合同出版
シマミミズで生ゴミの処理をしている人たちの手記を集めたもの。
珍獣もかねがね生ゴミの処理用にミミズを大量に雇いたいと思ってます。ミミズそのものに対する嫌悪感はまるでないので、場所さえあれば実は今すぐにでもやってみたかったりします。本書の筆者のひとりは「なるべく安く、身近にあるもので」とプランターでミミズを飼い始めて「考えが甘かった」と反省していました。まさに珍獣様がたど りそうな道のりでした。 専用のコンポスト(ミミズを飼うための容器)を使えばいくらか楽に始められそうですが、それなりにお金もかかるので購入する決心がつきません。何より置
く場所が絶望的にないんです。これが植木なら「きれいな花が咲きます」という理由ひとつでアパートの共有スペースにも進出させられますが、ミミズとなると
話はちがいます。気持ち悪い、臭いと、必ず苦情が出るでしょう。
大修館書店 花の名物語100 タイトルの通りの本です。その花の名前がどういう意味で、どういう経緯でつけられたか、また花にまつわる伝説などを説明しています。著者のダイアナ・ウェルズはフィラデルフィア在住の園芸家で
6 エーカーの庭を持つ自称「だらしない庭師」だそうです。
以下は本書より抜き書き ●サフラン
金持ちは料理の風味付けにサフランを使い、貧乏人はキンセンカで代用した。サフランを食べれば頭が良くなると言われているが、毒性もあり、ジョセフ・ ド・ツルンフォールは「トレントのある女性はサフランを食べ過ぎて笑いが止まらなくなり、三時間も笑い続けるのを見た」という。 ※サフラン Crocus sativus とクロッカス rocus vernus は別種ですが同じ属でとても近い仲間。サフランのことをクロッカスと呼ぶ人もいるし、クロッカスのことをハナサフランと言う場合もある。
●スイレン
※熱帯ではスイレンの根(根茎)を実際に食用にすることがあるらしいですが、甘いかどうかは未確認。 ●クルメツツジ
※著者は「われわれも神を信じていないわけではないが、アザレア(ツツジ)は主に銀行やスーパーマーケットの駐車場に植えられている」と言ってます。日本
でも神は信じられていますが、ツツジは道ばたで排気ガスをかぶって汚れてます。
東京書籍
これもタイトルの通り。著者は日本人で東大理学部植物学科出身の理学博士。『花の名物語100』の内容とかなりかぶっているが、和名の由来も少し書いて ある。 |