(とりあえず軽くメモのみ)
江戸時代初期に中国経由で日本に伝来。
熟すと実が繊維状になるので糸瓜(いとうり)と呼ばれ、「と」の字がいろは歌では「いろはにほへとちりぬる」という具合に「へ」と「ち」の間にあるので「へち間」と呼ばれるようになった(マジで)。
江戸時代には、一般的なヘチマのほかに、薩摩・肥後・肥前・筑後(いずれも九州)には長さ三〜六尺(90〜180cm)にもなるナガヘチマというものが栽培されていた。
ヘチマの茎を切って瓶にさしておくとヘチマ水がとれる。江戸時代にはこれを痰の薬にしていた。また美人水といって肌につけた。現在でもヘチマ水は化粧水として用いられる(参考>『江戸時代の野菜の品種』)。
実を米のとぎ汁や泥水にさらしてタワシを作る。
沖縄では現在でも若い実を食用にする。
ベランダでヘチマを作ってみた時の写真