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珍獣様が前に使っていたデジカメは Olympus CAMEDIA C-100
というやつで、一応はマクロ撮影が可能。可能なはずなのに、どう頑張っても写したいものじゃなく背景のほうにピントがあってしまうという優れものだった。
他にまともなカメラを使った経験がないので何が悪いのか見当もつかない。腕が悪いのか、はたまたカメラのせいなのかと悩み続け、ある日、珍獣様はブチ切れた。 「こんな寝ぼけた写真、もう耐えられないっ。虫嫌いが悶絶死するくらい美しい芋虫の写真をとりたいのじゃ〜!!」 そうして買ってきたのが、Olympus の製品で、AMEDIA C-750 Ultra Zoom
である。スーパーマクロモードで撮影すれば レンズからわずか 3cm の距離で撮影が可能。遠くの景色にピントがあってしまう似非マクロなんかじゃなく、本当に写したいものにピントを合わせることができるのだ!
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2003年7月8日撮影(群馬県藤岡市) この写真は群馬県藤岡市にある七輿山古墳で写したもの。モモスズメの緑色型幼虫だと思う。もとの画像はとても大きくて、縮小しないと web には載せられない。縮小したものを見ても、これまでの画質とはくらべものにならないほどだ。 |
2003年7月8日撮影(群馬県藤岡市) 同じ個体の顔。見よ、細かい突起までもがハッキリ写っている。これまでの寝ぼけた写真の数々は、珍獣様の腕が悪いのではなくカメラがダメだったのだ。はーっはっはっはっ、どうだ、まいったか(今度は「腕がいいんじゃなくカメラの性能がいいのだ」と言われるとぐうの音も出ない)。 七輿山古墳というのは、けっこう大きな古墳で、盛り土の上には大きな木がたくさん茂ってちょっとした森になっている。おまけに天気が悪く、あたりは薄暗かった。フラッシュをたかずに撮影してみたが、この通り明るく写っている。むしろ露光が強すぎるんじゃないかという気もする。かえってフラッシュをたくべきだったかもしれない。
ちなみに、C-750 は光学ズーム 10 倍撮影という最終兵器を搭載しているので、これからは近くの虫だけでなく、遠くの鳥なんかも写せる(かもしれない)のである。ああ、なんておそろしい…うちは生き物サイトじゃないはずなんだけどなあ。 |
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