水をかけるので星にしてみたけど、月のほうがよかったかなぁ。 |
お釈迦様の誕生日といえば日本では4月8日と決まっておりますの。
シャカ族の王ゴータマ・スッドーダナ王と、その妃マーヤ夫人は長いこと子供ができませんでした。ところがある時、マーヤ夫人は「六本牙の白い象が脇の下から入ってくる」という夢をみてご懐妊。そうして生まれたのがゴータマ・シッダールタ王子なのです。ゴータマがファミリーネームで、シッダールタが名前ですわよ。 王子が生まれたとき、天から甘露がふりそそいだとか、二頭の象が鼻で水をあびせたとか言われておりますの。インドでは、エライ人を清め、普通の人とはひと味ちがうんだよと言うために、水をかける儀式をするらしいのですが、お釈迦様のばあいは、生まれてすぐに大自然の神々が「この子はひと味ちがうよ」と認めたってことらしいんですの。 そういうわけで、日本ではお釈迦様の誕生日に誕生仏と呼ばれる小さな仏像に甘茶をかけてお祝いいたすのです(宗派によって、やらないお寺もあるみたいだけど)。 仏像にかける甘茶、チャンスがあったら飲んでみてくださいなのよ。砂糖が入ってるわけじゃないんだけど、口にふくむとぼわっと甘い不思議な薬草茶ですわ。 |
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2001年仏誕の旅 |