鯉口(こいぐち)
(1)着物の袖の種類。口の小さな筒袖。
(2)刀のさやの口。
鯉幟(こいのぼり)
布や紙で作った鯉ののぼり。端午の節句に男の子の成長を祝って飾る。夏の季語。
『こいのぼり』
童謡。一般に知られているのは以下にあげる歌い出しの 2 曲。
(1)屋根より高いこいのぼり
(2)甍(いらか)の波と雲の波
俎板の鯉(まないたのこい)
まないたの上に乗った魚のように、煮るなり焼くなり他人のなすがままになっている様子。袋の鼠には逆転のチャンスがありそうだが、俎板の鯉はよっぽどのことがなければ料理されるのみ。フリスクでも与えてみる?
鯉の滝登り(こいのたきのぼり)
登竜門、登龍門(とうりゅうもん)
中国の故事。黄河の上流に、三門峡という滝があり、どんな魚も上ることができなかったが鯉だけがさかのぼり、龍になって飛んでいった。このことから人が出世することを鯉の滝上りといい、立身出世にかかわる関門のことを登竜門と言う(『後漢書』李膺伝より)。日本で端午の節句に鯉のぼりをあげるのは、この故事に由来している。