「きわもの」の本来の意味は「その時の流行や好みをあてこんで売り出す品物」(大辞林)のことであるが、そういったものには往々にして突出したセンスの輝きがある。
突出したセンスなどと書けば聞こえはいいば、中には突出しすぎて観客を置き去りにして突っ走って行くようなものも少なくない。それらは、ある意味では何かを極めてしまったものであり、あと一歩先に進めば荒れ狂うオホーツク海に転落しそうな瀬戸際に立つものだともいえる。
ここでは、パンダというグローバルなアイドル獣をモチーフにした「きわい」ものたちに光を当ててみよう。