お経の巻き物を模したのでしょうか。長さは20センチくらいあります。瓦煎餅の生地をくるくるっと巻いて焼いたもので、中には砂糖で作ったクリームをカチカチに固めた感じのものが入ってます。和菓子によく使われてるものだと思うのですが正確な呼び名がわかりません。
瓦煎餅部分がすでに歯ごたえがあるのですが、砂糖クリームみたいなものも固くて、食べるのにけっこう苦労します。でも、昔懐かしい感じの和菓子でした。緑茶がほしい。
ところで、鳳来寺や湯谷というのはどういうところなのか気になります。
鳳来寺は愛知県の新城市の山奥にあるそうです。山の名前も鳳来寺山というらしいですよ。鳳来寺を開いたのは利修仙人という人で大宝2年(702年)のことだそうです。利修仙人は鳳凰や龍とたわむれ、3匹の鬼を使役していたと言われています。文武天皇の病気平癒の祈祷を頼まれた時、鳳凰に乗って参内したとも言われています。
そのような伝説のある鳳凰寺ですが、そうとうな秘境にあるようです。Wikipediaによれば豊鉄バスの田口新城線(JR飯田線の本長篠駅から乗れる)に11月の土日にだけ鳳来寺山頂行きのバスがあるというんですが、それ以外の季節だと山の下までしかバスが行かず、そこから1時間は歩かないと寺にたどり着かないとかで、想像するだけで吐血しそう!
湯谷(ゆや)はJR飯田線の湯谷温泉駅の前ですが、そこから鳳来寺まで車でも20分くらいかかる(Wikipedia情報)ということなので、これは一生行けないかも知れないですね(笑)
◎湯谷温泉発展会
http://www.yuya-spa.com/index.htm
◎Wikipedia:鳳来寺
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B3%E6%9D%A5%E5%AF%BA
お菓子の名前になっている「仏法僧」は、仏教でもっとも大事にすべきとされる三つの宝(仏と、仏の教えと、正しい集まり)のことです。仏の縁かどうかはわかりませんが、この寺のまわりにはブッポーソーと鳴く鳥が沢山いるそうです。それはかつて下の写真の鳥の声だと信じられていました。
しかし、この鳥を捕まえて観察しても、決してブッポーソーとは鳴きません。
ある時、鳳来寺からブッポウソウの鳴き声をラジオで中継したことがありました。すると「自分が飼っている鳥がこれと同じ声で鳴く」というリスナーが現れました。その人の鳥はコノハズクでした。それでやっと本物の声の主が判明したというわけです。
◎Wikipedia:コノハズク
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8E%E3%83%8F%E3%82%BA%E3%82%AF
ブッポーソーという鳴き声と鳥のブッポウソウが一致してないことなんかは知ってましたが、それが判明するきっかけになったのが鳳来寺だったことは初めて知りました。お菓子たべてなかったら一生気づかずに終わったかも!
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