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和名 ヒカリモ
別名  
中国名  
科名 黄藻植物門黄鞭藻綱(黄金色藻綱)
ヒカリモ科の単細胞藻類……ってことは植物?
学名 ?(一種類じゃないかも)
咲かないと思う
 
原産地  
撮影地 千葉県富津市竹岡


 
 千葉県富津市竹岡。国道127号線を鋸山(のこぎりやま)方面に走っていると、左手に突然「ヒカリモ発生地」の立て札が見えます。

ヒカリモ発生地

 車を止めてみると、山肌に小さな洞窟があります。ちなみに後ろをふりむくとすぐそこが海です。

 鳥居をくぐって洞窟の中を見ると……?!
 
 

ヒカリモ発生中
2006年4月2日撮影

 なんじゃこりゃー!! 洞窟内にたまった水が黄色く光っているー!!!
 洞窟といっても奥行きが 5m ほどしかない小さな穴で、外からの光が充分に届きます。

ヒカリモ発生地
2006年4月2日撮影

 水に近づいてみると、あれ、白いよ。水面はこんなふうに粉のようなものがびっしり浮いてる。近づいちゃうと黄色くは見えない。

ヒカリモ発生中
2006年4月2日撮影

 でも、少し離れたところは黄色っていうか、金色に光り輝いてます。どうやら水面に浮いているものが日の光を反射しているようです。洞窟はふきぬけになっているわけではなく、あくまで入り口から入ってきた太陽光を反射しています。立ち上がって見るよりも、しゃがんで見たほうが輝きが強くなるようでした。

 これはヒカリモという単細胞の藻が大発生するときにおこる現象だそうです。日本全国で発生するそうですが、毎年同じ場所で発生するのは珍しいということです。地元ではこの洞窟を金色井戸と呼んで弁天様をまつっています。

 この水面まっ黄色の現象は一年中見られるわけじゃなくて、3月下旬〜5月の菜の花の咲く季節に見られるものだそうで、

秋の光も発生地
2005年11月3日撮影

この写真は11月に同じ場所を写したものですが、何かホコリのような細かいものが浮いてはいますが、このとおり光ってはいません。
 

竹岡のヒカリモ発生地
千葉県富津市萩生1176
 国内ではじめてヒカリモが発見された場所ということもあって、特別天然記念物にも指定されています。国道127号沿い、JR竹岡駅から徒歩数分。洞窟の入り口に車を3〜4台おけるスペースがあります。


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