天気が悪かったのとスマホのカメラなのとで、ちょっとピントが甘いんですが、今こんな状態です。写真が不鮮明で品種までわからないです。ジュウガツザクラっぽいですが。
サクラは、落葉すると花が咲くので、ソメイヨシノなどでも夏に枝を切ると秋に咲いちゃったりするそうですが、そういう狂い咲きではなくて、毎年秋から冬にかけて開花する性質のサクラがあります。このサクラもそういった秋・冬咲きのサクラのようです。
サクラはヒマラヤ原産だと言われていて、原産地では秋から冬にかけて咲くものだったという説があります。実際、ネパールにはヒマラヤザクラという秋に開花するサクラがあります。ネパールは位置的には亜熱帯に属するそうですが、標高が高いので気候が穏やかで一年を通して温度差があまりないとのこと。つまり年中春みたいな気候ってことでしょうか。
そんなネパールでも、ヒマラヤのような高い山には厳しい冬があって、高山に自生するサクラは春に開花するそうです。温度差のある地方に伝播するうちに、春咲きに変わったんじゃないかと言われてます。
◎東京農業大学:サクラは実は秋咲きだった!?
http://www.nodai.ac.jp/web_journal/adventure/vol5.html
日本にあるサクラにも、フユザクラ、ジュウガツザクラ、シキザクラなど、いくつかが秋から冬にかけて開花するのですが、これらは先祖返りなんじゃないのかって話らしいですよ。
いりや公園のサクラは、そのうち晴れたら写真をとりなおしに行ってきます。秋・冬咲きのサクラは寿命が長いので、たぶん12月くらいまで咲き続けるんじゃないかと予想してます。
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