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もっと大きくなりました
2003年8月30日撮影

 アップルミントをかじっていたバッタさんたちは、とうとうオトナになりました。住みかはいつしかミントの茂みからワタ(綿花)の鉢植えに移りましたが同じ種類のバッタだと思います(たぶん)。

首の付け根のところを見ると…
2003年8月30日撮影

 改めて首の付け根のところを見ると…あらら、へっこんでたところが出っ張ってきたわー。へこんでるのがオンブバッタとか書いたばっかりなのに、わたくしってやっぱりイイカゲンな女だったのだわ。

大きさはこんな感じ
2003年8月30日撮影

 でもねー、ワタの鉢植えに住んでるバッタはどれもこんな大きさなのねー。ショウリョウバッタだったらもっと大きくなるし、それに…

大きさはこんな感じ
2003年8月30日撮影

 見て見て!
 触角が頭の長さとほとんど同じでしょ。
 ショウリョウバッタは触角がもっと長いんだって。だからやっぱりオンブバッタなのよ。

 オンブバッタの見分け方(真面目に調べました)
  ・触角が頭の長さとほぼ同じ(ショウリョウバッタはもっと長い)
  ・触角の色が緑色(ショウリョウバッタは褐色・灰色など)
  ・いろんな草の葉を食べる(ショウリョウバッタはイネ科オンリー)

 食べ物に関しては、餌がなくなればショウリョウバッタもなんでも食べる可能性がありますが、手当たり次第なんでも穴だらけにするのはオンブバッタの特徴です。うちではミントのほかコバノランタナやワタの葉も食べてました。

交尾中
2004年9月11日撮影

 時は流れ、わたくしこと珍獣様は江戸川区から隣の葛飾区へ引っ越したわけですが、持ってきた植木の土に卵を産んでいたようで、引っ越し先にもオンブバッタが大量に発生していました。最初はコバノランタナを食べていましたが、味に不満があるのか間もなく近くに置いてあったミントに移動していました。夏のはじめまで集団でミントを食い荒らし、成虫になるとあちこちに散っていったようです。チコリやチョウセンアサガオをばりばり食べて葉っぱをぼろぼろにしていました。秋の初めに番い(つがい)になって上の写真のようにメスがオスをおぶっているのを見るようになりました。大きいのがメスで上にのっている小さいのがオスです。


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