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▲東水元日枝神社の六地蔵塔。台座に線香などを置くくぼみがある向きが正面だと思うのですが、地蔵が刻まれた六角柱の部分が正面からちょっとずれています。蓮台に置いてあるだけで固定されていないのかもしれないですね。
▲地蔵は小さいながらひとつずつ違うものを持っています。これは錫杖と宝珠。
▲幢幡を持った地蔵を1として左まわりに番号をふってます。四角柱の台座の裏側に「天明八申十二月吉日/大川氏」と、造立年と願主名が刻まれています。
東水元・延命寺 の例で、施主名が○○氏になっているのにちょっと引っかかったのですが、ここでも名字+氏になっています。
こういうものに刻まれた名前は「わたしが願をかけて作りました」というような意味なので氏のような敬称はつけないものだと思っていたのですが、何かの経緯で願主(施主)○○氏のように刻む場合もあるみたいですね。
所在地 葛飾区東水元・日枝神社の境内
造立年 天明八申十二月吉日(1788年)
願主等 大川氏
持物は1.幢幡/2.宝蓋/3.数珠/4.鉢か香炉/5.合掌/6.右錫杖・左宝珠
種字は刻まれていない。