▲右側の石は、表にだけ文字が刻まれている。真ん中に「奉納 五十二貫」、右下に「高須村」、左下にも何か刻まれているが読みにくい。五十二貫は約200kgです。バーベルだったら500kgくらい持ち上げる人がいるそうですけど、この持ちにくそうな石ですからね。本当に持ち上げられたんでしょうか。
▲左側の石に刻まれてるのは「樊噲石」。樊噲(はんかい)は古代中国の豪傑の名前です。劉邦の家来でしたっけ?
その、樊噲石の裏には平成8年の日付で内田金蔵物語が刻まれていました。それによると、この樊噲石は内田金蔵と呼ばれる力持ちが持ち上げたものだそうです。
江戸元禄の時代 福岡家に生まれ 江戸上州米問屋 の養子となる 大力を持ってなす 平成八年十一月吉日 三郷市高洲二丁目 福岡勇 改建この石を持ち上げた内田金蔵のご子孫が刻んだものでしょうか。今でも縁者がいるのですから、力石を持ち上げた怪力の持ち主は決して架空の人物じゃないってことですね。
検索してみると、内田金蔵が持ち上げた樊噲石は江東区南砂の富賀岡八幡宮にもあるそうです。
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