8月1日 新暦の八朔
八朔の行事を新暦でやる地方もあるみたいですが、苦餅の由来を知ってしまうと季節感がずれてて変な感じですよねえ。
8月6日 旧暦の七月七日
旧七夕です。いくらなんでもこの日には梅雨があけててほしい。
8月6日 広島の原爆記念日
8月7日 月遅れの七夕
仙台はこの日に七夕をやるんですよね。
8月8日 立秋(黄径 135 度)
暦の上では今日から秋。
8月9日 長崎の原爆記念日
8月12日 旧暦の七月十五日 満月 旧盆
関東では 7 月に新暦でお盆をやっちゃうことが多いですが、東北などでは旧暦ですることも多いですよね。
お盆というのは仏教の行事です。盂蘭盆会(うらぼんえ)というのが正式な呼び方だそうです。お釈迦様の弟子に目連という人がいます。この人は修行によって世界中のどこまでも見通す力をみにつけた人ですが、ある時、自分の死んだ母親があの世でどうしているか心配になって千里眼を使ってみました。するとどうでしょう。目連の母親は餓鬼道に落ちて苦しんでいるではありませんか。
餓鬼道というのは、生きているときに欲ばっていた人が落ちる恐ろしいところです。目連は立派なお坊さんですし、目連を育てたお母さんだって立派な人なのに、どうしてそんな場所に落ちてしまったのでしょう。
そのことを目連から聞いたお釈迦様はこういいました。
「母というのは自分の子にたいして限りない愛をそそぐものだよ。けれど、その愛ゆえにむさぼる心をおこしてしまう。おまえを腹に宿しているとき、空腹にたえきれず人の食べ物に手を出したかもしれない。お前がかわいいあまりに皆にわける食べ物をお前にだけそっと与えたかもしれない。母親はまわりのものが何も見えなくなるほど子を愛するものなのだ」
そしてお釈迦様は、七月十五日に死んだ人を供養する行事をおこなうように言いました。世界中の人がこの日にお坊さんを招いて供養すれば、目連の母親ばかりか、すべての死んだ人が救われるというのです。これが盂蘭盆会のはじまりです。
8月15日 月遅れのお盆
旧暦七月十五日は新暦では毎年違う日になってしまいます。それだと「今年の旧盆はいつだったかなあ」となってしまってわかりにくいので、単純に一ヶ月おくれでお祭りすることもあるんですよね。仙台の七夕なんかもそうです。旧暦の七月七日ではなく、八月七日に七夕をやります。お盆もおなじように、旧暦ではなく新暦の一ヶ月おくれでやることもあります。
8月23日 処暑(黄径 150 度)
暑さもそろそろ峠を越える頃。ほんとに峠をこえてるといいね。何年か前の冷夏みたいに、ずっと寒かったらどうしよう。
8月28日 八朔 旧暦の八月一日
昔の暦は新月を朔日(ついたち)として次の新月までを ひと月としてました。ということは、今日は新月なんです。
9月1日 二百十日
立春から数えて二百十日目です。台風が日本に上陸しやすい時期で、ちょうど稲の花が咲くのとも重なるので皆さん気を付けましょうと注意しあう日です。でも、相手は台風だし注意してどうにかなるものなんでしょうか。
ちなみに、二百十日というのは日本にしかないものだそうです。中国は広いので、この日に台風が来やすいですなんて言える日はないのでしょう。