髪型。総髪といって肩のあたりで切りそろえた髪の毛を、後ろで束ねてクワイの芽のように曲げたもの。

  
 
珍獣様が食したクワイたち