和名 チョウトンボ(蝶蜻蛉)
別名  
中国名 麗翅蜻
科名 トンボ科
学名 Rhyothemis fuliginosa
出現期 6〜8月
夏の早い時期に見られる
食草 幼虫(ヤゴ)は水の中でボウフラなどを食べる
成虫は蚊や蠅などの小さな虫をとって食べる
採集地 東京都葛飾区・水元公園


 
黒くてひらひら飛ぶもの黒くてひらひら飛ぶもの
2003年8月10日撮影

 その虫はぱっと見ると黒くて、大きな翅があって、光をあびると空色、緑色、紫色に輝いて、ひらひら飛びます。

 蝶みたい。でも、蝶にしては翅が細いんです。
 トンボみたいに。

 その虫の名前はチョウトンボ。
 近くで見ればトンボだとわかります。

チョウトンボ
2003年08月16日撮影

 トンボにしては翅に幅があるけど、やっぱりトンボですよね。
 これが空を飛ぶと、ひらひらと妙な動きをして、ほんとに変な虫なんです。翅には蝶のように鱗粉はありませんが、ツヤがあって、カラスアゲハの翅のように輝きます。

 いつも高い木の梢近くを飛んでいて、なかなか下まで降りてきません。交尾と産卵の季節になると小川の水面近くを低く飛んでいますが、長いこと見ていても翅を休めるということがなくて、近くで見るのが難しい虫です。

高いところを舞うチョウトンボ
2003年8月10日撮影

 でも生き物ですから、必ずどこかで翅を休めているはずなんです。

 そう思って、朝早く見に行くと、写真のチョウトンボが川辺の草にとまってました。

 早起きまでしてお近づきになっておいて言うのもなんですが、チョウトンボってとまってる時より飛んでる時のほうがきれい…ですね(汗)

 この虫は、下を向いて歩いていてもみつけられるんですよ。翅が幅広いからでしょうか、地面に落ちる影の動きだけでチョウトンボだとわかります。

 図鑑などには6〜9月に見られると書いてあるようですが、東京あたりだと8月中旬までで姿を消すようです。夏の早い時期に見られるトンボです。


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