週末に遠くの図書館へ行き、保育社の『原色蛾類幼虫図鑑』で名前を調べた。
4本の斜線が目立つこと、長細い三角の顔という特徴から、ウンモンスズメの幼虫らしいことがわかる。
ウンモンスズメの食草は、マユミ、ニレノキ、ケヤキだと書いてあった。ヤブコウジの木については何も書いてなかった。
そもそもあの木がヤブコウジかどうかもよくわからない。種名版は今は枯れてしまった別の木の説明かもしれないし。
もう一度、同じ場所に行ってみたけれど、芋虫はもういなかった。餌がなくなったので移動したのか、あきらめて蛹(さなぎ)になったのかはわからない。蛹になるときは土にもぐる。
上の写真では、茶色い成虫が写っているけれど、生きているウンモンスズメの成虫はきれいな緑色をしている。飼ってみたかったな。
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保育社の『蛾類幼虫図鑑(上・下)』は版元品切れで本屋さんでは買えません。日本に生息する蛾の「幼虫」のカラー写真をこれでもかっ!というほどたくさん収録した図鑑なのです。幼虫の図鑑はめずらしいので貴重な本です。
興味がある人は本屋さんからしつこく注文をかけつづけてください。本屋さんは「もう絶版ですね」と言うかもしれませんが、ひるまずに「出版社に問い合わせてください」と言いましょう。
珍獣はどうしてもこの図鑑がほしくて、2年くらい前に保育社に電話をかけて聞いたのですが「品切れ中ですが絶版ではありません」とのことでした。あちこちの本屋さんから問い合わせがあれば増刷してもらえるかもしれません。
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