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和名 チョウセンカマキリ(朝鮮蟷螂)
別名 カマキリ
拝み虫(カマキリ全般の別名)
中国名  
科名 カマキリ科
学名 Tenodera angustipennis
出現期 夏〜
食性 昆虫をとらえて食べる
採集地 東京都江戸川区
人間に見られてるけど、知らんぷりしとこ
2003年10月1日撮影

 国道沿いの街路樹でカマキリと出会った。ちゃんと翅もはえそろっている成虫だ。

 さて、こいつは何カマキリだろう。チョウセンカマキリかオオカマキリを見分けるには、後翅の色を見る(朝鮮は透明・大は紫色)、腕の付け根の色を見る(朝鮮は濃い・大は淡い)、だったよね。

 というわけで、捕獲をこころみた。ひらたくいうと、捕まえてみようとしたってこと。
 カマキリも成虫にもなるとただじゃつかまらない。背中の細くなってるところをつまもうとしたら、鎌をふりあげて攻撃してきた。

カマの内側
2003年10月1日撮影

 このとおり、見事な戦闘モード。この写真をとるまでに何度も指をはさまれた。でも、しょせんはカマキリ、人間の指に穴をあけるほどの威力はなさそうだった。まあ、今日のところはこのへんで勘弁してあげよう。見たいのは腕の付け根と後翅の色だから、つかまえる必要はないわけだし。

 両腕の付け根にくっきりとオレンジ色に近い斑文がある。これがチョウセンカマキリの特徴だ。オオカマキリはこの部分がもっと薄い黄色なので見分けられるんだって。

 じゃあ、後翅の色はどうかっていうと、

透明な後翅
2003年10月1日撮影

 ほら、このとおり。透けている。オオカマキリは後翅がもっと茶色くて不透明な感じになる。

 名前にチョウセンがついているけれど、外来の虫ではなく昔から日本にいた虫らしい。単純に「カマキリ」といえばチョウセンカマキリのことで、図鑑によっては「カマキリ」という名前で出てることもある。

 

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