Re: お手伝い募集:漢籍リスト作成 ( No.1 ) |
- 日時: 2003/05/15 15:37
- 名前: ちんじゅう
- 年代に関するメモ『広辞苑』による
戦国時代(前403-前221)
漢 前漢+後漢←一般的にはこれか? 三国の蜀漢 五胡十六国の成漢・漢 五代の後漢・南漢・北漢
前漢(前202-後8)←西漢ともいう 後漢(22-223)←「ごかん」と読む。東漢ともいう。
後漢(947-950)←「こうかん」と読む。ややこしい。ほんとに読み分けてるの?
魏晋時代・魏晋南北朝(220年-589)
晋(一般的には(2)のこと?) (1)春秋時代十二列国のひとつ(?-前376)
(2)三国の魏に代わって現れた国(後265-後426)←東晋・西晋に分ける場合がある ・東晋(265-317) ・西晋(317-426)
(3)五代の一国。後晋ともいう。(936-946)
唐代(617-907) 盛唐(713-766)←唐代を(詩史の上から)四分割した第二期 後唐(923-936) 南唐(937-975)
周(前1100-前256) 西周(前1100-前771) 東周(前771-前256)
北周(556-581) 中国南北朝時代の北朝のひとつ。 後周(ごしゅう)とも言う。 『周書』であつかわれているのはこの時代。
後周(951-960) 「こうしゅう」と読んで北周と区別。
宋 周代の一国。?- 前286
南宋の一国(劉宋とも)。後420 - 後479
趙匡胤(ちようきよういん)が作った国 960 - 1279 日宋貿易という場合の宋はこれ、だよね。 北宋 960 - 1127 南宋 1127 - 1279
明(1368-1644)
清(1616-1912) 康熙(1662-1722) 嘉慶(1796-1820)
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こんな感じかな??データがいっぱいありそうな所から<レビ記> ( No.2 ) |
- 日時: 2003/03/06 20:56
- 名前: ひろこ
- 参考サイト
日本聖書協会 坂井信生のホームページ レビ記の基礎知識 旧約聖書成立史表
レビ記 ・著者:モーセ ・成立年代:前445(ペルシャ支配)
・その他の情報 旧約聖書の第3巻 シナイ山でモーセがヤハウェから命じられたおきての書(法令集) レビとはヤコブの三男の名前(“結ぶ”という意味のヘブライ語) ヤコブの12人の息子はイスラエル12部族の祖となり、レビの子孫もレビ族(イスラエルの民の中で祭司職にあたることになった)と呼ばれるようになりました。 レビ記には、いけにえのささげ方など礼拝に関することや、祭りについてなどが記されています。それらをとりしきるのは祭司レビ族なので、彼らの名が本書のタイトルになったのでしょう。
創世記の最後で、イスラエルと呼ばれたヤコブの一族がエジプトに移住。そして出エジプト記では、エジプトでの艱難辛苦からヤハウェの強烈な介入によって脱出。さあ、約束の地カナンへ入植するぞというところで、物語りの進行がとまって、法律集のレビ記と、人口調査の記録などの民数記[みんすうき]が続きます。
ついでに出てきた何ともディープな趣味人のサイト
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Re: 『爾雅』 ( No.3 ) |
- 日時: 2003/03/06 21:37
- 名前: 涜神犯人 <adg@pmk.em.nttpnet.ne.jp>
- ハムの無線ネットで流れてきたのを
メモしていたものです
自分の子は子(こ・し) 子の子は孫(まご・そん) 孫の子は曾孫(ひまご・そうそん)曽孫 曾孫の子は玄孫(やしゃご・げんそん) 玄孫の子は來孫(らいそん)来孫 來孫の子は昆孫(こんそん) 昆孫の子は仍孫(じょうそん) 仍孫の子は雲孫(うんそん) (儒教の経典「爾雅(じが)」より)
(昆の字は「曰」の下に「弟」)
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Re: お手伝い募集:漢籍リスト作成 ( No.4 ) |
- 日時: 2003/03/06 22:22
- 名前: ちんじゅう
- ひろこさん、犯人さん、ありがとう!
そうです、そんな調子でお願いします。
旧約聖書は膨大なので、その書がどういう位置づけなのかわかると面白いし、『爾雅』などは原文を目にすることすらほとんどないでしょうから、一部なりと内容がわかると面白いです。
今後もその調子でお願いします。わたくしは主に手元にある本の中から基本情報を抜き書きする方向で行ってみます。
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『唐国史補』追加情報 ( No.5 ) |
- 日時: 2003/04/21 10:08
- 名前: ちんじゅう
- 『唐国史補』
懐素(かいそ)という僧侶が使い古した筆を埋めて供養した。これを筆冢(ひっちょう)と呼ぶ。日本で言う筆塚はこの流れ?
北九州都市協会・筆塚まつり http://www.kix.or.jp/~toshikyo/html/p_5n.htm
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吐蕃への使者がテントで茶を煮ていると、吐蕃王がやってきて「自分も中国の茶を持っている」と六種の銘茶を見せた。
◎中国銘茶図譜−茶外の茶 http://www.asahi-net.or.jp/~RU4K-HRT/tea/teaex/teaother008.html バター茶の作り方が書いてあっておもしろい。
どうも『唐国史補』という本は、本当に「雑事」を扱ったもののようで、お茶の話や化け物の話、卵膜のように薄い紙のことなど、さまざまなことが書いてあるらしいです。歴史書としてまとめるには雑多なことを集めた本なのではないかと(想像)。とにかく面白そう。これ読んでみたい。
◎国学網−唐代五代巻(簡体字中文 GB) http://www.guoxue.com/tangyanjiu/stwd/038.htm ここによると、唐代のお役所の制度(?)とか、科挙制度関係の話とか、社会風俗、流行の遊び、各地の名産などの話が載っている本とある。やはり面白そう。
京都大学附属図書館 近衛文庫 [唐国史補] http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/k67/k67cont.html ここを、頑張って読んでみようかと思ったけど、さすがに難しくてダメだわ、ほほほ。 でもひとつ、おもしろいものを見つけました。楊貴妃がライチを好んだという有名な話なんだけど…
楊貴妃生於蜀好食荔枝南海所生尤勝蜀者故毎歳飛馳以進然方暑而熱經宿則敗後人皆不知之 (文字化けする人がいると思うけど勘弁して)
これって「蜀の楊貴妃はライチを好んだ。南海のライチは蜀のものより美味だというので毎年馬で運ばせていたが、暑さのせいで熟れて腐りかけていたのだということを人は誰も知らない」って意味でいいのかしら?? 楊貴妃が遠くからライチを運ばせた話は有名だけど、てっきり身近なところではとれないからだと思ってた。まさか熟れすぎて腐りかけたのを喜んでいただなんて…
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『異物志』 ( No.6 ) |
- 日時: 2003/03/08 16:56
- 名前: ちんじゅう
- 『異物誌』という表記でひっかかることも多いんだけど同じものなのかしら。
この本、あっちこっちに引用されていて、かなりそそられる本なのですが、日本語訳があるのかないのかさえよくわかりません。 一体全体、世の中のえらい人たち(&偉くない人たち)は、どこから引用して「『異物志』より」と記しているのかしら。ちなみに偉くない珍獣様は、なんらかの化け物本に引用されていたものを再引用したんだったと思います。very 偉くない。偉くない上につまんない。
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<出エジプト記> ( No.7 ) |
- 日時: 2003/03/10 21:44
- 名前: ひろこ
- ・著者:モーセ
・成立年代:前445(ペルシャ支配) ・その他の情報 イスラエル民族がエジプトから出た記録 創世記の最後で、ヤコブの子孫たちはエジプトに移住しました。しかし時が流れ、ヤコブの子孫であるイスラエル民族はエジプトで奴隷となって苦しんでいたのです。 彼らのうめき声は天に届き、神は民族の父祖であるアブラハムとイサクとヤコブに約束したカナンの地へと、エジプトからイスラエルの民を救い出します。
内容 ○エジプト脱出の事 ○神ヤハウェと民の契約(イスラエルがヤハウェから律法(十戒をはじめとする戒律)を授かる) ○幕屋(まくや:テント型の可搬式神殿)について 後にエルサレムに建てられる神殿のモデルとなる幕屋について、その細かい部分までの神からの指示と設営の記録です。この幕屋は神が民の中に住むことの象徴で、やがて来るキリスト(神が人となって、人の中に住む)のモデルでもあるのです。
創世記 出エジプト記 レビ記 民数記 申命記 これらをモーセ五書と呼び、モーセが書いたと言う事になっているが、モーセに起因する資料や口伝がのちの時代にまとめられたと言う事らしい。
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<コーラン> ( No.8 ) |
- 日時: 2003/03/10 21:58
- 名前: ひろこ
- ・著者:不明
・成立年代:651年 ・その他の情報 アラーがマホメット(571年〜632年)に対し、あるいは信徒(ムスリム)に向かって、直接話し掛けたものをまとめたとされる。
内容は道徳法的規定や他宗への批判
アラビア語文としては優れた詩の韻律を持ち「読誦すべきもの」とされています。徹底した偶像崇拝禁止のイスラム教には、彫刻も絵画もなく、ただコーランの読誦のみが許された。
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Re: お手伝い募集:漢籍リスト作成 ( No.9 ) |
- 日時: 2003/03/10 23:49
- 名前: ちんじゅう
- ありがとうございます〜>ひろこ様
わたくしも頑張りますわ。
『爾雅』の電子テキストをみつけました。 でも簡体字なの…うひ〜、読めないとかいう以前に雰囲気出ない〜。
◎国学網站・『爾雅』 http://www.guoxue.com/jinbu/13jing/erya/13j_eyml.htm
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