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 掘り出されたドウガネさんは、翅を広げて何度か飛び立とうとしましたが寝ぼけているのか飛ぶことはできませんでした。
 透明な薄茶色の後ろ翅を固い前翅からはみ出させ、重たいお尻をふりながらジタバタ歩く姿は、クーデターをのがれて身ひとつで国外逃亡をはかる王族といった趣でした。
 

 どーでもいいことですが、右の絵(PNG画像)が見えない人は、GIF画像も用意したので絵をクリックしてください。

国外逃亡を図る王族(想像図)

 
 
もうちょっと寝ることにしたドウガネさん
2002年7月28日撮影

 アジサイの植えかえも終わったので、ジタバタしているドウガネ王妃(勝手にメスということにしたらしい)を、こちらでございますと植木鉢に招き入れたところ、あわててもぐってしまいました。
 成虫になってからも昼間は土の中で過ごすのでしょうか。それとも、まだ外の世界に出てくるのが早すぎたのでしょうか。

 


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