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材料 | 布(体用)10cm x 10cm … 1枚
布(頭用)5cm x 5cm … 1枚 わた … 少々 糸 … 少々 |
布の大きさに決まりはありません。用途に応じて変えましょう。
糸は布の色にあわせて目立たない色のものを選ぶときれいです。
キーホルダーや携帯ストラップの飾りに。
またはこんな使い方も↓
参考>くくり猿をあしらった針刺し
正方形の布を用意します。素材はなんでもかまいません。
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布を裏返しにおいて、その上に綿をのせます。写真ではキルト芯(パッチワークキルト用のシート状の綿)を使ってますが、普通のふわふわした綿でも大丈夫です。あまりこだわらず手近にあるものを使ってみてください。
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四つの辺を、中心に向かって折っていきます。折り紙で「かざぐるま」を作るときの要領です。 折ったそばから糸で止めていくと作業が楽です。
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四つの辺すべてを折るとこうなります。 |
次に、四つの辺の、それぞれ真ん中の部分を一針ずつすくうように糸をかけます、 やってることは簡単なんですが、これじゃわかりにくいかな。
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図にしてみました。 糸で一筆書きをするように、各辺の真ん中あたりを針ですくってください。 最初にすくった所にもどったら、糸を引いて引き締めます。 |
終点の糸をぎゅーっと引っぱると、左の写真のように四つ股の物体になります。これで体の部分は九割完成しました。 |
今度は頭を用意します。 体に使った布の四分の一のサイズで正方形の布を用意します。 これまた材質はなんでもいいのですが、分厚い布は使いにくいです。それに体に使った布と色を変えたほうがカワイイです。 |
布で綿を少量つつんで糸でくくり、小さなてるてる坊主のようなものを作ってください。 |
余分な布は切ってしまいましょう。 |
先に作っておいた体と頭を止めつけます。股になった部分に挟み込むようにしてください。 頭をつけると動物の形に見えてきます。体のでっぱった部分が足になります。 |
最後に、四つの足の先を針ですくって糸をかけていきます。体を引きしぼった時と同じ要領です。 |
糸をぎゅーっと引っぱります。 切れない程度にきつーく引っぱっちゃってください。 そうすると、獣が四つ足をくくられて、体を丸めているような形になります。 まるく形をととのえたら、中心で何度か返し縫いをして、さらに玉どめをして糸を切ります。 |
完成品の裏側です。写真では赤い布を白い糸でくくってありますが、布にあわせて目立たない色で作ったほうがきれいです。 |
完成しました。 「災難が去る(猿)」という縁起ものです。昔の人はこれに紐をつけて根付けにして持ち歩いたみたいです。 今だったらキーホルダーや携帯ストラップの飾りにいいかもしれません。粉末にしたお香を綿にまぜれば匂い袋にもなります。 |
くくり猿をたくさん作って千羽鶴みたいに紐に通したのを千疋猿(せんびきざる)といって、お裁縫の上達や女の子の病気よけを祈願して淡島神社や鬼子母神を祀るお寺に納めます。
柴又の帝釈天(庚申講と関係あり)に奉納されたのも見たことがあります。 |
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