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これはチンゲン菜花といって…ええと、チンゲン菜花といって…ええい、だからチンゲン菜花なんだってば。これについて何か調べようと検索をかけてみたものの「菜花と青梗菜の交配種だとテレビで言ってた」という情報があるだけである。菜の花と青梗菜は同属なので交配は可能だと思うが、本当にそうなのかよくわからない。 |
杓子型の丸い葉は青梗菜そのもので、葉をかきわけるとつぼみが出てくる。つぼみは確かに菜花に似ているが、そもそも青梗菜はアブラナ科で普通に育てても菜花そっくりの花が咲くのである。味や食感は青梗菜に似ており、茹でるととろけるように柔らかくなる。青梗菜と同じように中華料理によく合う。 |
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かつてはコマツナなどを栽培する時に間引いた若い芽をつまみ菜として出荷していたらしい。現在は雪白体菜というパクチョイの品種をつまみ菜にするために栽培して本葉が出る前に収穫しているという。間引いた芽をつまみ菜として販売している可能性は本当にないのだろうか? かいわれ大根に似ているが、かいわれより葉が大きく色も薄い。根は切られているが土がついていることがある。かいわれと違い水耕栽培ではなく土に種をまいて作るようだ。 田舎(群馬)では見かけなかったと思う。東京に出てきて初めて食べた。15年くらい前のことだが、透明なビニール袋にがっつり詰め込まれ、口もとじでいない状態のものが
30 円だった。冗談みたいな値段だと思った。つまみ菜は東京都江戸川区の名産なのだそうだ。茨城県などでも栽培されているようだ。それから間もなくあれよあれよという間に値上がりして、今は同じ量で
100 円する。機械で口を閉じたロゴつきの体裁のいい袋に入っていたりする。値上がりは人気が出たせいなのか、栽培量が減ったせいなのかはわからない。写真のものは茨城県産である。
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生でサラダしたり、炒め物に入れたり、汁の具にしたりする。生食するとかいわれ大根に似た辛さがある。上の写真は卵焼き。塩・胡椒で味付けした生卵につまみ菜をどさっと混ぜて焼くだけ。 |
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