和名 ヤマモモ
別名  
中国名 楊梅
科名 スイレン科
学名 Myrica rubra
3〜4 月
6〜7 月
原産地 インド
採集地 東京都葛飾区


 
たわわなヤマモモ 1999年6月29日撮影
 ヤマモモといっても桃じゃないの。
 こんな実のなる木で、よく公園に植えられてたりする。すっごく沢山実が成るので、山百(やまもも)と言われているうちに、百が桃に変化したらしい。実は食用に、樹皮は染料にするとか。
 この写真は葛飾区の水元公園で写したもの。
 熟れるとこんなふうに赤黒くなって、ぼろぼろ落ちてくる。生の実を食べてみたら、かなり酸っぱくて渋みがあった。食用といってもこのままじゃあんまり美味しくない。果実酒にするといいらしい。
熟したヤマモモ 1999年6月29日撮影
ヤマモモ酒  というわけでお酒につけてみた。右の瓶は泡盛漬けで、左のは焼酎漬け。梅酒だったら半年くらい漬けておかなきゃダメみたいだけど、ヤマモモはどうなんだろう?8月のはじめに味見をしてみたら、すでに漬かりすぎて酒に渋みが出てしまった。がーん。
 ヤマモモの場合は2〜3週間くらいで実を取り出しちゃったほうがいいのかもしれない。それと、お酒はそんなに度の強いのじゃなくてよさそう。
 それと、小さな虫がついてることがあるので、漬ける前に流水でがしゃがしゃと水洗いしたほうがいいと思う。

 わりと暖かい地方の植物らしいけど、今はいろんな場所に植えられてるから、あんがい身近なところで見つけられる。

 たまに街路樹として植えてる場所もあるけど、あれだけはちょっと。実の季節になると舗装された道にばらばら落ちてきて、踏みつぶされたり腐ったり、醜いことこの上なし。しかも道っぱたでは排気ガスをかぶってるので実を食用にするわけにもいかないし。
 道が土ならまだいいだろうけど、舗装道路の街路樹としてはちょっと風情がなさすぎるのです。


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