種名当ては、twitterなどでもお気に入りに入れてくださる方がたまにいるので好きな人は好きなんだろうなって思うんですが、ネタを作るのが案外難しいです。
だって、知らなきゃ答えられないような難しいものを出しちゃってもつまらないですし、簡単すぎるのも飽きますよねえ。知らないなりに、写真や、目撃時の情報から調べられるようなものでないと、ゲームにならないと思うんです。
今回のは、全体を見たら全員が「知ってる、見た事ある、アレだ!」と思うようなものです。それが体の一部だけ見えてる状態です。わたしはこの段階で、葉っぱをめくったら何が出るのかわかったのでやめようかと思ったんですが、ネタにならなくもないと思ったので写してみました。
もうちょっと全体がわかる写真を次に載せます。
撮影:2015.09.14.
場所:都立水元公園
うん、まあ、見ての通りゴキブリです。しかし「ゴキブリ」だけでは不正解。ゴキブリにもさまざま種類がございまして、国産だけで50種類とかいますから、そのうちのどれかを探りましょう。
日本に50種類ほどいると書きましたが、全部が同じ場所に住んでるわけじゃないので、東京あたりの公園に限定して言えば、せいぜいチャバネゴキブリとクロゴキブリ、あとはヤマトゴキブリがいるかなあ、いないかなあ、くらいでしょうか。
今回の写真は、色や形からいってチャバネゴキブリはないです。チャバネはもっと小さくて、見た目にも茶色いです。外にもいるけど部屋の中で見かけることが多いです。
あとはクロゴキブリか、ヤマトゴキブリかってところですが、これがぱっと見で見分けるのが難しい。クロゴキブリの方がやや大型で光沢があるとか言いますが、大きさには個体差もありますしね。あと、名古屋市の このページ によるとヤマトゴキブリは体つきがやや細く、翅が長くて腹部全体を覆うという特徴があげられています。たぶん、頭から胸部までの長さと、翅の長さを比較した時に、翅の割合が大きいので細長く見えるんだと思うのですが。
今回の写真は結局なんなのかっていうと、自分でも自信ないですが、たぶんクロゴキブリです。最大の決め手はやっぱり大きさなんですが、これは写真からはわかりにくいですね。すみません。
今すごく気になるのは、翅の長さでどのくらい見分けられるか、という点。名古屋市のサイトにある写真は、クロゴキブリは尻の先端までで翅が終わってるんです。でも、ヤマトゴキブリはもっとずっと、翅が長そうです。これがすべての固体に共通してるんなら、すごくわかりやすい特徴だと思います。
こういうのは、確実な見分け例を沢山見ないと自信を持てないわけですが、ゴキブリに興味を持つ人が少ないのか、ネットでは「これは確実」っていう写真が少ないものですね。うちのもあくまで「こうらしいよ」くらいなので、そのつもりで見てください。
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