▲埼玉県北本市石戸宿3丁目119・東光寺 右奥に見えるのが石戸蒲ザクラ。撮影は2014年4月6日。2年前です。
▲これが石戸蒲ザクラ。樹齢800年を越えるといわれているそうです。カバザクラは、エドヒガンとヤマザクラが自然交配して生まれた品種とのこと。お堂の裏にあって、ちょっと狭いのが残念ですが、立派な木です。
カバザクラ(蒲桜)という名称は、蒲冠者(かばのかんじゃ)の伝説にちなんでいるらしいです。
蒲冠者は源範頼(みなもとののりより)のことです。範頼は、義経(よしつね)と一緒に木曽義仲(きそのよしなか)を討ったことなどで歴史に知られていますが、のちに謀反の疑いをかけられて頼朝(よりとも)に殺されてしまいました。
ところが異説もいろいろあって、生き延びて石戸まで逃げてきたという伝説があるそうです。その、蒲冠者が自ら植えたとも、旅の間ついていた杖が根付いたとも言わている桜の大木が、のちに石戸蒲桜と呼ばれるようになったというわけです。
◎北本市:石戸蒲ザクラ
http://www.city.kitamoto.saitama.jp/kanko/shop/1419505898684.html?cat=3
ちなみに、三重県鈴鹿市には蒲桜(がまざくら)という古木があって、やはりヤマザクラ系の品種らしいのですが、こちらも蒲冠者が鞭(むち)にしていた桜の枝が根付いたものと言われているとか。石戸のものとの関係はよくわからないようです。参考>北伊勢で遊ぼう:石薬師の蒲桜(がまざくら)
検索用:かばざくら がまざくら カバザクラ ガマザクラ 蒲桜 蒲ざくら
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そして、この記事の石戸蒲ザクラで、4つまで見ました。残りは岐阜県にあるとかで、咲いてる時期に行くのが難しいです。
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