卵から生まれる茸シリーズ
和名 ツマミタケ
別名
中国名  
科名 腹菌類スッポンタケ目アカカゴタケ科
学名 Lysurus mokusin
原産地  
採集地 東京都葛飾区

 都立水元公園に毎年生えてくる茸なのです。茸は見分けるのが難しいですが、腹菌目の仲間たちは変なかっこしているので一発で覚えられます。
 
 
ツマミタケ 1999年10月4日撮影
 水元公園では、剪定した植木の枝を細かく砕いて
道に敷いているのですが、ツマミタケは木屑を敷いた道ばたに毎年生えてきます。

 茸といっても、シイタケみたいに傘を開くものばかりじゃありません。ツマミタケは、地べたからすっくと立ち上がり、傘をひらきません。

 穂先の黒いところネバネバしていて、いわゆる胞子になる部分なのですが、ちょうど猫の糞のようないやなにほひがっ。


 
 上の写真ではわかりにくいですが、ツマミタケは右の写真のような丸い玉からはえてきます。この写真だと、手前(下)のかたまりがツマミタケの卵だったと思います。

 奧(上)のやつはキツネノエフデという、やはり腹菌目の茸の卵です。この写真のものはもうすぐ皮を破って茸が出てくるところなのでいびつになってますが、もっと若いうちは丸くてトカゲの卵みたい。

茸の卵
1999年10月4日撮影

 
 卵を切ってみるとこんな感じ。右側が横断面で、左側が縦断面。
 半透明なゼリーみたいなものに包まれて、茶色い部分がありますが、ここのところが成長すると臭くなる部分です。
ツマミタケの卵 1999年10月4日撮影
シリーズその2
キツネノタイマツ

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