和名 アケビコノハ(通草木葉)
別名  
中国名 枯葉夜蛾
科名 ヤガ科
学名 Adris tyrannus
出現期 年 2 回 7〜8 月から秋にかけて
食草 アケビ、ムベ、アオツヅラフジなどの葉
採集地 東京都江戸川区


 
アケビコノハの死体?(成虫)
2002年11月15日撮影

 たぶんアケビコノハの成虫の死体じゃないかと思うのですが、なんせ状態がわるいので疑問符付きです。アスファルトの上で踏みつぶされ、翅がほとんど残っていません。かろうじて残った翅の模様から、アケビコノハじゃないか考えました。
 アケビコノハは前翅の表が枯れた木の葉のような色と模様をしてますが、後翅の表はオレンジ色に近い黄色で黒い目玉模様があります。

 アケビコノハといえば、幼虫がものすごくへんなかっこしてるんです。背中に大きな目玉模様があって、敵に襲われそうになると、きゅーっと体を丸めて目玉模様で威嚇します。その姿はとても芋虫には見えないのです。珍獣様は幼少時代に図鑑でアケビコノハの幼虫を見て、あまりのショックに昼寝の夢に出たことさえあるほど。
 そのショッキングな幼虫は、アケビ、ムベ、アオツヅラフジなどの葉を食べるのですが、これが都会にはあまり生えていないので、幼虫に出会えるチャンスは滅多にありません。でも、成虫がいるってことは、どこかに幼虫もいるはすなのですよね〜。

 上の写真は江戸川区内の道ばたでみつけたものですが、同じ模様の蛾を葛飾区内でも見たことがあります。これまた死体でしたが状態がよくて、はっきりアケビコノハだとわかるものでした。カメラを持っていなかったことが悔やまれます。


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