三郷水門のあたりはうちから行こうとするとバスもなくて、1時間くらい歩きですよ、行きも帰りも。それでも日没ちょっと前に現地にたどり着きました。この日は太陽が富士山にかかる前から富士山の輪郭が見えていたので、カメラをどこに設置するか考える余裕がありました。
ダイヤモンド富士は、富士山に夕日がかかるのが嬉しくて、望遠をうんときかせて山頂だけ写してしまいがちです。でも、それではどこで撮影しても同じになっちゃうでしょう。いいぐあいにまわりの風景が入らないと面白くありません。
今回はこんな感じで、木の枝の下に富士山を入れてみることにしました。しかし絶妙に邪魔な位置に何かの標識が立ってるの。うわーと思うけど、もう場所を選んでる時間はないのでこのまま続行。
夕日が富士山の左斜面にタッチしました。左寄りだろうとは思っていたけれど、予想より少し左に沈んでしまいそう。
半分以上沈みました。やっぱり左過ぎましたね。この場所で昨日だったら真ん中に沈んだかも。
ここらで大急ぎで木の向こう側へ出てみることにしました。ほんの数メートルなんですが…
移動して1枚。あわわ、これじゃ設定が暗すぎる。一瞬移動してる間にどんどん沈んでしまい、設定も変えなきゃいけない感じです。
沈んでしまいました。太陽は富士山の向こう側です。太陽が沈んだ直後も美しいです。太陽は沈む瞬間まで明るくて、肉眼では長く見ていられないと思います。目で見て美しいのは半分以上沈んでから、沈みきった直後くらいかな。
2020年までのダイヤモンド富士発生日時の予想
三郷放水路の水門(中川土手)
2016/11/21 16:21 真ん中 翌日左
2017/11/21 16:21 真ん中 翌日左
2018/11/22 16:21 やや左 前日右
2019/11/22 16:21 真ん中 翌日左
2020/11/21 16:21 真ん中 翌日左
冬至後↓
2017/01/20 16:46 真ん中 前日左
2017/01/20 16:46 真ん中 前日左
2018/01/20 16:46 真ん中
2019/01/20 16:46 やや左 翌日右
2020/01/20 16:46 左 翌日右
富士山のシルエットが見えているうちに、川沿いを少し歩いて、どの位置で富士山が見えるか確認しました。
この写真はTXの鉄橋のすぐ南側の土手から写しました。ああ、ここも良かったなあ。水門より少し北なので、ここだともしかすると真ん中に沈んだかもしれない。
2020年までの予想
中川土手TXの鉄橋南側
2016/11/22 16:21 真ん中
2017/11/22 16:21 真ん中
2018/11/22 16:21 やや右 翌日左
2019/11/23 16:21 やや左
2020/11/22 16:21 真ん中
冬至後↓
2017/01/19 16:45 やや左(沈む瞬間真ん中?)
2018/01/19 16:45 やや左(沈む瞬間真ん中?)
2019/01/20 16:46 やや右 前日左
2020/01/20 16:46 真ん中
鉄橋をくぐり、少し川上に歩くと、また富士山が見えるようになります。このへんは毎日すこしずつ川上に移動しながらダイヤモンド富士を見られそうです。送電線の鉄塔が多いですが、まあそういうのも風景のうちですから。
それから家にむかってまた1時間歩きです。今日は空がすこし湿っていて、富士山は暮れきる前に薄れて見えなくなってしまいました。
予想の「左」とか「やや右」とかは、太陽が半分以上沈んだ状態で山頂のどこらへんにいるかを予想しています。左上から右下に沈みますから、山頂の真上に丸い太陽を据えたいなら右寄りの日を狙うのもアリです。どの瞬間を狙うかの問題なので、真ん中に沈まないからダメってこともないです。予想日の前後1日くらいはチャンスがあると思ってください。
また、あくまで「予想」ですから、実際見ると少しズレてたなんてこともありますが、おおむね当たってるはずです。カシミール3Dというソフトを使って予想しています。
カシミール3D(入門編) [ 杉本智彦 ] |
ダイヤモンド富士の楽しみ方は人それぞれです。わたしは今のところ、太陽を追いかけていろんなところで見るのにハマっていますが「ここの富士山が最高なんだよな!」という場所をみつけて、その場所で最高のダイヤモンド富士を待つのも楽しいでしょう。チャンスは冬至前と冬至後の2度あります。その場所でいつダイヤモンド富士になるか、関東の人だったら上記の本を使ってください。関東甲信越の地図データと、カシミール3Dがついています。
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