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和名 ミツモンキンウワバ(成虫)
科名 ヤガ科 学名 Argyrogramma agnata 中名 銀紋夜蛾 撮影日 2003/12/09 撮影地 東京都江戸川区 特徴 ・幼虫から育てた個体 ・前翅の白い斑文 ・前翅に金色の鱗粉 他の写真 [1][2][3][4] 翌日
飼育記録は以下に
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2003年10月31日 終齢幼虫
チョウセンアサガオ(ナス科)の葉にいるのをみつけた。体長は約 40mm ほど。 緑色で白くて細かい筋がたくさん。真横から見ると両脇に白くてくっきりした線が一本ずつある。 |
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真横からのシルエットに特徴がある。
頭にむかって細く、尻に向かって太い。尻がやや角張っている。 また、胸脚と腹脚の間が長く、腹脚が少ない(腹脚二対+尾脚が一対)。 そのせいで尺取り虫のような動きをするが、尺取り虫より太っている。ヤガ科キンウワバ類の幼虫の特徴。 |
2003年11月02日 営繭
繭を作りはじめた。葉裏で糸を吐き、粗い繭を作る。 |
2003年11月03日
営繭二日目。まだ中で糸を吐いている。 |
2003年11月04日 営繭
営繭三日目。まだ動いている。 |
2003年11月05日
四日目。動きをやめた。体の一部に茶色い部分が出来た。 |
幼虫が繭を作ったチョウセンアサガオを上からみたところ。どの葉の裏で繭になったかわかるだろうか?
答え[10時の方向で軽く折れた感じになってる葉の裏に繭がある]←マウスでなぞって選択 |
2003年12月09日 羽化
蛹から出てきたばかりで翅が開いて以内状態。 |
10分後、翅が開いてきた。この写真は翅をやや上に上げている状態。
ほかの写真
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ひとつ上の状態を真横から撮影。翅の裏が写っている。
ほかの写真
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2003年12月10日
完全に翅が開いた状態。通常は翅を切妻屋根のように閉じていることが多いので、上から見ても、横から見ても、翅の裏は見えない。 真横から見たとき、翅が反って尻で跳ね上がったシルエットになるのはキンウワバ類の特徴。 |
成虫を真っ正面から見たところ。背中に毛の束がある。これもキンウワバ類の特徴。 |
飛び立つ前。翅を少し広げた状態。 |
葉を糸でつづったもの。この中から出てきた。 |
葉っぱを破くと脱皮殻が入っている。 |
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