▲ミズバショウやウラシマソウみたいな状態だと思えば、なるほど花かってわかる。
▲正確にいうと、この部分は花びらじゃなくて、花自体は中にあるんですけどね。
撮影:2015.09.14.
場所:都立水元公園
難易度を高じゃなく中の上と書いたのは、知らなくても検索で当てられそうな気がしたからです。こんなの知らないと当たらないでしょって思うかもしれないけど、花の形がここまで特徴的だと言葉の説明だけで情報にたどり着けそうな気がするわけ。
まず、こういう変な形の花のことを調べる。ミズバショウやウラシマソウに似てるって書いたでしょ。それが第一の手がかり。ためしにミズバショウで検索してみて。検索サイトはどこでもいいや。そしてヒットしたサイトを見る。まあ、いろいろヒットするだろうけど、とりあえずウィキペディアとか上位にいると思うのでそれでいい。
内容を読むと、ミズバショウみたいな花が、実は花びらではなくて 仏炎苞(ぶつえんほう) というものだって書いてあるはず。これが第二の手がかりよ。次は仏炎苞をつける植物を調べればいいわけ。
たとえばそうねえ「仏炎苞 秋 野草」とかでどう? ここまで来たら画像検索に変えたほうがいいかもね。出てきた写真の一覧のなかに似てるものがあるかも。似ているものの中にはウラシマソウやその他もろもろ混ざってると思うので、そこは慌てずにもっと似てるのを探す。
たぶんこれでみつかると思うの。手順がめんどくさいだけで難易度は高くないでしょ? もう一回最初の写真貼っておくので、まだ自分で頑張るっていう人はスクロールしないでがんばってみて。
さてどうかな。検索でみつけられたかなあ。この植物は雑草扱いですが、塊茎(球根)にサポニンを多く含むので薬にもします。
生薬名を半夏(はんげ)といって、大半夏湯などの漢方薬に処方されます。 # 注:ハンゲショウ(半夏生、半化粧)という似た名前の植物とはぜんぜん別のものです。
そろそろいいかな。
和名は(今回の答え)は、「カラスビシャク」です。花(正確には苞なんだけど)が柄杓のような形で、なおかつ小さいのでそう呼ばれます。
カラスとかスズメとかは、植物名では「小さい」という意味になることが多いです。例:カラスノエンドウ(エンドウ豆に似ているけど小さい)、スズメウリ(スズメが食べるような小さな瓜)……など
ちなみにイヌは「偽」の意味になることが多いかも。例:イヌサフラン(サフランに似てるけど別のものというようなニュアンス)
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ああ、そもそも誰も見ていませんね。そうでしょうそうでしょう。いつものことですから問題ありません。
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