ジャガイモ
ジャガタラ(現在のジャカルタ)を経由して日本に伝来したことからジャガタライモと呼ばれ、ジャガイモと呼ばれるようになった。
ばれいしょ(馬鈴薯)
中国名。もとは中国に自生するホドイモの仲間の名前だった。その植物は芋が馬の首につける鈴に似ていることからマーリンスゥ(馬鈴薯)と呼ばれており、後に外国から入ってきた芋がマーリンスゥに似ていることから馬鈴薯と呼ばれるようになった。日本でジャガイモのことをバレイショ(馬鈴薯)と呼ぶようになったのは、本草学者の小野蘭山が「耋莚小犢(てつえんしょうとく)」という本の中に記述したのが始まりで、1808年のことである。参考>ジャガイモ博物館(無断リンク)
この件についてネット上を検索すると「17世紀、中国で、野生種の一種の「アンデイゲナ」とよばれる植物のイモの形が馬の首につける鈴に似ていることから、馬鈴薯(ばれいしょ)と呼ばれるようになった」というコピペめいた説明をかかげているサイトが複数存在するが、アンデイゲナとジャガイモの関係を明確に述べているサイトはなく、アンデイゲナが何語で(中国語なのかラテン語なのか)、どのような植物なのかを説明しているサイトもなさそうである。この怪情報の出所は一体どこなのか?
また、馬齢=マレー半島のことで、マレー半島を経由して中国に伝わったことから馬鈴薯といわれるようになったとの説もある。薯は芋のこと。
大地のリンゴ
ヨーロッパ各国でジャガイモのことを大地のリンゴと呼ぶ。