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最近のチビガエルさん(ヒキガエル)

 ウシなんとかさんに対して小さいのでチビさんと呼ばれているヒキガエルですが、今はこんな大きさです。だんだんチビじゃなくなってきました。

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▲2012年10月10日撮影

 このカエルが去年どうだったかっていうと……?

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▲こんなでした。2011年5月撮影。オタマジャクシから育ててカエルになったばかりの頃の写真です。

◎チビガエルの成長はこのへんもどうぞ
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1230

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▲こんな感じで水槽に土を入れて、観葉植物とかはやらかした中で育ててます。カエルヴィヴァリウムなのでカエリウムと呼んでいます。


▲ちなみにカエルはいつもここにかくれてます。

 カエルも種類によって生活が違ってて、ウシなんとかさんみたいにいつも水の中に住んでるのもいるんですが、ヒキガエルは大人になると水からはなれて暮らしてます。水浴びはするので水を入れたタッパーは必要です。

餌の話

 去年はまだ小さかったので、餌はアブラムシでした。

 水槽を暖房のない部屋においたら、ぜんぜん冬眠しなかったので、仕方ないのでショウジョウバエを育てて与えました。

 春先から夏にかけてはダンゴムシをつかまえて与えました。ダンゴムシはコップを口まで土に埋めて、中にブロッコリーの茎やキャベツの芯を入れて、上に植木鉢かなんかをふせておくと簡単につかまります。

 ただ、ダンゴムシとはいえ年がら年中いるわけじゃなく、8月に入ったらあまりとれなくなってしまいました。

 次に目をつけたのはナメクジです。ヒキガエルといえばナメクジが大好きと昔話の時代から知られていますからね。ナメクジは植木鉢の下などを探すと簡単につかまえられます。実際与えてみると大喜びで食べるので、昔話は正しかったのだなあと見ているこっちも満足いたしました。

 ところがナメクジさえも取れなくなる日がやってまりました。今年は暑くて雨がふらない日がつづいたせいか、家のまわりのナメクジがどんどん減っていきました。ピンチです。

 しかし、うまくしたもので、ナメクジがいなくなった頃からヤスデが増え始めました。ヤマトアカヤスデかなにか、2cmくらいの小さなヤスデです。

 これが、沢山つかまえると妙な悪臭を発するので「こんなの食べさせて大丈夫かしら?」とやや不安になりますが、カエルちゃんはこれまた大喜びで食べています。

 他にもナガメのような小型のカメムシなど、小さな虫を喜んで食べています。バッタもごく小さな幼虫なら食べるのですが、ある一定以上の大きさの虫は入れてやっても見向きもしません。

 実はカエルの種類によって餌の食べ方が違うのです。ウシなんとかさんは身体ごと飛びかかって餌を丸のみにするので、自分の体の半分もあるような巨大な餌を平気で食べます。

 ヒキガエルやアマガエルは舌をのばして餌をのばして餌をからめとるので、あまり大きな餌をとれないようです。

 ウシなんとかさんと同じサイズの餌を食べてくれれば楽なのですが、そうなるにはまだしばらくかかりそうです。

 今年の冬も冬眠はしないでしょうから、カエル専門店で飛ばない種類のショウジョウバエを購入して飼いはじめました。

タグ:カエル

ダンギクが咲きました

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▲ダンギク

 去年買ってきて鉢植えにしてあるダンギクが咲きました。色違いで白いのも植えたはずなのに、今咲いてるのは紫色のだけですね。花の時期がやや違ってたような気もするので、白いのもこれから咲くかもしれませんけど。

 ダンギクは、葉が菊に似ているので段菊と呼ばれていますが、キク科ではなくて昔の分類ではクマツヅラ科、最近主流のAPG植物分類体系だとシソ科に分類されているそうです。

 そういえば、葉っぱは菊よりランタナ(クマツヅラ科)に質感が似てるような気がするし、花はミント(シソ科)そっくりですね。


 今年は夏が厳しくて、雨の降らなかった時期が長いので、水やりをおこたって枯らしてしまった鉢植えが沢山ありますが、ダンギクは丈夫で手間いらずでした。

タグ:植物

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kususi (10/19 19:31) 編集・削除

この記事と関係ないですが珍獣様のフォトライフを拝見したらたぶん10月2日と思うのですが憎きアゲハの幼虫が・・・・
山椒の苗木を植えたら、来るわ来るわ、何匹駆除したことか一寸目を離すと丸裸にされる勢いでした。
もうチョット木が大きくなるまで待って欲しかった。

珍獣ららむ〜 (10/20 06:57) 編集・削除

こんにちはー。
もしかすると今年はアゲハが多いかもしれません。
フォトライフに貼った写真をとったとき、それぞれの葉に一匹ずつアゲハの幼虫がいるような状態ですごかったですよ。
よそのおうちの木を通りから写してるので足早に立ち去りましたけどね ^-^;

夏がいつもより厳しかったせいか、動植物の季節や発生にすこし影響があるみたいです。
季節がずれたり、みじかかったり、いろいろですけどね。

蚕の休眠卵と非休眠卵

 やっと涼しくなってきたと思ったら、ネトゲに熱中して何もできなくなってる珍獣です。ドラクエがオンラインとかはまらないわけがないので勘弁してほしいものですよねえ。

 それはともかく、この夏はぐんま黄金という蚕をやりました。いつも同じ説明、同じ写真になってしまうので(あと暑くてブログの更新とかする気になれないので)、今回はツイートをちょこっとするだけにとどめました。

ぐんま黄金の記録
8月13日 掃き立て(孵化)
8月16日 獅子のやすみ(一眠) +3日
8月19日 鷹のやすみ(二眠) +3日
8月23日 舟の休み(三眠) +4日
8月28〜30日 庭の休み(四眠) +5〜6日
9月5〜6日 上蔟 +6〜7日

孵化から上蔟まで 26〜27日間
最終齢日数 6〜7日間

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▲ぐんま黄金の繭。ほんとうに黄金のよう。まぶしいくらいの山吹色です。このあと卵をとるために数個のこして*1全部冷凍庫で殺蛹しました。

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▲9月18日に羽化がはじまりました。メスは3頭いました。そんなに卵はいらないのですが、羽化・産卵がうまくいかない場合を考えていつも多めに残してます。今回は3頭とも産卵しました。

 なお役目を負えたカイコガは、全部カエルの餌になりました。うちではまったく無駄がありません。

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▲これが卵ですが、色の違いがわかりますか? 産卵直後の卵は乳白色ですが、次第に色がついて黒っぽくなります。しっかり黒くなった卵は、冬をこしてから孵化する「休眠卵」です。

 ところが、今回は 1蛾分だけ時間がたっても色が薄いままだったので、もしやと思ったら、産卵から8日目くらいに孵化してしまいました(写真にも毛蚕が写ってます)。どうやら冬をこさずに孵化する「非休眠卵」だったようです。

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▲少し寄った写真です。右上の色が濃いのが休眠卵、左下の色が薄いのが非休眠卵です。やっと並べて写真をとることに成功しましたー!

 せっかく孵化したお蚕ですけど、秋になると餌を調達するのが難しくなるので、今年はやらない予定です。

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▲で、こうなりました。カエルちゃんの水槽に貼り付けてやったら、このとおり夢中で、孵化したそばから食べてます。うちではほんとに無駄がありません。

 ちなみに写真のカエルちゃんはこの記事のヒキガエルです。ウシなんとかさんも元気ですよ。

2013年夏、追記:休眠欄と非休眠欄

 色の違いを並べて撮影することに成功、などと書いてしまいましたが、その後、2013年の春蚕に産卵させて観察したところ、蚕の卵は次のような変化をとげることがわかりました。

・産卵直後の卵はどれも白っぽい。

・休眠卵(冬を経験しないと孵化しない)は三日後くらいから茶色く変化し、やがて黒っぽく変化し、一週間以上たっても孵化しない。

・非休眠卵は、六日後くらいまで白いまま変化せず、七日目くらいに突然灰色っぽくなる(それが本文の写真)。卵の中にすでに黒い頭ができており、卵の皮ごしにそれが見える。そうなると翌日くらいに孵化する。

・無精卵は一週間以上たっても白いままで、やがてしなびて潰れてしまう。


という感じです。つまり「非休眠卵は色が変化しない」といってよく、七日後に灰色になるのは孵化の前兆というわけです。

*1:ぐんま黄金は一代交雑種なので、ここでとった卵からは親と同じ蚕は生まれません。似たような別のものになります。

タグ: カイコ カエル

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通りすがりの高校生 (10/12 07:15) 編集・削除

いろいろあってウシなんとかさんが我が家にいるのですが
現在尻尾が無くなって3週間目の成体1匹とお玉3匹です
成体はそこら辺のコオロギを食べて絶賛巨大化中なのですが
冬はどうすればいいのでしょうか?
やはり冬眠させた方がいいのでしょうか?
冬眠の環境や冬眠前のエサなども教えて頂ければ幸いです
現在室内の水槽で飼っています

よろしくお願いします_(._.)_

珍獣ららむ〜 (10/12 12:40) 編集・削除

こんにちは。
ウシなんとかさん(成体)の冬越しですが、
「ヒーターを買ってきて夏と同じように餌を与えて管理する」
が模範解答だそうです。
カエルは種類を問わず一番難しいのが冬眠です。
冬眠中に乾燥などで死んじゃうことが多いので、
暖めて冬眠させないのがいいってカエル専門店の人が言ってました。

でも、うちでは次のような方法で冬眠させてます。

1. 水槽はベランダに置く。
2. 秋のうちに餌をなるべく与えておく。
3. 園芸用の水苔を沢山用意しておく。水苔は100円均一店にもある。
4. 11月くらいに餌を食べなくなってきたら、水槽の水を減らして水苔を入れる。このとき水を完全に抜かないように注意。また、水苔はあらかじめ水を吸わせておくこと(乾いたまま水槽に入れると、水槽の水を全部吸ってしまうので注意)。カエルは勝手に水苔にもぐって寝てしまう。
5. 冬の間は完全に放置。雨がふって水かさが増しても抜かなくてよい。逆に、雨にあたらない場所で水が減っちゃうなら時々足しておくこと。乾燥させたら死ぬかもしれないので水は絶やさないこと。冬の間は餌を与えない。
6. 春の啓蟄(けいちつ)の頃に落ち葉を出して水槽の掃除をする。この頃にはほとんど目覚めていて、掃除する前に勝手に出てくることも多い。水から顔を出してるのをよく見るようになったら餌をやる。

こんな雑な飼い方で5年くらい生きてますので、
あながち間違ってはいないと思います。
最初の冬を越えられれば、次の冬もわりと大丈夫です。

ウシなんとかさんは寒さにも強そうなので
水槽を室内におくと寝ないかもしれません。
冬の間の餌の確保は難しい問題です。
アロワナの専門店が近くにあれば、活き餌として外来種のコオロギや、ジャイアントミールワームが手に入るかもしれません。
小鳥の餌にするミールワームなんかも食べるかもしれませんので、そこらへんは手に入るもので工夫するしかないです。

通りすがりの高校生 (10/13 00:47) 編集・削除

回答いただきありがとうございます
頑張って冬眠させてあげたいと思います

ちなみになんですけども、餌はどれくらいが適量なのでしょうか?
私は週2,3匹野生のコオロギ類を与えてます

あと我が家のウシなんとかさんは滅茶苦茶警戒心が強く、水槽の上から覗き込むだけですぐ水の中に隠れてしまいます(手で捕まえたら固まります)
この警戒心は永遠に解かれないのでしょうか・・・_(._.)_

珍獣ららむ〜 (10/13 21:28) 編集・削除

ウシなんとかさんは、たいてい警戒心が強いです。
うちのもちょっと覗くだけで水に潜っちゃいますよ。
人が見てると餌も食べません。
ただ、個体差は多少あるみたいで、
うちのコメント欄に来てくれる人がおっしゃるには
人に慣れるウシなんとかさんもいるらしいですよ。
でも、手から餌をやったりしたいなら
ウシなんとかさんよりヒキガエルがいいですね。


あと、一応書いておきますが、
みなさん、野性の生きものを飼育するなら、
種類を問わず死ぬまで世話してくださいね。
やむなく放す場合には
つかまえた場所で放すようにお願いします。
また、ペットショップで購入したものは決して野に放たないようにお願いします。

センニンソウ at 水元公園

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 水元公園にこんなの咲いてました。戸ケ崎側の門のそばだから、「水元公園につれていってくれ」と言われて連れていく場所じゃないような気はしますが。センニンソウでしょうか。 iPhone4 にて撮影。2012/09/03

 記事がそっけなくてすみません。そっけないのでよければ毎日でも更新できるのです。


 昨日〜今日は、晴れてるかと思えば突然はげしい雷雨になり、ぱっと晴れて、また降って、とう変な天気でした。特に、今日のお昼ごろの雨はすごかったです。横殴りで、家中の窓から吹き込んで床びっしゃびしゃ。風呂場に乾してた洗濯物さえびしゃびしゃになるほどです。部屋干しなのに雨にやられるなんて、想定外すぎてとりこみそびれました。

タグ:植物 地元(葛飾周辺)

アケビコノハ(死んでますけど)

 みなさん東京は暑いんです。暑くて死にそうなんです。もう何も手につきません、つきませんといったらつきません!!!

 そんなこんなで長野旅行をなかなかまとめられないので、軽いネタで間を埋めたりします。

 あ、そうそう。最近うちを見てくれるようになったみなさん、うちは美味しいものの話をした直後に芋虫の写真を平気ではったりするご機嫌なサイトです。

 10年以上こんな感じでずーっとやっているので読者が定着しません。一番の原因は珍獣様が癇癪持ちだからなんですが、そのあたりも含めて10年つづいていますから、もうあきらめてください。わたしもあきらめました。本当は炎上するような立派なサイトの持ち主になりたかったんです(だってそのほうが儲かりそうじゃない?)。

 それはそうと、アケビコノハです。この写真は葛飾区奥戸の運動場の近くでとりました。
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 この通り死んじゃって、あまりいい状態ではありありませんが、後翅の模様からアケビコノハの成虫だとわかります。

 アケビコノハというのは、幼虫が変な顔をしていることで知られています。昼間マクドナルドでDSiを起ち上げたのでうごメモにしてみました(笑)


 アケビコノハは素敵な芋虫です。一度見たら誰だって忘れられなくなる、印象的な姿をしています。子供の頃、アケビコノハ幼虫の写真を図鑑で写真を見て、あまりのショックで夢に見たほどです!

 アケビコノハの幼虫は名前の通りアケビという植物を食べます。アケビは東京にもないことはないですが、数が少ないので、アケビコノハの幼虫はめったに見かけません。

 でも、最初の写真のように、成虫が死んで落ちているのをたまに見るので、どこかにきっといるはずです。

 いつか飼ってみたいのですが、そのためにはアケビの栽培からやらないといけませんね。

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william (07/19 17:14) 編集・削除

多分2年前ぐらいからの読者(サイトの方)でございます。。
>美味しいものの話をした直後に芋虫の写真を平気ではったりする
そういうところが大好きです。
アケビコノハ飼ってみたいですね。成虫は見かけるのに、幼虫をみたことがありません。

珍獣ららむ〜 (07/19 23:10) 編集・削除

william さん、こんにちは。
うちの魅力を理解してくださるなんて、おお心の友よー!
これからもよろしくお願いします。