わたくしこと珍獣が見たものは、茎から伸びた枝の先に葉が三枚ぴょぴょぴょっとついているアレでございます。
え、証拠を見せろとおっしゃいますか?
聡明なる読者のみなさん、
わたくし決してごまかすつもりなどはございません。ただ、写真がうまく撮れなかったのでございます。たいそう写りのわるい写真ではありますが、それでもよろしければこちらをごらんください!
2004年5月21日撮影
上の写真をクリックしていただきますと、未加工の大きな画像が表示されまする。
ああ、少々お待ちを。
たいそう大きな画像ですから、ナローバンドユーザーのみなさまにおかれましては、深呼吸などして心を落ちつけたのちクリックし、気長にお待ちいただけますと幸いでございます。
ピントがぼけておりますが、赤い花がどの茎につづいているのか、その茎から生えている葉がどんな形をしているのか、だいたいご覧いただけましたでしょうか。
少なくともレンゲソウではないことだけは、ご理解いただけるのではないかと。
ムラサキツメクサでもない、レンゲソウでもないとなれば、やはりシロツメクサなのでしょうか。白い花を咲かせるはずのシロツメクサが、一体なぜ赤く染まっているのでしょうか。
わたくしこと珍獣もまた少ない脳みそをふりしぼり、ひとつの仮説をたてました。
「シロツメクサは咲いたばかりの若い花は赤いのではないか?」
そう思い、まわりに咲いている、同程度の若い花の写真も用意いたしたのですが、これこのとおり、真っ白でございます。シロツメクサの草原を見渡しても、通常は赤い花など咲いておりません。シロツメクサの花は若いうちから白でありまする。
2004年5月21日撮影
聡明なる読者のみなさん。
これは一体どういうことなのか!
新種なのか、はたまた突然変異なのか、この現象の理由をご存じの方は、ぜひぜひご一報くださいませなのです。また、テレビ局からの取材も歓迎いたします。
ご連絡はメールにて。メールアドレスは適当に探してくださいませなのです(注:スパムにつぶされるので安易にアドレスを書けない悲しい
SAGA を背負っているのです)。
…と、お遊びはこのへんにしてだな。
たぶん上の写真の赤い花はシロツメクサなんだよ。
で、その本当の理由はわたくしにもわかんないんだけどさ、一面のシロツメクサの中に赤い花がかたまって
4〜5 本あったんだわ。
そこで考えたんだけどもさ。
ひょっとかすると誰かが地面に赤い液体でもまいたんじゃないかと思うんだよ。切り花なんか、赤い水吸わせると、白い花が赤くなったりするじゃんか。アレと同じで色水を吸い上げて花が赤くなったんじゃないかと。
たださあ、色水は花だけじゃなく葉にも吸い上げられてるはずなんよ。その場合、花ほど目立たないだろうけど、葉も赤黒くなってなきゃいかんと思うんだね。でもその様子はなかったよ。
やっぱ変種か突然変異かな。
ホントにご意見お待ちしているよ。
あと取材も…って、次に行くときにはもう生えてないかもしれないけどさ。
根こそぎひっこぬいで標本にしておくべきかなあ。
まあ、理由がわかっちゃうと大したことじゃないのかもしれないけど。
[追記]
三日後にもういちど同じ場所へ行ってみました。
上の写真の赤い花はもうなくなっていましたが、うすぼんやり赤いシロツメクサが咲いていました。
2004年5月24日撮影
でも、この程度の赤さなら珍しくはありません。シロツメクサの原っぱを見て歩くと、たまにうす赤く色づく株があるみたいなんです。
2004年5月24日撮影
突然変異なのか、変種なのかわかりませんが、花がうっすら色づく個体があって、そういうのがたまに濃い色の花をつけてしまうというのが真相のような気がしてきました。
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