紫:小原郷土館(小原商工会)
黄色の卍:泥打観音
青:和紙展示館
緑:へんび岩 #だいたいの位置です。あんまり信用しないで
赤の鳥居:蚕霊神社 #小原町の中心部からは遠く険しいので歩けないよ
川見四季桜
小原地区には秋〜冬に花を咲かせる珍しい桜が沢山植えられている。文政年間にこの地の医師が名古屋方面で買い求めた苗から増やしたもので、川見四季桜と呼ばれている(川見はこのあたりの地名なので読みは「せんみ」だろうか)。どこと言わず、小原地区の各地に植えられている。11月にはイベントも開催されるそうだ。この桜は秋冬だけでなく春にも花が咲く。
小原郷土館
google map等は「小原商工会」という表示になっているかも。訪問したのは12月だけど地元で入手した観光地図には今年11月に閉館と書いてあり、何が起こってるのかいまいちよくわからない。
地元の生き物の標本や、古い道具、村歌舞伎の台本、古文書などが展示されている。小さいながら見る部分のある展示だと思うが、生物標本はホルマリン(あるいはアルコール?)が揮発しているし、古い文書などは展示したあとにボロボロになったと思えるようなものもあって、あまり丁寧に扱われていないのが残念。
古い建物の鬼瓦が展示されているが、郵便局には〒マーク、警察署には桜の代紋がデザインされておりカッコイイ。さすが三州瓦の産地だと感心する。
泥打観音(どろぶちかんのん)
泥をぶつけて参拝する習わしのある奇妙な観音様。詳しくは下記。
http://www.chinjuh.mydns.jp/wp/20161219p6598
和紙展示館・工芸館
小原地区は昔から和紙作りが盛んだったが、昭和20年代に藤井達吉という人がこの地を芸術活動の拠点とし、土地の人に美術工芸和紙の指導をしたことから、芸術的な和紙が作られるようになったそうだ。
和紙展示館は完全に美術館で、和紙の芸術作品が展示されている(入館料200円)。展示されている作品は確かに美しいが、博物館的なものを想像していたので当てがはずれた。
工芸館では紙すきを体験できる(費用は1000〜3000円くらい、乾かして持ち帰るには1時間ほどかかる)。時間もかかるので今回はやらなかった。
へんび岩(蛇岩)
蛇の姿をした水神様がいるとされる巨石。詳しくは下記。
http://www.chinjuh.mydns.jp/wp/20161219p6608
蚕霊神社(こだまじんじゃ)
10年程前まで蚕の供養をしていた神社とのこと。もとは御嶽教の遥拝所として栄えた山だとか。詳細は下記。
http://www.chinjuh.mydns.jp/wp/20161220p6626
ここは小原地区の中心地から離れており、徒歩だと山道を1時間以上歩くことになる。よほど山に慣れていないなら歩こうなどと考えないほうがよい。路線バスはなく、事前に予約しておくと「おばら桜バス」という地域の乗り合いタクシーのようなものが1乗車200円で利用できるらしいが、わたしは利用したことがないのでよくわからない。車なら小原町の中心地から20分くらい。