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おりづるの研究(妹背山変奏曲)
妹背山
材料 大きめの紙をたくさん用意しましょう
模造紙でも新聞チラシでもかまいません

『桑名の千羽鶴』は、江戸時代に作られた連続折り鶴の例題集です。
ここでは桑名の千羽鶴から「妹背山」を使ってバリエーションを楽しみます。
小学校中学年くらいから大人まで楽しめる頭と指先の体操です。


こういう折り紙を用意してください
■[自由研究]初級:頭はどっち(小学校中学年〜)

1. おりづるのおりかたを知らない人は自分で本をみておぼえましょう。
2. おりがみを一枚用意してください。
3. 次にサインペンで上の図のような印をつけます。

【課題1】
 印をつけたおりがみでツルをおってください。そのとき黒くぬりつぶしたぶぶんが頭と尾になるようにしてください。

完成品はこんな感じ
これが完成品です
こうなるようにおってください。
 

【課題2】この課題は小学校高学年以上向けかなー

 課題1がおわったら、おりかたをわかりやすく説明する。できれば写真入りで。ヒント:おりづるの基本形

おりづるの基本形はこんなやつです

 ほとんど答えなのでリンクにしました。リンク先を見ないで自分で答えをかんがえてください。おりづるの基本形までおったときに、黒くぬりつぶした部分がどこにきているかで、頭になるか羽になるかがきまります。それがわかると、わざと黒い部分を羽にしておることもできるようになります。おりづるの基本形のおりかたは、おりがみの本にでています。
 



 
 普通にツルを折っただけじゃ珍獣の館とはいえません。「ゲゲッ珍獣様はツルまでも化け物みたいに!!」と言われるようなものを折らないとうちのネタじゃなくなっちゃいますからね。

 今日の問題は、説明だけ読んでいると難しそうですが、用意された紙を使えば折るテクニックだけなので簡単です。なので大人がやればすぐ解けるでしょう。

■[自由研究]中級:なかよしおりづる(小学校中学年〜)
こういう長方形の紙を用意してください
 こんどは上の図のような長方形をよういします。みじかい辺が長いへんの二分の一のながさになる長方形です。別のいいかたをすると、おりがみを二枚、よこにならべたような形です。

 ながい辺のまんなかから垂直に切りこみを入れますが、切りこみのながさはみぢかい辺の半分です。

 この紙を使って、つるを二羽おりなさい。そのさい二羽は羽でくっついていること。昨日の課題を思い出しながらやってみましょう。

完成品(妹背山)
完成品(妹背山)

 つるがなかよく二羽くっついています。昨日の課題をクリアしていればおれるはずです。

# この二羽くっついてるやつを「妹背山」といいます。次のステップからは妹背山のバリエーションを楽しみます。
# おり方のコツは、一羽だけ完成させようとしないで両方すこしずつおること。何度もおると上手になるので一度や二度であきらめないこと。



 
■[自由研究]中級:色ちがいでなかよし(小学校中学年〜)

色違い妹背山

 これも妹背山ですがちょっぴり変化をつけてみました。片方だけ色がついてます。
 どんな紙をつかって、どうやっておったか考えてください。



 
■[自由研究]上級:三姉妹(小学校高学年〜)

三姉妹

 二羽つながるなら三羽でも。つなげちゃいました。妹背山とおなじようりょうで切りこみを入れた一枚の紙でできてます。

 そこで問題です。三姉妹のつるをおるには、どんな紙を用意したらいいでしょうか。裏表のない紙で作る場合は二種類の展開図があります。二種類とも考えて折ってみましょう。

# この課題をクリアすると、四羽でも五羽でも好きなだけつなげて折れるようになります。



 
■[自由研究]上級:日輪(小学校高学年〜)

日輪

 これまでの課題ができれば、こんなおりかたもできるはず。十六羽のつるが羽でつながって輪になっています。大きな正方形の折り紙に、はさみで切り込みを入れて作ります。ノリやセロテープは使いません。どんなふうにはさみを入れればいいかわかりますか?

ヒントはこちら
 最初はヒントを見ないで考えてみてね。
 

※「日輪」の作者は田中一芳さんという方です。折り方はサンリオ『おりづる変奏曲』という本に掲載されていますが、残念ながら絶版です。



 
■[自由研究]超上級:日輪の色変わり(小学校高学年〜)
 日輪が折れたら、紙の表と裏を使って色変わりの日輪もできるはず……と思ってそのうち折ってみようと思っているのですが、一生準備中のままかも!


  
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