切ってみると絹サヤに似たいい香りがする。種がたくさん入っていて、ワタをとると身が少なくなってしまう。よっぽどワタを取らずに煮てみようかと思ったが、簡単に手に入る品ではないのでベストな状態で食べようと思い、きれいにワタをとって調理した。
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フライパンをよく熱して豚バラ肉を固まりのまま焼く。樹脂加工のフライパンなら油は必要ない。フライパンに残った豚の脂は捨てずにおく。
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肉の表面に焦げ目がついたら鍋に移し、たっぷりの水とショウガのかけらを加えて茹でる。
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夕顔は皮をむき、ワタをとって適当な大きさに切る(煮とけないように大きめがよい)。
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豚を焼いたあとのフライパンで夕顔を炒める。油が少ないようなら足してもいいが少量でよい。
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豚にあらかた火が通ったら、いったん鍋から出して食べやすい大きさに切る。
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ゆで汁に浮いている油をおたまですくう。炒めた夕顔と、切った豚肉を鍋に入れ、砂糖・めんつゆ・醤油で味をととのえて加熱。
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夕顔がやわらかく煮えたらできあがり。味をみて足りなければ塩か醤油で引き締める。
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糸のように細く切った生姜を水にさらし、トッピングする。
見た目はトウガンと似ているが、トウガンよりもフルフルした感じに煮上がってとても美味しかった。余ったら干瓢を作る実験をしてみようかと思っていたのに、あまりに美味しくて全部煮て食べてしまった。
後日、岩手方面の読者の方が大長夕顔でも干瓢を作ると教えてくださった。また手に入ったらやってみようと思う。
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