杜仲(とちゅう)というのは漢方薬に処方される生薬のひとつです。それがもう2〜30年くらい前から日本ではお茶として飲まれるようになり、ペットボトルなどでも盛んに売られていたことがあります(今もある?)。わりとよく見るメーカーは沢の鶴じゃなかったと思います。なのに元祖?
そう思って検索してみたら、「元祖杜仲茶」のページがありました。
◎元祖杜仲茶(株式会社 ネービック冨士)
http://www.tochu-cha.com/
ここによると、漢方に使うのは杜仲の樹皮で、中国では葉を薬にはしない(もちろんお茶としても飲まない)。杜仲の葉をお茶にして販売したのはこの会社が最初だ、と書いてあります。
あ、そうそう、20年くらい前に杜仲茶ブームがあって、その頃に「薬として使うのは樹皮」っていうの調べたの思い出したよ。へえ、なるほど。葉をお茶にして売ったのはこの会社だったのか…って、あれ、ここ沢の鶴じゃないですね?
じゃあなんで沢の鶴の杜仲茶にも「元祖」と書いてあるのかっていうと、そこらへんははっきりしないんですが、どちらにも「高貴茶」「国内の契約農家で栽培した茶葉100%」と同じことが書いてあるので、茶葉を売ってるのがネービック冨士、その茶葉からお茶を作って売ってるのが沢の鶴という関係なのかな、と(現段階ではあくまで想像で)思います。
…ってなこと書いてから楽天を漁ってみたら、沢の鶴も缶だけでなくティーバッグを売ってるんですね。
沢の鶴●元祖 杜仲茶ティーパック 3g×25袋入り ST−8 【神戸 灘】 |
話しが横にそれますが、20年ちょっと前くらいに杜仲茶がブームになった事があって、その頃にスーパーで500mLや2L(あるいは1.5Lだったかも)のペットボトル入りのもので、醗酵杜仲茶と書かれていたような気がします。メーカーは覚えてないですが、しょっちゅう飲んでました。ラベルが白地で、ロゴというかマークが、赤や黄色のお洒落な感じだったと思います。検索しても誰も話題にしてないので、きっともう販売されてないんですね。
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